よく「付き合う前にエッチするのは、女性としてはナシ」や「女性側は損をするから、エッチは付き合ってからにしたほうがいい」と言われています。
男性側が同じ言葉を言われることはほとんどありません。
女性は男性と違って、貞淑や純潔を求められているためです。
不平等に感じる事柄ですが、それでも女性が交際する前にエッチしてしまうのがなぜダメなのかその理由を詳しく解説します。
付き合う前にエッチをすると相手の男性から軽く見られ、交際後もイニシアティブを握られてしまう
交際する前にエッチをしてしまうと、相手の男性は「こいつは軽い女だな」という認識になります。
肉体関係だけの割り切った付き合いならば、それでも問題はないでしょう。
しかし、肉体関係から恋人関係に発展することもあります。
肉体関係を結んでいたときよりも付き合いが深くなっていき、彼氏の態度や考え方も変化していきます。
プラス思考の彼氏であれば「付き合う前に体の相性を確かめられた」と思ってくれるかもしれません。
しかし彼氏がマイナス思考だった場合は交際前のエッチが後々まで、女性にとってマイナスに作用してしまいます。
彼氏は最初に抱いた「軽い女」という評価を、恋人となってからも変えることができません。
彼氏の中では「誘われれば誰とでも寝る女」という意識があるためです。
ですから、ラブラブの関係になったとしても、彼氏の中にはどこか「遊び半分、本気になっていいのかわからない」という意識が残ってしまいます。
その後交際が順調に進み、最終的に結婚というゴールに至ったとしても、その意識を変えることが難しいと言えます。
心のどこかで「俺よりも魅力的な男が現れたら、エッチをするのではないか」と思っており、彼女に対して疑心暗鬼になっているからです。
これは女性にとって、屈辱的なこととも言えます。
また女性側にも「付き合う前に寝てしまった」という「うしろめたさ」があると、イニシアティブを完全に彼氏に握られてしまいます。
ことあるごとに交際前のエッチについて問い詰められたり、嫌みを言われたり、彼氏と対等ではいられなくなる可能性が大きくなります。
交際前に男性から体を求められても「エッチは付き合うようになってから」と拒否しておけば、恋愛関係になったときに、自分がイニシアティブを握りやすくなります。
ケンカした時に、付き合う前にエッチをしたことを蒸し返される
恋人としての関係をスタートさせてからマイナスになることの一つが「ケンカしたとき、最初の関係について蒸し返される」ということです。
ケンカをして頭に血が上った彼氏が「だいたいお前は付き合う前に簡単に男に抱かれる、尻軽女じゃないか」というような屈辱的なセリフを口にすることが、実際にあります。
「あなただって、同じことじゃない」と言い返しても、説得力はあまりありません。
世間一般では女性は貞淑でなければならず、男性は女性経験が多い方がいいとされているからです。
つまり、男性は付き合ってもいない女性とエッチをしても、それがマイナスに評価されることがほとんどないのです。
「据え膳食わぬは男の恥」という言葉があるように、男性は数多くの女性と肉体関係を持つことが良しとされています。
むしろエッチのチャンスをみずから逃すことは男のすることではないという考えが世間に浸透しきっているのです。
付き合う前にエッチをしたら浮気を疑われても、返す言葉がない
肉体関係から始まった関係でも、交際に発展することがあります。
精神的な絆を深められるカップルもいるでしょう。
仲睦まじい関係になれれば、なによりも喜ばしいことです。
しかし精神的なハードルが高くなってしまうことも覚えておきましょう。
お互いの愛情が深まれば深まるほど、比例するように嫉妬心も膨らんでしまうのが、人間の悲しい性です。
彼女に深い愛情を抱く彼氏が、その愛情ゆえに彼女の浮気を疑うということも十二分にあります。
浮気の疑いが完全に彼氏の勘違いだったとしたら、女性は「浮気なんてしてない」と当然強く否定するはずです。
そのとき彼氏に「信じられない。だってお前は、俺とだって付き合う前にエッチしたじゃないか。だから俺以外の男とも同じことができるはずだ」と言われたら、どうでしょうか。
「あなたとはエッチをしたけど、他の人とは絶対にそんなことはしない」と、いくら力説しても、彼氏を納得させることはできないでしょう。
「あなただって、交際する前に私を抱いたじゃない」と言っても、彼氏の耳には届かない可能性が大きいと言えます。
付き合う前にエッチをすると、悪いウワサを立てられる
男性は同性の友人に「エッチした自慢」をしたがるものです。
ですから、付き合う前にエッチした女性のことも、友人に話します。
どういう風にエッチに持ち込んだか、どこでエッチをしたのか、相手がどんなプレイが好きか、バストやヒップの大きさはどうだったかなど、事細かく話すでしょう。
相手の女性をバカにするような表現をしてでも、友人を面白がらせたい、笑わせたいと思うのが男性です。
肉体関係を持ち、運よく恋人関係になったとき、彼氏はその友人に彼女を紹介することもあるでしょう。
するとその友人は「ああ、この子が付き合ってもいないのにあいつと寝た女なのか」と思うわけです。
そして、こうした性的なウワサは、尾ひれをつけながらどんどん広がっていくのが常ですから、やがて思いもよらない多くの人が、彼女に対して同じ評価をするようになってしまいます。
もちろんそれは可能性にすぎませんが、悪いウワサを広められてしまう危険性は小さくないと認識したほうが賢明でしょう。
エッチをした相手の男性がストーカー行為をする危険性がある
さらに大きな危険性も想定しなければなりません。
それは、肉体関係を持った相手の男性がストーキングに走るという危険性です。
付き合ってもいないのに、肉体関係を結ぶことはリスキーな行為と言えます。
女性の側は一度だけの遊びのつもりで、ベッドを共にしたとしましょう。
しかしその一度で、相手の男性が女性に夢中になってしまう可能性は、十分ありえます。
夢中になった彼から交際を申し込まれ、女性がそれを断ったとします。
一般的な感覚を持っている男性であれば、しつこく追いかけることなくあきらめるでしょう。
しかし、彼がストーカー体質だったとしたら事態は悪化していきます。
場合によっては命の危険すら感じることになってしまうかもしれません。
エッチはきわめてプライベートな部分を見せ合う行為なので、相手の男性を勘違いさせてしまいます。
相手の男性の人柄はほとんどわかっていない状態で肉体関係を持つということは、自分の身を危険に晒すことでもあります。
ストーカー体質の男性とそうとは夢にも思わずに関係を持ってしまうということも、少ない割合ではありますが考えられるのです。
相手のことをよく知らずに肉体関係を持ち、トラブルに巻き込まれる女性も増えているため、自衛することが重要と言えるでしょう。
付き合う前のエッチはリスクがある
付き合う前のエッチにはリスクが伴います。
人柄のわからない男性と安易にエッチをする危険性があることを認識しておきましょう。
もちろん肉体関係からスタートして、しあわせな恋人関係に発展するケースも少なくありません。
ただ付き合う前のエッチには、これだけのマイナス要素やリスクがあることだけは、しっかり認識するようにしましょう。
「付き合う前にエッチをしてはいけない理由5つ。交際前の性行為は女性にとってリスクが高い」への感想コメント一覧
付き合ったり結婚した後でも、蒸し返されたり、そういう女だと思われてしまうんですね。マイナスになることばかりなので、肝に命じておきたいと思います。