現在付き合っている仲の良いカップルでも、結婚をしない限りはやがて別れる時がきます。
中には籍を入れないままで恋人という関係を保ち、生涯付き合うカップルもいますが、そういうカップルは極めて少なく例外と言ってもいいでしょう。
ではカップルというのは、どんなきっかけによって別れることになるのでしょうか。
別れが訪れるよくあるタイミングの中から、よくある5種類のパターンを例にご紹介します。
お互いの結婚観の違いがはっきりと分かった時に別れる
付き合いの長くなったカップルによくありがちなのが、お互いの結婚観の違いによる別れです。
付き合い始めたころは、お互いまだ結婚についてはそれほど強くは意識しないものですよね。
しかし、ある程度長く深い付き合いになってきて、特に女性の方が自分の年齢を強く意識するようになると、どうしても「結婚」という選択肢が頭に浮かんできます。
もし二人の結婚に対する考え方が同じならば、何の問題もありません。
「結婚しようか」とどちらかが提案し「OK」とと承諾することで話はまとまります。
そしてスムーズに結婚して一件落着ということになるわけです。
しかし、そうなんでも思い通りにうまくいかないのが人生というものです。
多くの場合、一般には女性側は結婚を強く意識し、時にはかなり焦っているのに、男性は結婚に関して無頓着で無関心だったり、結婚をまったく考えていなかったりする傾向があります。
そんな結婚に対する考え方の違いが明らかになると、そのタイミングで別れを考えることになります。
そして残念ながら「さよなら」ということになってしまいます。
結婚というのはお互いの人生そのものに決定的にかかわってくる重大テーマです。
結婚についての考え方や価値観に食い違いがあり、それがはっきりとわかったのなら、別れるのはやむを得ないことであり、むしろお互いのために別れるべきといっていいでしょう。
お互いに、あるいはどちらかが相手の存在を必要としなくなった時に別れる
男女のどちらか、あるいは両方がお互いに相手を必要としなくなった時も、別れのタイミングとなります。
相手への恋愛感情が薄れたり、あるいは冷めてしまった状態、要するに「あまり好きでなくなった」という心理状態です。
ただ、そのような心理状態になっていても、惰性でなんとなく仕方なく付き合い続けるカップルは珍しくありません。
相手の嫌なところが次第にクローズアップされて「耐えられない」と感じ、受け入れることができなくなってしまうのです。
あるいは、ほかの異性に惹かれてしまい「今の彼のことをもう好きではなくなってしまったかもしれない」という自分の気持ちに気づき、そのタイミングで別れを決意することもあります。
そのようなケースでは一方だけがそうなることがほとんどですが、中にはほぼ同時にシンクロするような形でお互いの心が離れていってしまうこともあります。
このような場合は、もっとも自然な別れ方ということができるでしょう。
どちらかが浮気をしていることが発覚した時に別れる
気持ちが離れてしまい他の異性を好きになってしまうことがあっても、そのタイミングではまだ別れないカップルも少なくありません。
そして好きになったほかの異性とも同時にこっそり付き合い始める、つまり「二股」のケースなどがあります。
当初は上手に相手にごまかしながら、二股で付き合う行為を続けていたとしても、大抵の場合やがてそのような浮気行為は発覚してしまいます。
もしも相手に二股をしていたことがバレてしまうと万事休すです。
浮気や二股が発覚すると、その時点で「さよなら」と破局になることが大変多いのです。
これに似たようなケースで、何か相手に対する重大な嘘や裏切りが発覚して、それが別れのタイミングになることもあります。
最悪なのが、彼氏が自分に独身と偽って付き合っていて「実は妻帯者だった」と後から発覚するようなケースでしょう。
それ以外にも、本当はフリーターなのに一流企業で働いていると嘘をついていたり、学歴を詐称していたり、女性の場合は年齢を詐称していたというケースがあります。
いずれも、嘘をつかれた側にしてみれば「許されない重大な裏切り」と感じられることでしょう。
そのようなきっかけで別れを決断するのは、ごく当たり前の人間心理です。
転勤や留学などにより遠距離恋愛になってしまうとき
どちらかの転勤や留学などの事情によって、離れ離れになってしまうことが決まった時も、別れにつながりやすいタイミングといえます。
ケースバイケースではありますが、例えば彼氏が「南米赴任で、5年間は向こうで働かなければならない」というような極端な状況になってしまうと「恋愛関係を続けるには無理がありすぎる」とお互いに判断し、それが別れるきっかけになってしまいます。
また、はじめは大丈夫だと思って遠距離恋愛をスタートさせてみたものの、実際はなかなかうまくいかなくなってしまい、結局は残念ながら別れてしまうというケースも少なくありません。
ただ、そのような場合は、なんとなく次第に自然消滅となってしまうことが多いので、はっきりとしたタイミングできっぱりと別れるという形にはならません。
大ゲンカした勢いで、ハプニングのように別れる
大ゲンカをしたことがきっかけとなり、思いがけずハプニング的に勢いで別れてしまうということもあります。
ケンカがヒートアップしていくうちに、売り言葉に買い言葉で「もうやってられない」「こっちもよ」「別れよう」とお互いに感情的になり、なりゆきで別れにつながる、というような思いがけない流れとなってしまいます。
このような場合は、発言とは裏腹に二人とも実は本当は別れたいとは思っていない、というケースも少なくありません。
しかし、特に若いカップルの場合には、些細なことから始まったケンカがどんどんエスカレートしてしまい、勢いで思わぬ結論にたどり着いてしまうことがありがちです。
これはよく別れてから後悔してしまうというパターンですが、こうした勢いで別れてしまったというハプニング的な別れを、実際に経験した方も意外に多いのではないでしょうか。
他にも様々な別れのパターンがある
このように様々なタイミングでカップルは別れることになります。
これらを事前に知っておくことで、自分の身に近い状況が訪れた時に別れを回避することができるようになります。
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