早く帰ってゆっくりしたい日に「この仕事お願いできる?」と上司からの悪魔の一言。
自分で残した仕事ならまだしも上司の残した仕事やほかの人のしりぬぐいならできるものなら、残業したくないですよね。
そんなときいったいなんて言って断ればいいのでしょうか。
そこで今回は残業を上手に断る方法をご紹介します。
早急に行うべきか尋ねる
定時の前に上司が仕事・残業を頼んでくる場合は、その残業が早急に行わなければならないものとそうでないものがあります。
そこで残業を頼まれたときにまずは「早急に行わなければならないのか」「期限はいつなのか」を確認しましょう。
すぐに行わなければならず、他に残業できる人もいないのなら従う他ありません。
しかし期限がまだあったり、早急にやる必要のない仕事の場合は「先約がある」と言って丁寧に謝って、さらに後日しっかりとフォローする約束をすれば残業をせずに帰ることができるでしょう。
ただし、毎度毎度残業を断っていると本当に帰らなければならないときにまた「嘘」かと思われてしまったり、職場での評価が下がってしまうことがあります。
更に最悪の場合同僚から嫌われて職場いじめの標的になってしまうなどの障害が生じてくるために、本当に残業を断る必要がある時だけ使用するようにしましょう。
医者に行くという
残業を断る理由として「仕方ない」と思ってもらえる理由のひとつは「医者の予約」などの病院にかかる予定がある、という口実です。
病院の予約であれば何か体の異常があることが予想されますし、もしも残業で病院にかかれずに診察を受けたり薬を処方してもらえないと体調を崩す危険性があると上司は想像するからです。
今日の残業のせいで部下が長く休むことになるほうが上司にとっては痛手ですので、病院の予約が理由なら上司も勘弁してくれる可能性があります。
そして大事なのは翌日やほかの日のフォローです。
自分の代わりに残業をした同僚や先輩に菓子などを差し入れしたり、他の人が残業を断りたがっているときは自分から残業を買って出るなどしてフォローを入れましょう。
そうすることでギスギスしない雰囲気を保つことができるでしょう。
友人や家族の婚約祝いだという
大切な友達や親戚の婚約祝いはその人にとって人生に一度の祝いの席に参加するという理由も残業を断るのに有効な理由のひとつです。
なぜなら、自分が婚約祝いなどを行う時に友人や家族が来ていないのは悲しいですし、自分も仲のいい友人や、家族などのそういった祝いの席には出席したいという気持ちがあるからです。
あなたが普段から評価のいい部下ならば上司もきっと「ここは任せていってきなさい」と言ってくれるでしょう。
ただし、婚約祝いなどの祝いの席は、予定日がかなり前から決まっているので事前に上司に相談しておく・カレンダーに記入して置く・その日に仕事をためないようにするなどの工夫をしておく必要があります。
また周りの同僚や上司に迷惑をかけるわけですから、その後のフォローの差し入れや、他の人がそういった祝いの席の予定の場合は残業を進んで行うなど行動で感謝の気持ちを示す必要がありそうです。
身内に不幸があったという
身内に不幸があったというのは予期せぬことですし、近親者をなくして落ち込んでいる人間に残業を頼む上司はいませんし残業を任せても仕事がちゃんとできないと思うのが普通です。
親しい友人や恩師などの不幸があった場合も最後のお別れに礼儀として参列する必要があります。
ですが、この方法は身内の場合は忌引きになるのでちゃんと証明を提出する必要があります。
万が一、残業を断るためだけの口実なら友人や身内の死を嘘だとしても死んだことにするのは気分がよくないし縁起も良くないものです。
また、残業を断りたいがために何度も何度も「不幸」を理由に断っていると誰にも信じてもらえなくなります。
追及されたら嘘がバレて職場での居心地が悪くなってしまうので、本当に不幸があったときか、どうしても残業できないけれど残業を断る理由にならない理由の場合にのみ使用し、できるだけ嘘をつかないことをオススメします。
また、いくら身内の不幸があったとはいえど、その後のフォロー・差し入れなどは忘れずに行って同僚や上司に気遣いをする必要がありそうです。
体調不良だという
体調不良(頭痛や熱、腹痛など)を起こしている人間に残業を頼んでもミスがあったりはかどらなかったり、無理をさせて翌日に出勤できなかったりするほうが上司やほかの同僚にとっては負担となってしまいます。
残業を頼まれたときに「申し訳ありませんが、頭痛がひどくで今日は…」と残業を行う上司や同僚、部下に謝罪をして残業を断りましょう。
昼過ぎから具合が悪いことを上司に知らせておくと残業を断りやすいかもしれません。
残業を上手に断るには仕方がない理由を言うこと
以上、残業を断るための5つの方法をご紹介しました。
残業を断るのに大事なのは「仕方のない理由」であることと翌日のフォロー、他の日に残業を変わるなどして周りの人の評価をあげておくことです。
「残業を上手に断る方法とは?残業せずに定時に帰ろう」への感想コメント一覧
残業を断ることができなくて、退職まで自分を追い詰めてしまった経験があるので、とても参考になりました。
もし、残業を断ったとしても、あとからフォローすること。
そして、残業するかしないかは急ぎかどうか判断して、自分なりに決断すること。
これをしっかり考えていきたいと思いました。