人と接する時には、多少なりとも相手に気を遣ったり、遠慮や謙遜してしまったりと、本音を隠してしまうことがありますよね。
でも実際、相手ともっと深い仲になりたいと思った時には「相手の本音を知りたい」と思うもの。
どうやったら相手の本音を確かめることができるのか、その方法をいくつか挙げてみましょう。
自分の本音を先に話す
相手の本音を知りたければ、まずは自分が本音で相手にぶつけることが必要です。
自分が遠慮していたり気を遣っている状態で話していれば、その思いは相手にも伝わり、壁ができてしまうのは当然のこと。
相手の本音を知るためには、自分の本音を先に話さなければ、その壁をなくすことは難しいのです。
「相手の本音を聞けば私だって本音を言う」と思っている人は、自分の本音を出すことが怖いと思っている人。
「相手はそう思っていないかもしれない」「相手に嫌われてしまうかもしれない」という不安や恐怖が先行してしまい本音を隠しているとしたら、相手も本音を見せてくれることはないでしょう。
不安や恐怖を抱えてしまうということは、まだ相手のことを完全に把握できておらず、距離を感じている証拠でもあります。
そんな相手の本音を探るには、遠回しなやり方であったり、求めてばかりの方法では通用しないのです。
まずは自分の本音を先に相手に話すことで、相手が感じている壁を取っ払ってあげる必要があると言えます。
嫌われる覚悟、すれ違いが生まれる覚悟を持って本音でぶつかって初めて、相手も包み隠さず本音をさらけ出してくれるでしょう。
あらゆる角度から質問する
一つの問題に対して答えが一つとは限りませんよね。
「これお願いできる?」と聞いた時「いいよ」と答えつつも本心では「嫌だけど仕方ない」「断ったら嫌な顔されそうだから」「断ることが逆に面倒」と思っていることだってあります。
そんな時本音を探るためには、あらゆる角度から相手に質問してみるという方法です。
冗談っぽく「面倒だと思ったでしょ?」とか「本当は嫌でしょ?」と笑顔で聞いてみると、意外と「うん、実際やだよ」と本音を出してくれることがあります。
あらゆる角度から質問する際に取りいれて欲しいのが「冗談」を加えること。
笑って流せる空気感が大切で、流してもらえるから言えることは多くあるものです。
「本当はこう思ってる?」「実際どうなの?」と笑いながら面白おかしく聞くことで、言いやすい状況を作り、なおかつ様々な質問をすることで、その人の本音がどこかに隠れていることもあります。
当てはまるものがあれば「そうだよ」と答えやすくなり、その人が実際どう思っているのかを知る一つの方法となるでしょう。
一対一の空間を作る
周りに関係のない人がいる、周りがざわざわしているといった状況では、本音が出にくいことがあります。
「あの人に聞かれてしまうかもしれない」という警戒心が生まれたり、周りから色々な声が聞こえることで集中できないといった人もいます。
相手の本音を確かめる際には、一対一という場を設けることで話やすい状況を作ることがオススメ。
誰にも言えない、周りに聞かれたくないといった思いを持っている人は、こうした状況でないと本音を出すことに抵抗が出てしまいます。
時間がかかっても、かなり後の話になっても、お互いの予定を合わせて二人になれる空間を作ることで、相手の本音を聞き出すことができるかもしれません。
今すぐに本音を聞くことは難しくても、その状況を作れた時に本音を聞けるかもしれません。
受け入れる姿勢を見せる
例えば職場で、上司に聞きたいことがあるのに、上司が忙しそうにバタバタしていて、不機嫌そうで、なかなか聞けないっていう状況がありますよね。
相手が忙しそうにしていたり、不機嫌そうに見えることで、自分がしたいことができないでいる状況は、本音を出せないでいる状況と似ています。
あなたが本音を聞きたいと思っている相手に対して、自分の態度や行動はどうかを見直してみることも大事です。
「○○日空いてる?」と誘われたのに「ごめん、その日急用ができて」と断ってばかり。
「暇な時連絡ちょうだい」と言われていたのに、すっかり忘れてしまって連絡しないでいます。
こんな状況であれば、言いたいことや吐き出したい本音を、その人はいつまでも出せないでしまいますよね。
「なんでも聞くよ」「いつでもいいよ」という余裕ある姿勢を見せることで、言いやすい状況を作り出す。
自分のことばかり考えるのではなく、相手に耳を貸すという受け入れる姿勢を見せることだけでも本音が言いやすくなるものです。
余裕ある態度、受け入れる姿勢を見せて、相手から本音を言ってくるのを待つことも良い方法です。
相手の本音を知ろう
相手の本音を確かめたいと思った時、ただひたすら待つだけになってしまう人もいますよね。
自分から何かアクションを起こしたところで、相手が本音を言ってくれるとは限らないため、待つことしかできないと思っている人もいるのではないでしょうか。
ただ、本音が言いやすい状況や空間があり、そうした場がないことには本音を言わないという人もいることを考えれば、自分が何をすべきかを知ることができます。
そして、相手にばかり本音を求めるのではなく、自分もまた本音を見せることが大事であることを覚えておきたいものです。
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