会社を辞める時の退職理由とは?遺恨を残さない上手な退職理由を告げよう

会社に不満があって転職をする時など、理由を聞かれて困ってしまうという方も多いのではないでしょうか。

「立つ鳥跡を濁さず」という言葉があるようにネガティブな退職理由であっても、それをオフィシャルに発表しないほうが得策です。

そんな時、どのような退職理由を言えばいいのでしょうか。

寿退社・夫の転勤、転職などを理由にする

せっかく雇ってもらった会社が、全く自分に合わず、不満だらけとなり、短期で退職したくなってしまった時など自分にも「こんなに早く辞めて申し訳ないな」という罪悪感がある場合は、「急に結婚することになったので、相手の希望もあり準備や新生活等落ち着くまでお仕事を辞めることにしました」や「夫が転勤になるかもしれないので、準備のために退職します」「夫が転職するため、生活に変化がある。落ち着くまで仕事を辞めて家庭に入ります」等の理由を挙げるのも一つの手段です。

しかし、この場合、辞職する会社の方々と退職後も個人的なお付き合いを続けるような関係性であれば嘘だとばれてしまうのでNGです。

会社の人間関係等も丸ごと捨ててしまいたい。

何の未練もないといった場合にはオススメです。

後日、町でばったり会ったとしても「結婚延期になったんです」「夫の転勤がなくなったので」等とごまかすことはいくらでも可能です。

むしろ、何も言わなくて笑顔で会釈するだけでもいいかもしれません。

こう言った家族や家庭の事情や、幸せなお話であれば辞意を表明された側もいやな気分はしないはず。

明るく送り出してくれるでしょう。

知人の会社の立ち上げを手伝って欲しいと言われた等、前向きな理由にする

何となく会社と合わない、会社に自分の居場所がないような気がして後ろ向きな気持ちになって退職する場合でも、公には前向きな理由をあげることをオススメします。

例えば「友人が会社を立ち上げることになり、どうしても軌道に乗るまで手伝って欲しいと言われて」「親戚の会社で欠員が出て、しばらくはそちらに来てもらいたいと言われたので」などと、自分は他のどこかから「どうしても必要とされている」という前向きな理由はいかがでしょうか。

もしあなたが退職する会社でもそれなりの力を発揮して、認められていたら「やっぱりあの人はあちこちから手伝って欲しいと言われるくらい優秀だったんだ。逃した魚は大きいな」と同僚や上司から思われるかもしれません。

こういう印象を残しておくと、また退職した会社で欠員が出たときにお声がかかる可能性もなきにしもあらずです。

次の転職先でも、実際働き始めるまでは会社の内情なんてわかりません。

やっぱり前の会社が良かった、戻りたいと思うことだってあるかもしれません。

こういう時のためにも、「軌道に乗るまで」や、「しばらくは」などの言葉を使っておけば、また古巣に戻るチャンスも残しておけるのです。

ずばり条件面を理由にする

もしあなたが現在の会社の人間関係や仕事内容には十分満足しているけれどお給料や昇進、休日出勤の多さなどの条件面だけで、もっと良い境遇を求めて退職を決意したのであれば、そのものずばりを正直に会社に言ってもいいでしょう。

「家庭の事情で、もう少し所得が必要になったので」「家族の介護があり休日出勤が難しくなったので」などと決して高慢な態度ではなく、謙虚さを出していくのがポイントです。

あなたの交渉力次第では、会社側も譲歩してくれる可能性もあります。

本当に欠かせない、なくてはならない人材であれば「次の昇給時期まで待てないか」「休日出勤はしなくてもいいから」「なるべくあなたの希望に近い部署に異動してみないか」などと、あたなにとって好条件が出てくるかもしれません。

その条件を聞いて、留まってもうひと頑張りするも、やっぱりやめて新天地を目指すもあなた次第です。

もし、会社側から何の譲歩もなく、あっさり辞表を受け取られてしまったら、「もっと自分を認めてくれて必要としてくれる会社に行こう」と前向きに捉えて進めばいいのです。

ただ、いくらこちらから「辞めたい」と思った会社でもあっさり「どうぞ」と言われてしまうのは少し悲しいですね。

退職理由は過激なものでなく、遺恨が無いようなものにする

大人の退職のマナーとして「立つ鳥跡を濁さず」の姿勢は基本です。

ポジティブな理由で退職を表明し、最後の1日まで誠実に仕事を務め、しっかり引き継ぎまでこなして退職すれば、その姿勢は周りの人のあなたへの好感度を高め、「素晴らしい人材を放出してしまった」という後悔まで生ませることもあります。

退職する会社の上司や同僚がこれからの就職口や仕事口を紹介してくれる大切な人脈になってくれるかもしれません。

そして何より、これから先の社会人人生において、あなた自身の自信となってくれるはずです。

 

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