会社で働いていると、幾度と退職の場面に立ち会うことがあります。
せっかくなら日頃の感謝の気持ちを込めて、喜んでもらえるプレゼントを渡したいですよね。
今回は、同僚が出産を機に退職をする場合のプレゼントの選び方を考えてみましょう。
プレゼントの予算を決める
あまり高価なプレゼントを送ってしまうと、相手を困らせてしまいます。
そのため、退職祝いでのプレゼントの相場を把握しておきましょう。
個人的にお祝いする場合は、3、000円~5、000円程度、複数人の場合は10、000円~30、000円前後が妥当なラインです。
複数人の場合は、他の人の意見も聞きましょう。
場合によっては、あまりお金を出したくないという人も出てきます。
退職者の社歴なども関係してくるでしょう。
選ぶ時には万が一、一任されていたとしても、人数により個人負担額を設定した上で、一度相談し、承諾を得るようにしましょう。
闇雲に探すのではなく、ある程度範囲を決めて選ぶことがまずは重要となってきます。
退職祝いのご法度に注意
退職祝いにもご法度が存在します。
例えば、「くし」。
歯が欠けることや、漢字で「苦死」を連想させるため縁起が悪いとして、プレゼントには適していません。
また、女性へのプレゼントで選んでしまいそうな「ハンカチ」。
漢字で「手巾(てぎれ)」と書き、「手切れ、縁切れ」を連想させるため、こちらもプレゼントにはふさわしいとは言えません。
他にも、現金は勿論のこと、「踏みつける」印象を与える「履物」や「敷物」、弔事に使われる「日本茶」なども、お祝いには適していません。
加えて、プレゼントにのしをつける場合は「御礼」「贈呈」とし、決して「退職祝い」としないよう気を付けましょう。
相手が会社から離れることをお祝いする意図になってしまうためです。
こういったことは、20代の女性はあまり気にならないかもしれませんが、年配の方が特に気にするものです。
常識のある印象を植え付けるためにも、知っておいて損はないでしょう。
出産を機に退職する場合、喜ばないものの例
出産を機に退職する場合、プレゼントを選ぶ側が出産未経験者であるならば、必ず経験者に相談をすることをオススメします。
経験談を元に喜ばれるプレゼントが見えてくるでしょう。
例えば、妊婦には食べてはいけないものや、その人によっては食べることを避けているものがあります。
生もの(チーズ・生ハムなど)や魚介類(マグロ・金目鯛など)、カフェインなどがその例です。
病院によっては体重制限があり、ギリギリでお菓子を控えている人もいるでしょう。
また、本人が欲しがれば別ですが、一般的にはベビー服などの赤ちゃん用品は適さないと言われています。
出産は最後まで何が起こるから分かりませんので、無事に赤ちゃんが産まれてからあらためてプレゼントしましょう。
出産を機に退職する場合、喜ばれるプレゼント
上記したように、赤ちゃんに向けてのプレゼントというよりも、妊婦である本人に向けてのプレゼント選びを心がけましょう。
例えば、「体をゆっくり休めて元気な赤ちゃんを産んでください」といった意味を込めて、お腹を支えて寝られるような抱き枕や、お腹を温めておけるブランケット・腹巻などは喜ばれます。
また、職場で見ていて、コーヒーや紅茶が好きだと感じた場合、高級なブランドのノンカフェインは喜ばれます。
これは、その後、授乳中にも飲めたり、赤ちゃんを通したママ友を家にご招待する時などにも使え重宝されます。
出産未経験者はよくフォトフレームを選びますが、産後は忙しくなかなか写真の整理が出来ず、飾る余裕がないとして、好まれない場合もありますので、その人の普段の嗜好や性格なども考慮に入れたプレゼント選びをするといいでしょう。
プレゼントとプラスして考えること
プレゼントは勿論ですが、定番の花束や、みんなからの寄せ書きは喜ばれる贈り物の一つです。
花束は、「新しい出発」の意味のあるスイートピーや「感謝」のかすみ草などを入れるなど、お花屋さんと相談してみてはいかがでしょうか。
また、花瓶がない家も最近は多いです。
長期保存可能なブリザーブドフラワーにするのも気が利いています。
通勤方法なども考慮し、電車の場合はなるべく重くならないよう小さめにまとめましょう。
最後に、プレゼントが揃ったら、あとは渡すだけです。
プレゼントを渡す時期は、一般的に、退職が決まった1週間~2週間以内に渡すことが妥当と言われています。
ですが、これは臨機応変でいいでしょう。
よく、退職する日にまとめて渡していますよね。
退職時のプレゼントを渡してあげよう
以上5点を参考に、出産を機に退職される同僚へのプレゼントの準備を進めてみてはいかがでしょうか。
何が欲しいか聞けないプレゼントは選ぶのが大変ですが、サプライズの意味でも喜んでくれた顏を見ると嬉しいですよね。
一番最後には、退職の日にみんなで写真を撮って後日送ってあげるなどしても、さらに嬉しいでしょう。
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