ゾンビ好きの心理とは。なぜゾンビものが好きなのか

最終更新日:2017年2月9日

ホラー映画に出てくるゾンビは、命の危険を連想させるような恐怖の象徴です。

しかし、そんなゾンビが好きで、ゾンビが出てくる映画をわざわざ観るという人も少なくありません。

彼らはどのような思いでゾンビ映画を観るのでしょうか。

ここでは、ゾンビ好きな人の心理についてご紹介します。

1.恐いもの見たさでゾンビを見て、好奇心を満たしたいという心理

人間には、多かれ少なかれ誰にも「恐いもの見たさ」という心理が隠されていると言われています。

本当は恐くて見たくもないはずなのに「本当はどういうものなのだろう」という好奇心に勝てず、ついわざわざ恐怖の対象を見てしまうということは、誰でも1度は経験しているのではないでしょうか。

ゾンビが好きという人の心の奥にも、そのような心理が隠されているということが考えられます。

つまり「本当は恐いけれど、好奇心を満たそうとしている」という心理が、潜在的に存在しています。

映画やTVに出てくるゾンビは、作品の中にしか存在しないものであり、実際に目の前に現れるということはありません。

「恐いけれど、自分の身の安全は保障されている」という潜在的な安心感があるため、何の心配もなくゾンビを見ていられます。

このことも「恐いけれど、ついついゾンビが出てくる作品を見てしまう」という心理に大きく関係していると言われています。

2.ゾンビの恐怖を疑似体験して、快感を得たいという心理

人は、恐怖を感じる状況に身を置くと、アドレナリンが多量に分泌され、一種の興奮状態になると言われています。

ゾンビが好きという人は、映画やTVでゾンビを観ることで、その興奮状態を味わいたいという願望があると考えられます。

本当にゾンビが自分を襲ってくるような状況であれば、緊張が極限状態に達し、興奮を楽しむ余裕はありません。

しかし、TVや映画の中のゾンビは、実際に自分を襲ってくることはないので「恐怖の疑似体験による、楽しい興奮」を味わうことができます。

この興奮が快感となり、クセになってしまった人は、ゾンビを好きになってしまうようです。

3.元々ホラーが好きである場合、ゾンビを見るとリラックスできることが多い

ゾンビに限らず、元々ホラー作品が好きだという人は、映画やTVでゾンビを見るとリラックスできるという人が多くなります。

ホラーが苦手な人にとっては、ゾンビを見続けることは、この上ないストレスになってしまうでしょう。

しかし、ホラーの世界が好きだという人は「自分の好きな世界を堪能している」というシチュエーションが心を落ち着け、心身共にリラックス状態になると言われています。

「大好きなホラーの世界を堪能している」ということに加え、ゾンビ作品で恐怖の疑似体験をして得る興奮もまた、ストレスで疲れた心や脳を気持ち良く時はなってくれる効果が期待できると言われています。

「元々ホラーが好きで、ゾンビを特に好む」という人は、ゾンビ作品を堪能することでストレスを発散し、適度な興奮を味わうことで、心身の快感を得たいと考えているのです。

4.究極の非日常を体感したいという心理

私たちの現実生活においては「ある日突然ゾンビに襲われる」という出来事が起きることはまずありません。

即ち、ゾンビとは「非日常のキャラクター」です。

ゾンビ好きな人は、そんな「非日常のキャラクター」を堪能して、非日常の疑似体験を楽しみたいという心理を持っていると言われています。

毎日の生活は、よほどのハプニングが起きない限り、緩やかな時間が繰り返されていきます。

そんな毎日に退屈し「何か刺激が欲しい」と強く感じる時、ゾンビ好きな人は「ゾンビの恐怖による、非日常の疑似体験」を求めるのです。

特に、平凡を好まず、人生に刺激を求めがちな人は、このような非日常の興奮を潜在的に求めてしまう傾向が高いと言われています。

5.「自分は今生きている」という安心感や実感を得たいという心理

映画やTVに出てくるゾンビに付きまとうイメージは「人間の命を脅かす」というものです。

ゾンビ好きな人は、人間を命の危機にさらす存在であるゾンビをあえて見ることで「映画やTVの中の世界とは違って、今自分は現実社会の中に生きていることができる」という安心感や実感を得たいという心理を潜在的に持っていると言われています。

ただ毎日を淡々と生きているだけでは「生きている」という実感を得にくいものです。

しかし、命を脅かされる世界を目にすることで「現実世界の中で平和に生きているという安心感」を心の中で浮き彫りになります。

そしてそれによって「今自分は確かにここで生きている」ということを実感したいという思いが、ゾンビ好きな人の心の奥に眠っているのです。

ゾンビ好きな心理を知ろう

恐怖の対象であるはずのゾンビが好きだという人は「実際にゾンビに襲われる心配はない」という安心感の元で恐怖の疑似体験をし、その興奮と快感を得たいという潜在的な心理を持っています。

元々ホラー作品全般に抵抗がないという人の場合は、ゾンビ作品を観ることで、リラックス状態を味わってしまうことすらあります。

言い換えれば、ゾンビ好きな人は、恐怖体験を避けずに、あえて体感することで、自分の心を気持ち良く解き放ってしまいたいという思いがあると言えるでしょう。