普段通りに友人と会話をしている時「本当は真剣な相談したいのにな」と思っているのに時間だけが過ぎてしまうことはないでしょうか。
真剣な相談をしたいと思っている時、友人との何気ない会話の中でどう切り出すことで上手く相談ができるのか。
その切り出し方をご紹介します。
「実はずっとあなたに早く会いたいと思ってたの」
そこまで時間を空けて会った訳じゃない、会おうと思えばすぐにでも会える関係。
こうした仲の良い友人と会った時に「実はずっとあなたに早く会いたいと思ってたの」と言えば、友人は「どうして?」となりますよね。
「何かあったのかな」「改まってどうしたのかな」と思わせるために「早く会いたかった」と告げるのです。
いつでも会える、どこでも会える関係の友人に対して「早く会いたい」と思うには、それなりの理由があると感じますよね。
このように、何か理由があるのではないかと友人に思わせ興味を示させることで、話を聞く姿勢を持ってもらうのです。
どうしたのか聞かれた時に「実は相談したいことがあってね」と話し始めれば、早く会いたがっていた理由をも知ることができ、関心も一気に引くことができる。
「どうしてなのか」「何かあったのか」と思わせるように話を切り出すと、相手も聞く姿勢をとり、手っ取り早く相談をし始めることができるでしょう。
「最近どう?」と相手の様子を伺う
自分の真剣な相談を始める際には、少しばかり緊張してしまい、なかなか話しだしづらいということがありますよね。
そのような時は、まずその場の空気を「真剣」なムードにすることから始めてみると良いでしょう。
「最近元気ないけど大丈夫?」とか「忙しそうだけど最近どう?」と、まずは相手に真剣な話を求めます。
その場の空気をちょっとだけ真剣なムードにすることができれば、相談もしやすい状況が作れ「私も○○でね」「こういうことで悩んでて」と、ネガティブな話題でも入りやすくなります。
自分から真剣な相談をしづらいという人は、まず友人の相談や愚痴、悩みを聞き出してから話し出すと良いです。
友人の話を聞いてから話すことで、友人も「あなたの話も聞くよ」という姿勢を見せてくれるようになるため、相談したいことをスムーズに切り出すことができます。
ただ、その際は友人の相談にも真剣に耳を傾けるという姿勢が必要となるでしょう。
「ちょっと空気重くなってもいい?」
真剣な相談となれば、盛り上がっていたその状況や空気が、一瞬にして重くなってしまうことも考えられますよね。
それが暗い話しであれば、笑顔もなくなり、空気が一変してしまうことがありますが、友人の立場を考えると、そんな空気にしたくないと思う人は多いでしょう。
ただ、今話さないと自分が苦しい、友人に聞いてもらってアドバイスが欲しいと思っている場合は、あえて「今から空気を変えるよ」と宣告すると良いかもしれません。
「ちょっと空気が重くなるけどいい?」「笑えない話してもいい?」と冗談っぽく笑顔で言えば「別にいいよ」と受け止めてくれるでしょう。
あえて先に空気が重くなることを伝えることで、友人にある程度の覚悟を決めてもらい、相談しやすい状況にすることで、話しやすくなります。
ムードメーカーであったり、いつもふざけてばかりいる人、笑顔の絶えない人にとっては、このような重い空気を自ら作り出すことに抵抗があるでしょう。
しかし前もって「空気を変えるよ」と言ってしまえば楽になれ、友人も「いつも違うな」「何かあったんだな」と気付き、察してくれるでしょう。
ため息や沈黙を多くする
切り出すタイミングが分からない、上手に話を変えられないという場合は、友人に察してもらう方法で切り出すことも一つの方法です。
楽しい話をしている時に「はぁ」とため息を入れてみる、皆が笑っている時に俯いてみる、話を振られた時に沈黙になってみる。
「いつもと様子が違う」「今日は暗いな」「何かありそうだな」と友人に察してもらい、相手から「何かあった?」と切り出されるのを待つ方法です。
落ち込んでいるように見えたり暗い雰囲気を醸し出していれば「解決してあげたい」「力になりたい」と友人であれば思ってくれるでしょう。
ただ自分からは言いづらい、どう切り出せばいいか分からないという場合は、友人に任せて話を切り出してもらうということもできます。
もし「何かあった?」と言われたら、そこでは沈黙になるのではなく「実はさ」と話し出す。
察してもらうという方法で切り出せば、自ら言葉を選んで切り出すことをしなくて済むでしょう。
真剣な相談を切り出そう
楽しく話をしている時、久しぶりに会って笑顔が多い時、楽しい雰囲気が出来上がった時は、いくら仲の良い友人であっても、なかなか真剣な相談を切り出すことができませんよね。
自分のキャラによってもその切り出し方は異なるため、自分に合うやり方で話を変えてみると良いです。
空気が重くなることが嫌であれば、あえて「空気を重くするよ」と伝えれば、笑いながら「なになに」と応じてくれるはずです。
ちょっとだけ勇気を持てば、真剣な相談であっても上手に切り出すことはできるでしょう。
「友人へ真剣な相談を切り出す方法」への感想コメント一覧
「今日は愚痴が多くなるかも」とか「重い話してもいい?」とか、私もよく使います。友人の方もそう言われて「嫌だ」とは言えないだろうから、申し訳ないとは思うんですが、でも前置きがあるとないとではやっぱり聞く側の負担も違ってくると思うので、聞いてもらう側としては心遣いは忘れずにいたいです。