貧乏揺すりをする人は、いったいどんな心理状況なのでしょうか。
クセでついやってしまう貧乏揺すり。
他人がやっていると気になりますが、やっている本人は気づきにくいものです。
そこで今回はついやってしまう貧乏揺すりをする人の心理をご紹介します。
不安を感じている
不安な心理状態のときに、つい貧乏揺すりをしてしまう人は多くなります。
何もせずじっとしていると余計不安になるため、人は何かをしようとします。
しかし、試験中や会議中など、立ったり勝手にしゃべったりできない場合は、貧乏揺すりぐらいしかすることがありません。
というわけで、足が勝手に動いてしまいます。
けれどほとんどの場合、本人は無意識です。
本来、テスト中や会議中は黙っておとなしくしているべき場です。
そういう場で貧乏揺すりを始める人がいると、態度が大きい人だなと周囲は見るかもしれません。
しかし、実は本人の心理としては不安だったりします。
不安で仕方ないから、勝手に足が動いてしまっているのですね。
ふと気づくと周囲からの視線が集まり、余計不安に陥るという悪循環も起こります。
ストレスが溜まっている
体を動かすと、ストレスが解消した経験はあるでしょう。
スポーツなどという大げさなことでなくても、例えば背伸びをしたり、屈伸をしたりという程度の運動でも、意外とスッキリするものです。
貧乏揺すりも同じで、簡単な運動というわけです。
ストレスや欲求不満がたまると、人は体を動かしてそれらを鎮めようとします。
そうやってしばらく貧乏揺すりをしたら、徐々に気分が落ち着いてくるでしょう。
ただし、肉体的な欲求不満の場合、つまり、空腹や眠気に対して貧乏揺すりをしている場合は、欲求が満たされない限り治まりません。
そういう時は、気分的なもの以外に取り除くべきストレスを発見できれば、貧乏揺すりが治まります。
健康不良
貧乏揺すりをすると、多少なりとも足の運動になります。
すると、自然と足の血行もよくなっていきます。
ずっと座りっぱなしだと血行が悪くなるので、無意識のうちに人は貧乏揺すりで血行改善をしています。
デスクワークが多い人や、長時間の会議中など、貧乏ゆすりをよく目にしますね。
さらに、睡眠不足や栄養の偏りなどでも血行不良はおこりますので、そういう生活習慣から自然と貧乏揺すりに発展する場合もあります。
また、普段運動不足の人が急に強度の運動を行うと、足が勝手に震えてしまったりします。
この現象は、足の血液を急激に使ったので、足に新たな血液を送るために体が反応した結果です。
同じように、体が勝手に貧乏ゆすりをさせ、急激に酷使した足に血液を送っていることも考えられます。
気持ちだけでは治まらない体の反応なので、無理にやめようと思うと余計に精神にストレスがかかり、気づかないうちにより激しい貧乏揺すりに発展する恐れもあります。
普段から適度な運動をするとともに、激しい運動の後はストレッチなどのクールダウンを心掛けたいですね。
うつ状態
思い当たるストレスや筋肉疲労もないのに、いつも貧乏揺すりをしている人は、軽いうつ状態にあるのかもしれません。
自分でも貧乏揺すりをしていることはある程度気づいていて、それでも何かしていないと耐えられない状況にある場合です。
前述したように、貧乏揺すりは軽い運動でもあります。
筋肉を弛緩させたり、血行を良くしたりと、体には一応メリットのある動きであるわけです。
それを体が覚えていて、何とか心に安定をもたらそうと貧乏揺すりが出てしまうということが考えられています。
温かい飲み物を飲んだり、いったん横になったりすることで心の緊張が解け、しばらく治まることもあるでしょう。
ですが、耐えがたい不安で貧乏ゆすりをしなければ怖くてしょうがないということがあれば、一度医療機関で診てもらうのが良いでしょう。
若いころからのクセ
上記のような理由で、若いころからずっとクセになって治らない人もいます。
現在ではストレスもなく健康状態が良好であるにもかかわらず、貧乏揺すりをしてしまう場合です。
本人も気づかないで行っているはずなので、このクセを治すのは非常に困難です。
しかし周囲から見ると、貧乏揺すりはあまり気持ちの良い光景ではありません。
もしも貧乏揺すりを治したいのであれば、周りの人の力を借りましょう。
つまり、貧乏揺すりが始まったら気づかせてもらうようにします。
けれど、周りが力づくで貧乏揺すりをやめさせようとすると、これが逆にストレスになり、余計に治りにくくなる場合があります。
あくまでも周囲の協力が必要です。
貧乏揺すりをする人の心理を知ろう
貧乏揺すりはイライラの象徴のようで、貧乏揺すりをしている人に話しかけるのはちょっと怖かったかもしれません。
でも意外と、本人は無意識であることが多いのです。
しかしその心理状況は様々で、本当にイライラしている場合もありますし、不安や緊張で心細い状況の場合もあります。
いずれにしても、精神や身体状況を落ち着けるための生理現象だったわけですね。
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