送別会で挨拶する際のポイント。立つ鳥跡を濁さずでいこう

春になると異動や転勤といったケースが多くなります。

そうした中、職場や部署を離れる人を激励するといった意味を込めて、送別会をするところも多いでしょう。

この時、もし自分が送別会の場で去る側の立場だった時、挨拶では何を伝えるのが適しているのでしょうか。

これまでの感謝の気持ちを伝える

これまでお世話になった先輩、上司、後輩、すべての人に感謝の気持ちを伝える最後の場です。

送別会では当たり前といってもいいほど、去る人は感謝の気持ちやお礼を発することが多いです。

まずはお世話になった上司にお礼を述べて、面倒を見てくれることの多かった先輩にも感謝の気持ちを伝えること。

そして、忘れてしまいがちですが、自分を先輩として慕ってくれていた後輩へも、感謝の気持ちを伝えることが大切です。

どうしても頭の中に浮かぶのは、目上の人に対しての感謝の気持ちですが、去っていく先輩を思う後輩だっているもの。

そして「こんな先輩になりたい」と思ってもらえるためにも、最後までお手本になってあげることが大切です。

送別会を機に、もう会わない関係になるかもしれませんが、人として社会人として、後輩には大きな姿を見せておきたいもの。

いつかまた会った時に「尊敬できる先輩」として慕われると、自分自身も嬉しい気持ちになれるものです。

上司や先輩にはもちろんのこと、後輩といった下の立場の人にもきちんと感謝の気持ちを述べることが大切でしょう。

次に向けての目標や思いを告げる

送別会となると、別れを連想させるために、どんよりした空気になってしまうこともあります。

中には去ってしまうことに対して悲しみを感じ、泣いてしまうといった人もいるほど。

長く務めた場所や人間関係が築き上げられている場合だと、珍しいケースではないでしょう。

こうした送別会では、出来る限り笑顔がある空間にしたいもの。

ただし、去っていく人以外が変に盛り上げるというのも、なんとなく空気が乱れてしまいます。

去って行く人が自ら明るい送別会にするためにも、今後の目標や希望、思いを告げるということも、空気を明るく保つ方法です。

今後に期待している自分がいること、もっと大きくなれることに喜びを感じていること、楽しみで仕方がないといった話をするだけでも、暗い雰囲気から一変、前向きな送別会になります。

長々と説明するのではなく、今後はこういう事にチャレンジしてみようと思うといった希望を一言程度で伝えると、周りも応援モードになってくれます。

送別会で離ればなれになってしまうことに悲しむのは仕方のないことですが、そうした場すら楽しい空間に出来る人なんだというプラスの印象を持ってくれることでしょう。

また、この人とは今後も付き合いたいという感情も抱いてくれるかもしれません。

明るい話題を自分から振れるよう、前もって準備しておくと良いかもしれません。

プライベートで付き合いを続けたいという気持ちを伝える

仕事では離れてしまって関わりがなくなってしまうかもしれないけど、プライベートでは今後も付き合っていきたいという思いを伝えると、印象は良くなります。

内心、離れられてせいせいするといったケースもありますが、大人として社会人として、円満に退社や異動するためには大切な言葉となります。

仕事上の付き合いはなくなってしまうかもしれないけど、今後も友人のような関係を保ちたいと思うと言われて、嫌な感情を持つ人はいません。

むしろ、そこまで思ってくれていることに感謝されたり、付き合いの良い人といった印象を持たれることでしょう。

社会人になるとどこでどうつながっているか分からないもの。

もしかしたら今後も何かしらの形で関わりが出てくるかもしれないことを、忘れてはいけません。

最後だからと失礼なことを言ったり、場違いな発言をしてしまうことで、今後の関係が悪くなってしまうことも考えられます。

特に異動や転勤が多い会社の場合は、色んな人との繋がりを感じるもの。

そしていつか他の人がまた異動等してくるケースだってあります。

良好な関係を続けたいという気持ちを伝えることで、今後も良い状態でいられることでしょう。

笑顔を忘れない対応を心掛ける

最後だから、この人達とはもう会わないからと、面倒に思って態度に出してしまうのは最も最悪なケースです。

送別会はあくまで自分の為に行っているもの、そして忙しい時間を割いて皆が集まってくれていることを忘れてはいけないでしょう。

少なくとも、皆離れていく人を笑顔で見送ってあげたいという気持ちを持っています。

自分がメインであること、自分の為を思ってしてくれていることに対応出来るよう、常に笑顔を絶やさないでいることが大切です。

また、挨拶が終わったから、送別会という空気ではなくなってきたからと、途中で一人抜け出すことも良いことではありません。

自分の為にしてくれていることを常に頭に入れて、周りの人が不快な気持ちにならないよう、出来る限り笑顔で接するのが良いでしょう。

挨拶の際には笑顔で言葉を述べる、笑顔で感謝を伝えるといった対応を心掛けましょう。

ただし、感動や感謝から来る涙は良いことです。

送別会に素敵な言葉を送ろう

送別会の時期になって、自分が去っていく側だとしたら、その日に向けて挨拶の準備をする人もいるでしょう。

特に初めての送別会となると、どういう空気感を作ったら良いか、何を言葉にしたら良いか悩んでしまうこともあります。

基本的には、感謝の気持ち、お礼の気持ちといったように、今までの思いを言葉にして伝えるのがベスト。

加えて失礼のない対応や表情を心掛けると、周りに与える印象も良くなることでしょう。

 

    「送別会で挨拶する際のポイント。立つ鳥跡を濁さずでいこう」への感想コメント一覧

  1. 1. 名無しのイケジョさん2018/05/02(水) 19:07

    今度異動することになり、送別会を開いてくれることになったのですが、どう挨拶していいのか悩んでいましたが、笑顔を心がければ、いい印象を持ってもらえるんだと再確認できました。

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