夢を持つ事は大切な事です。
その相乗効果で毎日を有意義に過ごせたり、周囲との付き合い方や仕事の取り組み方等も変わっていきます。
しかし、夢をあきらめなければならない時もあるでしょう。
実家の家業を継がないといけない、家族を養わなければいけない等理由は様々ですが、夢をあきらめる事は決して簡単な事ではありません。
ここでは夢を諦める方法についてご紹介します。
優先順位を確認する
人は全てを一度に手に入れることはできません。
「ローマは一日にしてならず」という言葉がありますが、夢をかなえる事には莫大な時間や労力を必要とします。
ずっとミュージシャンになりたいと思っていた人が、結婚が決まった時、子どもができた時、家族の誰かに介護が必要となった時、このまま夢を追いかけてはいられないと思えば、それは夢をあきらめなければならない時なのかもしれません。
そんな時には、優先順位を確認しましょう。
これは仕事を選ぶ時、恋人と付き合う時も同じ様な考えが起こっているはずです。
例えば自分にとって最高の仕事は簡単には見つかりません。
今の会社に不満があるけれど、給料は良いから今はここに残る。
恋人の嫌な所は確かにあるけれど、好きな気持ちには変わらないから一緒に居たい、会社の不満よりも給料が優先され、恋人の嫌な所よりも、自分の好きな気持ちが優先されている事が分かります。
これは夢をあきらめる時にも同様です。
例えば家族が健康でお金も有る人であれば、夢を追いかける事が優先順位のトップに来るかもしれません。
しかし家族に介護が必要で、介護をする為には働かなければヘルパーさんをお願いするお金が無いと言う状況であれば家族と自分の夢、どちらが大切でしょうか?年齢や社会的な立場を気にしている人が、夢を追いかけている時、社会の目と夢を追いかけ続ける事どちらが大切でしょうか?もし夢よりもお金や仕事、社会的な立場が大切だと思うのであればそれは夢をあきらめる時です。
あれもこれもと欲張らずに、本当に他のものよりも夢の方が大切かを考えてみましょう。
期限を決める
次に夢をあきらめる時にできる事は、期限を決める事です。
作家になりたいと子どもの頃から憧れていた人が大人になっても夢を追いかけ続けていても、本当に作家になると言う夢がかなうと言う保証はありません。
時には期限を決めて、その時になっても今の夢がかなえられなければ「この道は自分には向いていない」と諦める事も大切です。
その夢をあきらめたからと言って、今までの努力が全てなくなる訳ではありません。
努力してきた事は自分の実力になっているはずです。
期限を決めることで最後のやる気を振り絞りダラダラと続けるよりも結果が出やすくなる可能性もあります。
その目標に向かって最後の努力をしても叶わなければ、夢を諦められる可能性が高いと言えるでしょう。
作家になりたい人であれば最後のコンテストに応募する、ミュージシャンになりたい人であればあと1年だけ等と期限を決める等、自分がここまでやったけどダメだったと諦められると思う期限で良いのです。
今日、明日という急な期限では諦めてからも未練が残る可能性があります。
未練が無い様に最後の力を振り絞るだけの期間を持ち、それでダメだったらすっぱりと諦めるという誓いを立てましょう。
考え方をシフトチェンジする
夢に向かって頑張り続けている人にとって、毎日の努力はもう日常生活の一部になっている可能性があります。
しかしそればかりを続けていても、将来の不安や現実的な問題等様々な不安や問題が起こり、無視し続ける訳にも行きません。
その為、少し力を緩めて趣味として関わることで夢を諦めましょう。
夢をかなえると言う事は、ミュージシャンになってCDデビューをしテレビに出たい、や作家として成功して自分の本がベストセラーと呼ばれ、インタビューされる等、やはり現実的に叶いやすいとは言えない大きな物である事がほとんどです。
しかし、夢を諦めたからと言ってこの先ずっと楽器を触ってはいけない、一生小説に携われないと言う訳ではありません。
思い切ってそれを趣味のレベルにして、夢として叶えることはできなくても好きなものにこの先も関わっていくということであれば、納得して夢を諦める事ができるかもしれません。
又は趣味でなくても、仕事にすることもできます。
音楽業界に就職する、出版社に就職する等、同じ様に厳しくても夢をかなえるよりは努力する方法も分かりやすく、現実的だと言えます。
夢を追いかけている人は、それに固執しがちである時もあります。
絶対にかなえてやるという強い思いが、結果としてそれ以外に行く事は負ける事だと自分に言い聞かせていたり、他人の意見を聞かない等ということにもなりがちです。
夢を少しシフトチェンジさせ、趣味でもいいから好きな物に関わり続けていくこと、その業界に携わる事を夢とできれば、今の夢は諦めてもこの先もその好きな物に携わり続ける事ができるのではないでしょうか。
少し考え方を柔軟にすることで、夢を諦める事もできるでしょう。
夢を諦めてから開く道もある
夢を諦める方法をご紹介しました。
夢を諦めることは悲しいことですが、しかしそこから続く道もあるはずです。
「夢の諦め方。夢だったことを諦めて新しい扉を開こう」への感想コメント一覧
現在のところ、まだ感想はありません。ぜひ最初の感想を書いてください。