ワイシャツ襟袖汚れを真っ白にする方法とは?キレイに洗おう

ワイシャツの襟袖汚れが落ちにくくて困っていませんか?クリーニングに出せば料金がかかりますから、できる限り手洗いや洗濯機でキレイに汚れを落としたいものです。

汚れの原因を知り、その性質に合った落とし方をすれば、自宅でも襟袖汚れをキレイに落とすことができます。

そこで今回はワイシャツの襟袖汚れをキレイに落とす方法をご紹介します。

まずはワイシャツの襟袖汚れの正体を知ろう

身頃の部分は真っ白なのに、襟袖は黄ばんだり黒ずんだりしてしまうワイシャツ。

一体なぜこの部分だけ汚れるのでしょうか。

それは襟や袖部分が肌に直接触れる部分だからでしょう。

身頃は下着が間に入っており、直接肌に付く部分が少ないのです。

触れたりこすれたりする機会の多い襟袖は、体の皮脂が最も付きやすい部分です。

また、ホコリなどの外気の汚れも付きやすい部分でもあります。

襟袖の汚れの正体は「皮脂」と「ホコリ」。

皮脂が付くと黄ばみ、その上ホコリなどが付くと黒ずみとなります。

汗のかきやすい首回りに接する襟は黄ばみ、机や棚などホコリの付きやすい袖は黒ずみ汚れが多いでしょう。

ぬるま湯で手洗いが基本

汚れを落とすには、油汚れである「皮脂」を落とすことに重点をおくことがポイントです。

普段の食器洗いと同じく、油汚れは冷たい水ではなかなか落ちてくれません。

しかも襟袖の皮脂汚れは繊維の奥に入り込んでしまっています。

そんな皮脂を落とすためには、まずお湯を使うことは基本です。

そして汚れを繊維からもみだすために手洗いをします。

お湯といってもお茶を入れるときのような熱いお湯である必要はありません。

40度前後の食器洗いで使えるくらいの「ぬるま湯」で充分です。

どのような洗剤を使うにしても、まず洗面器にお湯を張り、襟袖部分の汚れが気になる部分を浸します。

お湯が繊維に充分浸透したら、軽くもみ洗いしましょう。

あまりこすりすぎると生地が傷んでしまうので、両手でやさしく汚れをもみ出すように洗います。

お湯の力でも少しは汚れを落とせるでしょう。

お湯が汚れたら捨て、再度お湯を張ります。

次は洗剤の力を借りて落としましょう。

純度の高い固形石けんで洗う

油は酸性なので皮脂も酸性です。

そして酸性汚れを落とすにはアルカリ性の石けんを使って中和する必要があります。

そこでオススメしたいのは「固形石けん」。

お湯での予洗いが終わったら、汚れの気になる部分に固形石けんをこすりつけます。

そして汚れをもみ出すようにやさしく洗います。

その後、ワイシャツをネットに入れて仕上げ洗いします。

時間がないときは襟袖に石けんを軽くこすりつけた後にネットに入れて洗濯してもよいでしょう。

また、固形石けんの選び方にもコツがあります。

香料など余分のものが入っておらず、純石けん分の割合が高いものほど生地を傷めず汚れを落とすことができます。

石けんの成分表に「脂肪酸ナトリウム98%」などと表記がありますが、脂肪酸ナトリウムが石けんの成分なので、その数値の高いものを選ぶようにしましょう。

できれば脂肪酸ナトリウムは70%以上あるものが理想です。

このようなものは手洗いをしても手荒れしにくい点でもオススメです。

純度の高い固形石けんは「ミヨシ石鹸」や「シャボン玉石けん」など自然環境にやさしい商品を扱うメーカーから販売されています。

酸素系漂白剤で落とす

落ちにくい汚れはやはり漂白剤に頼るのが有効です。

漂白剤には塩素系と酸素系がありますが、色柄物にも使えて生地を傷めない酸素系漂白剤がオススメです。

これもお湯で予洗いした後、酸素系漂白剤の粉末を溶かしたお湯にワイシャツを浸けておきます。

汚れている部分が充分に浸かるようにします。

30分程度浸けた後すすぎ洗いをし、ネットに入れて洗濯機で洗います。

固形石けんで部分洗いをして落ちなかった場合はこの酸素系漂白剤を試してみましょう。

また、漂白剤の溶かす量は製品の説明書きを参考にして下さい。

セスキ炭酸ソーダで落とす

最近、スーパーでも買えるようになった「セスキ炭酸ソーダ」をご存知でしょうか。

衣類の汚れ落としに重曹よりも効果を発揮する粉末として、よく知られるようになりました。

使い方は様々ですが、セスキ炭酸ソーダを溶かした水でスプレーする方法が最も実践しやすいでしょう。

500mlの水に対して小さじ1杯のセスキ炭酸ソーダを混ぜ、スプレーボトルに入れます。

それをワイシャツの襟や袖に吹き付け、20分ほどそのまま浸透させておき、その後洗濯機で洗います。

これだけで汚れがかなり落ちます。

セスキ炭酸ソーダのスプレー水はコンロ周りの掃除にも使えるため無駄になりません。

お近くのスーパーで見かけたら、ぜひ利用してみて下さい。

ワイシャツの袖を白くしよう

大抵は部分洗いの後に洗濯機で洗うという流れでしたが、手に入れやすい洗剤を選んでぜひ実践してみて下さい。

また、一度洗っただけではなかなか落ちない頑固な汚れもあります。

その場合は何度か繰り返し洗ってみて下さい。

段階的に洗うことで徐々に汚れも落ちてゆきます。

着る機会が多いワイシャツこそ、キレイなものを着て毎日気持ちよく過ごしたいですね。

 

    「ワイシャツ襟袖汚れを真っ白にする方法とは?キレイに洗おう」への感想コメント一覧

     

    現在のところ、まだ感想はありません。ぜひ最初の感想を書いてください。

この記事への感想を書く