卒乳するメリット・デメリット。育児は楽になっても他の課題が出て来る

卒乳とは赤ちゃんが成長とともに自然と母乳やミルクを卒業することを言います。

断乳が母親の意思で母乳やミルクを断つことで、卒乳は赤ちゃんの意思で母乳やミルクをやめることです。

ここでは卒乳のメリットとデメリットをまとめていきたいでしょう。

母親の負担が減る

これは卒乳による一番大きなメリットと言えます。

授乳期のお母さんは制限がつきもの。

母乳育児の人はカフェインやアルコールの摂取ができがなかったり、体質によっては肉類や乳製品の摂取を控えなくてはなりません。

もちろん、母乳の味が落ちるという意味で油物や洋菓子を控えている人もたくさんいます。

卒乳をすることによりそれらを気にする必要がなくなるので、自由に飲食ができるようになります。

また薬も服用できるようになるので、体調の悪い時に薬を利用することもでき、改善が早くなります。

ミルク育児の人は外出の際の荷物がだいぶ減ります。

哺乳瓶や湯冷しの水など長時間出かける際は荷物もかなり多かったと思いますが、それらを持ち歩く必要がなくなるのでお出かけの準備もだいぶ楽になります。

また、粉ミルクを購入する費用も必要なくなるので、金銭的にもかなり楽になると言えます。

妊活ができるようになる

これは母乳育児に限ったことですが、卒乳をすることでホルモンバランスが整うので排卵周期が安定します。

生理周期も妊娠前に戻っていくので次の妊娠の計画が立てやすくなります。

もし授乳期に妊娠した場合は、授乳をすることによって子宮が収縮し流産のリスクが高くなるので断乳を検討したほうが良いでしょう。

子供が夜ぐっすり眠るようになる

夜中におっぱいを求めて起きてしまう子は卒乳を機にぐっすり眠るようになるようです。

また少食だった子が卒乳をすると食事の量が増えるということもあります。

ただ、これらは赤ちゃんによって個人差があります。

卒乳しても眠りの浅い子もいますし、少食のままの子もいますのであまり卒乳に期待をしないほうが気持ち的に楽ですよ。

外出がしやすくなる

母乳育児の人は出かける際、どこに授乳室があるのか気にして外出する必要があります。

もし授乳室が無いところに出かける時は授乳ケープを利用すると思いますが、授乳ケープをあまり使い慣れていないと赤ちゃんが嫌がりうまく授乳ができないので大変です。

卒乳をすると授乳する場所の確保をしなくて良くなるので外出できる場所が多くなります。

ミルク育児の人は荷物の軽減が大きいですし、お湯を持ち歩かない人は授乳室を探す必要があります。

授乳室がない場合は飲食店でお湯をもらうと思いますがその手間もなくなります。

卒乳のデメリット

乳腺炎になりやすくなる

母乳育児の人は卒乳により乳腺炎になる人が多いです。

自分で絞ったり搾乳器を使う人もいるみたいですが、やはり赤ちゃんに吸ってもらうよりうまくはいきません。

乳が張りやすい、詰まりやすい人は特に卒乳する際は母乳外来を利用すると良いでしょう。

赤ちゃんとのスキンシップが減る

授乳は赤ちゃんとの最高のスキンシップです。

卒乳はお母さんの意思がある断乳とは違い、赤ちゃんの意思で母乳をやめるのでお母さんはとても寂しい気持ちになります。

しかし卒乳は新しい親子の関わり方を見つめ直す時期でもあります。

卒乳をする時期の赤ちゃんは遊び方も上手になっていますのでその遊びの中にお母さんも参加するようにしたり、絵本を読んだりお話をしたり今まで以上にスキンシップをすると良いでしょう。

赤ちゃんの食事に気を使う

母乳やミルクは栄養満点です。

授乳中の食事は母乳やミルクの補助といった感じでしたが卒乳をすると食事のみで栄養をとる必要があります。

卒乳をした赤ちゃんには今まで以上に栄養バランスに気を使いましょう。

またアレルギーがなければ牛乳を上手に利用すると良いでしょう。

8.赤ちゃんが不安定になることも

母乳育児だと今までぐずっても授乳で解消してきたでしょう。

しかし、授乳ができなくなると機嫌が悪くなってもこの手は使えないので大変です。

赤ちゃんも授乳により与えられていた安心感が得られなくなって不安定になりやすい時期でもあります。

自分から卒乳したとは言えまだまだ甘えたい盛りです。

今まで以上に赤ちゃんの様子に気をつけて、ぐずってしまった時はぎゅうっと赤ちゃんを抱きしめてあげましょう。

授乳がなくても赤ちゃんはお母さんのぬくもりややさしい声で安心します。

卒乳のメリット・デメリットについて知ろう

卒乳の年齢は1歳前後からだと言われています。

自分で歩けるようになり、離乳食が1日3回取れるようなれば卒乳をタイミングです。

赤ちゃんが自分の意思を持つということですが、やっぱり寂しくなっておっぱいを欲しがることもあります。

また、2歳や3歳になってもおっぱいを欲しがる子はいます。

食事で十分に栄養はとれていますが安心したくておっぱいを欲しがることもあります。

そんな時は焦らず赤ちゃんのペースでゆっくり卒乳を進めていくと良いでしょう。

 

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