職場で服装を注意する方法とは?だらしない格好の社員を注意しよう

同じ職場で働く同僚とはいえ、その個性は様々だからこそ、服装にも各人の特徴がありますよね。

職場にはふさわしくない服を着てしまっている同僚もいることでしょう。

そこで今回は、角を立てることなく服装を注意するためのポイントをご紹介します。

注意する前に自分自身の服装を見直す

人に注意するときは、まず自分がその注意事項を守っているか、しっかりと確認することが大切です。

万が一、自分自身が職場にふさわしくない服装を着ているとすれば、その状態で他の誰かに服装のことを注意しても、あまり効力はないでしょう。

「人のことを言える立場ではないだろう」「発言と行動が矛盾している」と思われてしまい、むしろ聞く耳を持たれなくなってしまうかもしれません。

まずは1週間、毎日欠かさず自分自身の服装を細かくチェックしてみてください。

また、チェックするときはできる限り主観を捨てるよう心掛けてください。

会社が作っている、身だしなみにおけるマニュアルのようなものがあれば、それを読みながら事務的にチェックしていくことが良いでしょう。

このチェックの結果「自分自身は全く問題ない」と認識することができたなら、そこで初めて相手への注意に踏み出していきましょう。

服装を注意する場所を選ぶ

服装について注意するときは、くれぐれも注意する場所に気を付けて下さい。

具体的には、必ず「あなた」と「注意する相手」、2人きりになってから注意しましょう。

服装は、その服を着る本人の人柄や性格、美的感覚の現れです。

つまりその人自身の一部といっても良いでしょう。

そのような服装について他人から注意されてしまった時、全く動じることなく、あっけらかんとしていられる人はそう多くないはずです。

「自分自身を否定された」「自分のセンスはおかしいのでは」と感じてしまい、恥ずかしさやむなしさを覚えてしまう人もいるのです。

それ自体はどうしても避けられないことですが、それを「複数の人に見られているところで思い知らされる」というのは、注意された本人にとってさらなる苦痛を与えることになってしまいます。

こういった苦痛は不必要であり、むしろあなたと相手との軋轢を生む要因になってしまいかねません。

注意する相手の不要な心のダメージをなくすためには、あなたと相手以外、誰もいない空間で注意することが大切です。

最初に誉めてから注意する

服装とは、それを着る本人が自分なりに考えて、自分なりに良いと結論付けた衣装です。

着る人の思いが込められた服装について、頭ごなしに否定するのは良い結果を生みません。

そのため、服装について注意する前にまず「いつもオシャレな服を着てるよね」「あなたにとても合っていて素敵だと思っている」と誉めることから入ってみましょう。

本心ではそう思っていなくても構わないので、社交辞令だと割り切って、この行程は欠かさないようにしてください。

そしてその上で「それでも職場としてはふさわしくない」と注意してください。

まず最初に誉めることによって、相手は自分の服装を誉めてくれたあなたに対して心がオープンになり、このあとの注意をあまり抵抗なく受け入れることができる状態になります。

また「自分の服装が100%悪いわけではなく、あくまで職場として良くないだけ」と前向きにとらえてくれるため、相手の自信を不当に損ねる心配もありません。

会社の規則として服装について注意する

服装について注意するときは、あなた個人の意見としてではなく、あくまで会社として注意するように心がけてください。

あなた自身の価値観は、職場における誰かの服装を判断するにおいて、重要な基準とはなりえません。

それは単なるあなたの主観だからです。

「私はあなたのその服装、職場にはふさわしくないと思う」「個人的には容認できない」といったような口調で注意したとしても、相手は「それはあなたの勝手な意見だ」と思って反抗心を抱いてしまう可能性があります。

職場におけるふさわしい服装を決めるはあなたではなく、あくまで会社です。

そのことを念頭に置いて、注意するときの言葉選びに気を付けましょう。

具体的には「会社の決まりでこうなっているから」「会社として○○な服装が推奨されているから」といった形で注意を促してください。

このように主観を切り捨てた言い方をすることで、相手もまたあなたの言葉を「確かに、自分は良くても会社としてはだめなのかも」といったように主観を切り離して、客観的な事実として冷静に受け止めてくれることでしょう。

相手を思いやりつつ服装を注意しよう

いくら職場にふさわしくない服装を着ているとはいえ、その人も同じ人間であることに変わりありません。

服装という、着ている人自身の人柄や性格を映し出すものについて注意するときは、相手が不要に傷つかないよう、慎重な対応をとることが大切です。

あなた自身の主観は捨てて、相手をたてつつ、思いやりをもった注意を心がけましょう。

 

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