仕事でミスをしてしまうことは誰にでもあります。
しかしあまりにも重大なミスだったり、上司や取引先の相手が苦手だったり怖い人だったりして、ミスを報告しなかったり、嘘の報告をした経験はないでしょうか。
嘘をつくとその場はしのげるかもしれませんが、その後ずっと後ろめたい気持ちを引きずらなければいけませんし、何よりバレた時に大変なことになります。
そこで今回は、仕事で嘘をついてしまった時の対処法をご紹介します。
同僚に相談する
もし何か仕事で嘘をついてしまった場合、一番早くできることは、誰かに相談することです。
中でも同僚というのは、同じ仕事をしていて、同じ上司がいて、同じ取引先がいる同じ立場の人間ですので、対処法も快く教えてくれる場合が多いです。
なんといっても社会的制裁を受けるリスクが最も少ない相談相手というのが大きいと言えます。
同僚であれば、アポなどのアリバイ作りや根回し、仕事の手伝い、最悪謝罪の手伝いをしてくれることが期待できます。
しかし小さな問題ならまだしも、会社の利益に大きな影響を与えるような嘘をついてしまった場合、同僚にその手伝いをさせてしまうと、バレた時に同僚も一緒に制裁を受けてしまう恐れがあります。
そうなっては迷惑をかける人間をただ増やすだけの結果になってしまいます。
同僚にヘルプを求めるのは、利益にそれほど関わらないレベルの問題にとどめておきましょう。
また逆に、同僚の方から助けを求められた時は快く引き受けてあげましょう。
大事なのは、普段からお互いに助けあおうという関係を築いておくことです。
上司に相談する
もしあなたがついてしまった嘘が、会社の利益に大きく関わるようなものだった場合、同僚に相談すると、同僚も巻き込まれてしまうことがあります。
そうなると利益だけではなく、人間関係にも亀裂が入ってしまうことにもなりかねません。
大きな嘘をついてしまった場合、素直に直属の上司に相談しましょう。
上司というものは、様々な問題が起こった時に解決する術を持っています。
最初は怒られるかもしれませんが、更に上の役職の人に知られるのを未然に防ぐことができるので、そこは甘んじて受け入れましょう。
上司の場合、同僚とは違って更に責任がある立場ですので、問題の解決方法は会社のルールに則ったものになる可能性が高いです。
なので始末書などの多少の制裁は覚悟しましょう。
もし嘘の件を誰にも相談せずにしておいて、後からバレてしまった場合、始末書などでは済まない可能性があることを考えると、そのぐらいで済むのなら上司に素直に言ったほうがいいですよね。
この場合も同僚の時と同様、普段から信頼関係を作っておくことが大事です。
上司の失敗で残業するはめになったとしても、嫌な顔をせず、むしろ励ますようにしたりすると、いざという時に上司も助けてくれるようになりますよ。
急いでリカバリーする
もし嘘をついてからそれほど時間が経っていなければ、自分でリカバリーができることがあります。
例えば上司に、今日取引先と打ち合わせのアポを取ったと嘘をついてしまった場合、すぐに取引先にアポを取り付けましょう。
見積金額や書類の修正などをやってないのにやったと言ってしまった場合は、すぐに修正にとりかかりましょう。
滞りなくそれが通れば何もなかったことになりますし、万が一バレてしまった場合も、更に言い訳をして取り繕うよりも、リカバリーしようとする姿勢がある方がまだ相手の心証も悪くありません。
しかし嘘を付いてから何日も経ってしまっている場合、リカバリーが不可能になってしまいます。
そのような場合は素直に誰かに相談するなりしましょう。
素直に謝罪する
相談できる相手が近くにいなかったり、取引先に嘘をついてしまった場合は、素直に謝るのがいいでしょう。
社内的なことであればある程度身内が融通を利かすことができますが、取引先というのは違う会社の人間ですので、そうもいきません。
会社同士の付き合いは、お互いの利益のこともありますが、信用もあります。
相手がどれだけ誠意を持っているかが見られています。
人間誰しもミスはあります。
見られているのは、ミスした時にどういった対応を取るかという部分です。
そこでその場しのぎの嘘をつかれると、誰だって気持よくないですよね。
なので失敗した時は何よりもまず謝ることが大事です。
リカバリーの仕方はその後一緒に考えればいいことです。
仕事で挽回する
どんなに相手に相談してうまくいったり、謝罪をして許してもらったとしても、嘘をついたという事実は消えません。
信用は失うのは簡単ですが、取り戻すのは時間がかかります。
なので今まで以上に仕事を頑張り、その姿勢を見てもらうことが大事になってきます。
仕事の失敗は仕事で取り戻しましょう。
仕事で嘘をついてしまったらすぐに認めよう
仕事で嘘をついてしまった時の対処法をご紹介しました。
失敗をしない人はいません。
生まれてから嘘をついたことがない人もいないでしょう。
大事なのは嘘をついた後に、どれだけ誠意を見せられるかです。
嘘は時間とともに大きな悩みの種になってきますし、嘘を正当化するにはもっと沢山の嘘が必要になってきます。
そのようなことになる前に誠意を見せてしまえば、心の中のつかえは取れますよ。
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