コンタクトをつけたまま寝てしまった時の対処法

最終更新日:2015年8月24日

仕事で帰りが遅くなったり、飲み会で酔って帰ったりした時に、うっかりコンタクトレンズをしたまま寝てしまったという経験は、コンタクトレンズを使用したことがある人なら1度や2度はあるのではないでしょうか。

朝起きた時に後悔してももう遅いので、そうなってしまった時でも、しっかり対処できるようにその方法を知っておきましょう。

1.目に異常がないかしっかりと観察する

起きた時にいきなりコンタクトレンズを外そうとするのではなく、まず目に痛みがないか、眼球や瞼の裏に充血はないか、瘤のような膨らみができていないか等普段に比べて異常がないかを確認して下さい。

就寝中は、涙の分泌が抑制されているため、多くの場合コンタクトレンズを装着したまま寝ると、目は乾燥した状態になっています。

そのため、コンタクトレンズがこすれて目が傷つきやすくなっていたり、コンタクトレンズを無理に外そうとしたりすることで眼球の表面にできた傷や充血、瘤等を悪化させてしまうこともあります。

目が開けられない程の痛みや、過度の充血がある場合、コンタクトレンズを装着させた状態のまま、まずはかかりつけの眼科に相談することをオススメします。


2.コンタクトレンズの張り付きがある場合には、目に潤いをもたせてから外す

乾燥したコンタクトレンズが目にこすれて傷をつけるのを防ぐために、外す時には乾燥状態を避けます。

1番良いのは人工涙液等持っている目薬を点眼して、5分ほど目を閉じたまま待ち、目薬が目の全体に行き渡ってからコンタクトレンズを外すという方法です。

目薬を持っていない方や、持っていてもステロイド含有点眼薬等特定の疾患に用いるような目薬しか持っていない場合は、洗面器などに水を溜めて顔をつけ、水中で繰り返し目をパチパチとさせる方法も効果的です。

この方法ですと、目をパチパチしている間にコンタクトレンズが自然に外れて水中に落ちるということも期待できますので、より負担なくコンタクトレンズを外すことができるかもしれません。

また、コンタクトレンズを外した後には、そのコンタクトレンズに破損がないかもしっかり確認して下さい。

眼球が納まっている空間と眼球は膜でつながっているため、コンタクトレンズの破片が眼球の真裏に潜り込むということはまず考えにくいものです。

しかし破損した欠片が瞼の裏などにくっついている場合、気付かないうちに目の表面を傷つける恐れがありますので、コンタクトレンズが全て回収できているか確認しましょう。


3.目への負担を避ける

肉眼では確認できなくても、就寝中に乾燥したコンタクトレンズによって眼球の表面に微細な傷がつくことがありますので、少なくともその日1日は新たにコンタクトレンズを使用することはせず、眼鏡または裸眼で過ごすようにしましょう。

また、コンタクトレンズの長時間の着用によって、目に酸素や栄養が行き渡りにくくなっている状態が続いたので、パソコンやテレビ等の液晶画面を長時間見ることや1日中読書に費やす等といった目に負担がかかる行為は避けましょう。

目をしっかり休めた後に、再びコンタクトレンズを使用する際も、装着してみて目に痛みがないか、目はしみないか、違和感がないか等を意識しながら装着するようにし、症状がある場合は無理に装着してはいけません。


4.コンタクトレンズを使用し続けて良いのか、自分の行動を振り返る

コンタクトレンズを装着したまま寝てしまうという行為は、とても目に負担がかかります。

そのような事態が、1年に数回ある程度ならまだ良いのですが、仕事の煩雑さや自分自身の意識の低さ等から、週に何度もあるというようでは、このままコンタクトレンズを使用しても良いのかということを考えるべきです。

コンタクトレンズを装着したままの就寝を繰り返していると、視力低下や細菌感染のリスク上昇、最悪の場合、失明といった事態まで招きかねません。

コンタクトレンズに医師の処方が必要であるのは、使用方法によって個人の健康に悪影響を及ぼしかねないリスクを持ち合わせているからであり、化粧品やアクセサリーと同じような意識で使用できるものではないのです。

ただ、最近では、多種多様なコンタクトレンズが開発、発売されており、その中の1つにコンタクトレンズを装着したまま就寝できるというものもあります。

長期間のものでは、1週間継続して装着することが認められているものもありますので、うっかりさんだけれどコンタクトレンズは絶対に手放せないという方には、そのような選択肢もあるでしょう。

コンタクトをつけたまま寝て大事にならないようにしよう

コンタクトをうっかり付けたまま寝てしまった時の対応法をご紹介しました。

ポイントは、その事に気付いた後、できる限り目に負担をかけず、傷をつけずに除去するということ。

また、本当の意味で対処するということを考えれば、外すのを忘れるのだから仕方ないとその場しのぎの対処を繰り返すのではなく、そのような事が起こらないように生活スタイルを見直す等という行動変容が必要になってきます。

取り返しのつかない事態にはならないよう、気を付けていきたいものですね。