赤ちゃんが宿ったとなると、親ならその子が男の子か女の子か、ぜひ知りたいと思ってしまいます。
または「赤ちゃんが生まれるまでの楽しみ」として、そのまま性別を聞かないという人もいるでしょう。
ただ、産婦人科の医師が、赤ちゃんの性別を何故か教えてくれないという場合もありますが、そこにはいったいどんな理由があるのでしょうか。
親の赤ちゃんへの性別のこだわりが強すぎる
産婦人科の医師が赤ちゃんの性別を教えてくれない時の理由にあるのが、親の「赤ちゃんへの性別のこだわり」です。
あまりにも赤ちゃんの性別にこだわりすぎている時には、医師は親に赤ちゃんの性別を伝えることはないでしょう。
赤ちゃんが生まれるとなると、親は「男の子かな、女の子かな」と、とても楽しみにすることでしょう。
そして「どちらでもいい、ともかく無事に生まれてきてくれれば」と、祈るような気持ちになるはずです。
ただ、中には「必ず女の子が欲しい」とか「どうしても男の子がいい」という親もいます。
そしてその気持ちが強すぎると医師が判断した場合、あえて性別を伝えないこともあります。
どうしても女の子が欲しくて「産み分け」をしていた夫婦の場合、希望の性別の赤ちゃんではないなら、もしかしたら堕胎を考えてしまうかもしれません。
また、周囲から「男の子を」と期待されていたりすると、男の子ではなかった場合、母親が精神的にダメージを受けてしまうことも考えられます。
そういう諸々の心配がある場合は、あえて性別を話さないことで、安定したマタニティライフを送れるように、配慮しています。
親の赤ちゃんへのこだわりが強すぎることは、赤ちゃんにとって必ずしも良いこととは限りません。
できるだけ赤ちゃんと母親にベストとなるように、医師はそこを考えて、性別を教えないようにしているのでしょう。
その医師が「性別を教えない」ということをポリシーとしている
産婦人科の医師が赤ちゃんの性別を教えてくれない時の理由に、その医師のポリシーが関係していることがあります。
医師によっては「性別は事前に教える必用はない」と考える人もいます。
そういう場合は、親が赤ちゃんの性別を聞いても、きっと「生まれた時のお楽しみ」と答えることでしょう。
ほんの数十年前まで、生まれてくる赤ちゃんの性別は分かりませんでした。
赤ちゃんが生まれる日を楽しみにして、どちらが生まれてもいいように、親はあれこれと思いを巡らせたものです。
そういうスタイルが自然であると考えている医師なら、あえて性別を教えることはないと思うことでしょう。
赤ちゃんの性別が分からないことで、親はきっと色々なことを考えるはずです。
「女の子だったらこんな子に育ってほしい」とか「男の子だったら○○という名前にしよう」と思っているうちに、心の中に「男であろうが女であろうが、立派に育てていこう」という気持ちが養われていくのです。
親の都合に合わせて赤ちゃんの性別を教えるのではなく「どんな赤ちゃんでも受け入れよう」という風に覚悟を作り上げていくためにも、医師は赤ちゃんの性別を黙っているのかもしれませんね。
もともとほんの少し前までは、赤ちゃんの性別など知ることはできませんでした。
赤ちゃんの性別を気にするよりも、もっと別に大切なことがあるよと、医師は伝えたいのでしょう。
母親がマタニティブルーであまり良い状態ではない
産婦人科の医師が赤ちゃんの性別を教えてくれないというのは「母親がマタニティーブルーになっている」という理由があります。
うかつに性別を教えてしまうと、ますますそれがひどくなってしまうという時、医師は赤ちゃんの性別を伝えないようにするのでしょう。
赤ちゃんがお腹にいると、どうしても母親の体調は影響を受けます。
疲れやすくなったり、お腹が張ったりすることもあるでしょう。
そしてそういうことから、段々と精神的にもストレスが溜まったり、ナーバスになってしまうこともあるでしょう。
そういう時に「赤ちゃんは男の子ですよ」と伝えられても、素直に嬉しいと喜ぶことができなかったりします。
「男の子か、大変そう」と感じてしまい「ちゃんと育てていけるのだろうか」と、不安になってしまうこともあります。
母親の精神的バランスが悪い時には、できるだけ余計な刺激やショックを与えないようにするのも、医師としての務めです。
そこを考えて、産婦人科の医師は赤ちゃんの性別を伝えないでいるのです。
母親が心身ともに健康でいること、これが無事に出産をするためにはとても大切なこととなります。
マタニティーブルーになっている母親には、赤ちゃんの性別を伝えないでおこうと、医師は考えているのでしょう。
医師といえども「確定的なこと」が分かっていない
産婦人科の医師が赤ちゃんの性別を教えてくれない時の理由には、まだ「確定的なこと」が分かっていないという場合もあります。
妊娠初期の頃は、赤ちゃんの性別はまだまだ分からないからです。
赤ちゃんができたと分かった時に、思わず「女の子ですか、男の子ですか」と聞いてしまう人も多いはずです。
嬉しさと驚きがミックスになって、慌てて医師に尋ねてしまいます。
そんな様子をほほえましいと思いながらも、医師はまだ分からないことは「分からない」というしかありません。
「まあまあ、落ち着いて」なんて、いさめられたリするかもしれませんね。
また、性別がはっきりと分かるくらいにお腹の中で赤ちゃんが成長しても、残念ながら性別が分からないということもあります。
色々検査をしてみても、たまたま赤ちゃんの角度が悪くて「どっちか分からないね~」ということもあります。
親としては、できれば早く知りたいと思いますが、そういうこともあります。
医師といえども、何もかも分かっているわけではありません。
妊娠した初期には、どうしても性別は分かっていませんし、お腹の中で順調に育っていても「偶然分からない」ということもあります。
そういう場合は、それこそ「生まれた時のお楽しみ」と考えて、楽しみにしておきましょう。
産婦人科の医師が赤ちゃんの性別を教えてくれない理由を知ろう
産婦人科の医師が赤ちゃんの性別を教えてくれない時には、色々な理由が隠されていたりします。
そしてそのすべては「無事に赤ちゃんが生まれてくるように」と考えての配慮です。
生まれてくる赤ちゃんがどちらか気になるかもしれませんが、きっとどちらでもかわいいはずと思うようにして、まずは無事に出産の日を迎えるようにしましょう。
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