どんな時でもスマホを手放さない人、周りにいませんか。
食事中でも会議中でもテーブルの上にスマホがあり、人と話しているときでさえ片手にスマホを握りしめている人、いますよね。
今回は彼らの心理をご紹介します。
自分が大好き
スマホでは、メール機能やライン、フェイスブックなどのSNSアプリが使えます。
これらでは、自分から情報を発信するとともに、それらに対する返信が送られてきます。
自分が送ったメッセージを相手はちゃんと読んでくれたかどうか、自分が発信してからすぐに読んでくれているのか、無視しているのはだれか。
さらになぜ自分のメッセージは無視されているのか、など、自分が周りからちゃんと認識されているかが気になって片時もスマホを手放せないのです。
要するに、自分が大好きな人たちです。
自分が送信したメッセージに返信があれば、今度はそれに対していいコメントを返さなくてはなりません。
いいコメントを返して、いい人だという評価を得るためです。
できればすぐにコメントを返したいと考える人も多いでしょう。
もしすぐにスマホをいじれない状況だとしても、相手からのメッセージだけは把握しておきたいのです。
スマホの画面を見ながら目の前の人を会話をしているように見えても、その人は返信すべきメッセージのことで頭がいっぱいのはずです。
嫌われるのが何よりも怖い
スマホ依存症になると、目の前で起きていることよりもSNSの中の出来事のほうが現実感を伴います。
それは、SNSの中では自分の気持ちも相手の言葉もすべて活字になるからです。
目の前に生身の人間がいても、その微妙な感情の変化を受け取ったり言葉の抑揚を感じたりするのが困難になり、後でメールしてもらえばいいや、と感じたりしてしまうことさえあります。
メールなら活字になりますし、送信時刻や返信の文面も記録されるからです。
SNSでは、自分が発信した情報に対して、何人が見てくれたか、何人が「いいね」をつけたか、何分後に最初のコメントがついたかなど、すべて数値化されていきます。
すなわちそれが自分の評価だと感じてしまうわけです。
ということは、なかなか「いいね」がつかなかったり、否定的なコメントが寄せられたりすると自分の価値が下がった気がして悲しくなります。
何としてもそんな状況を避けるためには、よりよい情報を発信するか、あるいは相手をさげすむコメントを残すかを画策します。
このように、ネットの中で嫌われるのを何としてでも防ぐために、スマホが手放せなくなるわけです。
誰にも言えない秘密がある
携帯電話は、多くの情報を記憶しておける媒体でもあります。
だからこそ暗証番号や指紋認証機能など、セキュリティも十分な機器なのですが、秘密を抱えている人にとってはそれさえも信用できないのでしょう。
どこにいくときも肌身放さずスマホを握りしめています。
ポケットやカバンの中に入っている状態では不安で、手の中に存在していないと安心できないという状況です。
あなたに興味がないアピール
この人はスマホ依存症なんだなあ、と思っていたら、実は、あなたに興味がないことをそれとなくアピールしているのかもしれません。
あなたが力説する話題を聞いていないふりをしているわけです。
もともと、人の話は相手の目や顔を見て聞くものです。
しかし最近はパソコンやスマホが登場し、仕事をしながら人の話を聞くとどうしても視線はディスプレイ、という状況が増えてきました。
話し相手がずっとスマホ画面を見ていても、たいして不自然に思わないかもしれませんが、相手はあなたと視線を合わせるのを拒んでいるのかもしれません。
情緒不安定
前述したように、スマホを見ていれば、相手と目が合うことはありません。
人と目を合わせられない心理状況のときに、何か見つめるものが手近にあると便利です。
それがスマートフォンというわけです。
スマホには様々な機能がありますし、インターネットに接続すれば、ありとあらゆる記事を読むことができます。
その世界に没頭してしまえば、目の前で起こっている現実から逃避することができます。
というわけで、現実の世界で実際に行動しなければならない時にこそスマホを見ようとする人がいたら、現実逃避の一種と考えることができます。
仕事をしなければいけないのにとりあえずスマホ、受験勉強の前にまずはスマホ、これらが習慣化してしまっていたら、情緒不安定の一種ともいえます。
自分ではどうしても断ち切れない習慣になってしまっていたら、周囲の人の協力を得てスマホを見る時間を減らしたり、あるいは医療機関の協力を得ることも有効でしょう。
スマホを手放さない心理を知ろう
スマホはとても便利ですが、日常の動作を阻害する要因も多くはらんでいます。
スマホを手放さない理由にはいろいろあります。
それらは、現代人のだれもが持っている心理状態でもあります。
もしもスマホの画面を見ているとき、目の前にもコミュニケーションを取るべき相手がいたら、現実社会での立ち居振る舞いにも気を配りたいものです。
「スマホを手放さない人の心理5つ」への感想コメント一覧
飲食店で、男性二人組が向かい合って食事をしているのが目に入ったときのこと。二人とも、食べながらスマホをいじっていて、思わず「目の前の人とコミュニケーションとりなさいよ!」と言いそうになりました。