「小生」を一人称として使う人の心理とは。なぜ自分を小生と言うのか

最終更新日:2017年1月3日

男性と会話している時、自分の事を「小生」と呼ぶ方を見かけた事はないでしょうか。

そのような人を見かけた場合、少し引いてしまう方が多いのではないでしょうか。

男性はどのような心理状況の中で「小生」という言葉を使用しているのか探ってみましょう。

1.他とは違う自分を確立したい

「小生」を好んで使用している場合、自分のキャラクターを確立するために使用しています。

他人との区別をつけたい、周りとは一歩違う世界にいると言う、言わば周りに合わせる超普遍的な自分になるのが嫌な人が、一人称を変えてみようとして「小生」選んで使用しています。

協調社会に対する小さな反抗と捉える事ができます。

また相手に強烈なインパクトを与えたい時などにも使用します。

第一印象で覚えてもらえる、気にしてもらえる事を目的として使用する場合があります。

そのように自分が捉える事ができたら、あまり深く考えず「あなたを好意的に捉えています」と言う雰囲気を出しておきましょう。

「小生」の一人称が不快な方は、わざとあからさまに「小生」のワードの時だけ嫌な顔をし、はっきりと相手にやめてほしいと伝えれば、すんなりやめてくれるはずです。

2.ユーモアを求めている

ただ単に面白いからという理由で「小生」を使用している人がいます。

ようは芸人で言う「掴み」と考える事ができます。

この場合は善意や悪意などはありません。

どちらかと言えば周りに笑ってほしいと言う善意が込められているのかもしれませんが、本人は面白半分で使用しているだけなので、特に意味のない事だと考える事ができます。

またある程度の笑いを取った時点で一人称を「俺」や「僕」などの普通な状態に戻す事が多です。

いつまでも続けていると笑いの効力が落ちるのを知っているからです。

そのような心理の男性にとって「小生」はサービストークや前振りのようなものです。

あまり「小生」と言う言葉を気にせずに、笑ってあげる事でお互いに角が立たず、より良い交友関係を築く事ができるでしょう。

3.憧れている人が使っている

漫画やゲーム、アニメの好きなキャラクターだったり、映画で憧れている俳優が役作りのために使用していたなど「自分が好意を寄せている手の届かない人物が使用していた」と言う理由で使用する人は少なからず存在します。

よく「小生」を頻繁に使用している人のイメージがオタクに多いと言う風潮は、これらが原因でもあります。

ですからオタクに対して良いイメージを持たない人などは「小生」を使用する男性と会話する事で引いてしまいます。

現実と空想世界の区別ができていないんじゃないか、自分とアニメのキャラクターを混同しているんじゃないか、このような悪印象に見えてしまうのが「小生」を使用する事のデメリットですが、本人はそれを自覚していない事が多いです。

しかし「小生」の使用に悪意があるわけでは決してないのです。

自己満足によって完結させていると捉えて良いです。

とにかくこのような状況下での「小生」の使用は、自己陶酔の気がある事を理解しておきましょう。

4.ビジネスなどで使う

普段の生活の中や友達同士でふざけあったり、アイデンティティ確立のために使用されるイメージのある「小生」ですが、仕事のメールなどで「小生」を使用する場合もないわけではありません。

「小生」の意味は本来「自分をへりくだって呼ぶ事」なので、世間一般が思っているような昔の人だけが使っていた一人称などでは決してありません。

おそらく「小生」の一人称に対する風当たりが強いのは、このような勘違いが生み出しているのでしょう。

「小生」は現代でも使用する事のできる用語として理解しておくと良いです。

しかしこの「小生」と言う一人称は「目上の者が目下の者に対してへりくだって自分を呼称する場合」において使用する事ができる一人称です。

決して上司などへ送るメールなどには使用してはいけません。

5.幼少期から使用している

これはごく稀なケースかもしれませんが、家のしきたりや親が使用している環境下で育ってしまったら、当然「小生」を使用するように成長してしまいます。

普段男性が「俺」や「僕」を使用しているのは、周りの環境が使用する傾向にあるからです。

それと同じように、幼い頃から「小生」と言う言葉を聞きなれていれば、ためらいなくお自分を「小生」と名乗る事ができます。

この場合も善意、悪意などがないため使用を不快に感じても注意喚起することはできません。

なぜ小生を使うのかを理解しよう

「小生」を使う人の心理は人によって様々です。

「小生」の使用に疑問を持っている方もいらっしゃるでしょうが、一人称もまた個性です。

その事を理解し、頭ごなしに否定するのではなく、理解して受け入れる態度を身につけるべきです。

個人が見つけ出した自分のアイデンティティを否定せず、その人の心理を汲み取る事ができるようになりましょう。