他者とのコミュニケーションの中で無意識にやってしまうクセや口癖などがあります。
自分では気づいていないことでも、人にはわかってしまうものです。
今回は会話の中でよく「大丈夫」が口癖な人の性格や心理を挙げてみましょう。
周囲の人や自分のどういう心理が出ているのかを考えながら会話をすることでより良い人間関係を築くことができるかもしれません。
リーダーシップがある
「大丈夫」という言葉は他者や自分を勇気付けるときに使うものです。
他者にフォーカスすると、君ならきっとできる、だから頑張れと鼓舞する気持ちが表れています。
このシチュエーションは上司がプロジェクトを任された部下の背中を押すときなどにも見られます。
成功できる可能性の割合がどうであれ、リーダーが不安になっていてはフォロワーも自信を持てるわけがありません。
リーダーがどっしりと構え、絶対大丈夫だと言ってくれることこそがフォロワーの自信に繋がるのです。
不安なときは根拠の無い「大丈夫」でさえ、背中を押してくれるものです。
リーダーシップを持っている人が他者に良く使います。
優しい心を持っている
次は自分にフォーカスしたとき、他者から心配されるといつも「大丈夫」と答える人は優しい心を持っているといえるでしょう。
人に心配、迷惑をかけまいとして全部自分で背負おうとするタイプです。
中には優しすぎて本当は大丈夫ではないのに大丈夫と答えてしまう人もいます。
そういう人の場合は「大丈夫じゃなさそうだな」とこちら側が気づき、本人の了解を得ずして力になってあげることが必要かもしれません。
大丈夫の度合いがどのくらいかは、その人の言い方でだいたいわかります。
大きな声で即答したなら高い確率で大丈夫、少し間が空いて自信が無さそうならあまり大丈夫じゃなさそう・・・などです。
これは「空気を読む」ハイコンテクスト文化がある日本人特有の感覚かもしれません。
プライドが高い
自分に自信を持っていて、人に弱みを見せたくないという人もいます。
大丈夫じゃないなんて言いたくない、何かをできない自分を認めたくないなどプライドが高い人も良く「大丈夫」という言葉を使います。
能力が高くプライドが高い人なら「大丈夫」と言ってしまった以上はなんとか自分でものごとを解決しようとするでしょう。
そして宣言どおり多少困難なことでも「大丈夫」にしてしまう力を持っていたりします。
注意しなければならないのはそうではない人です。
能力以上にプライドが高い場合です。
そんな人は「大丈夫」とは言ったものの、どうしていいかわからず自分で解決ができず問題が後回しになったり人の結局協力を必要とすることになったりします。
プライドが高い人には「大丈夫」と答えさせないような別のアプローチをしたほうが良いでしょう。
ノリが良く能天気
物事をあまり深く考えることなく軽いノリで「大丈夫」と言ってしまう大らかで能天気なタイプの人もいます。
無意識に「大丈夫」が口癖になっていることが多いです。
周囲の人が不安に思っていても「大丈夫でしょ」と言ってしまいます。
ただ、結果大丈夫ではなかったとしても気にしません。
「大丈夫じゃなかったね。
でもなんとかなるでしょ」と引きずらない性格なので過度に心配性の人にとって能天気な人はほどよく緊張が取れる相手かもしれません。
真面目な人にとってはその能天気さが無責任と感じてしまうこともあるでしょう。
「もっと深刻に考えてよ」と怒りたくなるかもしれませんね。
それでも時にはその能天気さが必要であることもあります。
本当は心配性
「大丈夫」という言葉は自信の表れや自分や他者を勇気付ける意味を持ちますが、逆にこの言葉を使うことで自分を安心させようとする心理が働くことがあります。
不安を打ち消すために「大丈夫」と言い聞かせるのです。
それゆえ、本当はすごく心配性な人も「大丈夫」という言葉を良く使います。
精神的に落ち込んでいる人にはあまり根拠の無い「大丈夫だから頑張って」という言葉は使わないほうが良いという話を聞いたことがおありでしょうか。
実際悩んでいる人からしたら「そうは言うけどあなたにはわからないでしょう」という思いがあるのです。
それでも「大丈夫」という言葉には暗示にかけることができます。
言い聞かせることによってそれが具現化するのです。
おまじないのようなものですね。
大丈夫が口癖な人の心理を知っておこう
さて、今回は「大丈夫」が口癖な人の性格や心理をご紹介しました。
口癖にはその人の性格や心理が表れます。
同じ言葉でもそれが指す意味は間逆の場合であることもあります。
声のトーンや話し方によってある程度どちらなのかを察することができます。
その言葉に込められた本当の意味を読み解くことができるよう、人の言葉にはしっかりと耳を傾けてみましょう。
そうすればより良い人間関係が築けるはずです。
「「大丈夫」が口癖な人の心理や性格」への感想コメント一覧
当たってます。私もよく人に使います。でも私の場合は、とても不安で、色んな想定と対処法を考えます。能天気のふりをしなければ、全部をこなした場合に、仕事を全部押し付けられて、次第にプライドとプレッシャーの重圧から潰されます。つまり、私の場合は、大丈夫と言う言葉が能天気の最終防衛ラインですね。なんだか今、自分自身を見直すいい機会となりました。ありがとうございました。
人相手するのがめんどくさいから
職場とか業務上のやりとり以外でなんか話しかけられた時とか必要ない会話は全部あ、大丈夫ですよで適当に済ましとく
何が大丈夫かよくわからんけど
突っ込まれたらあ、すいませんすいませんで終わり
めちゃくちゃ当たってます。僕の場合は自分の気持ちを落ち着けるためにいってるうちに口癖になってました。
不安なことに対して「大丈夫」と言われると「え?何が?」って問いたくなる。
そもそもお互いの経験からくる「大丈夫」の基準って共通じゃないでしょう。
「〇〇で△△と思うから大丈夫だと思う。慎重に行こう!」とアドバイス風に声を掛けられた方がどれだけ心強いか。
私が知りたかったことが分かってとっても嬉しかったです!!
とっても分かりやすかったです!
私はよく『大丈夫!』とか言ってしまい、ネッ友から、
『大丈夫じゃ無い時に大丈夫とか使うな!』と、怒られました…!
今回は私みたいな『大丈夫』が口癖の人の心理を知れてよかったです(*´∇`*)
ありがとうございます!
前、釣り好きな祖父に「ここ釣っちゃだめなんじゃないの?」と言ったら「大丈夫。みんな釣ってるから。ここらへんは大目に見てるから。」とか言ってました。
いや、あなたが心配なんだけど?って思いました笑
万が一のことを考えるとやっぱり不安です。家族の半分は大丈夫ばっかり言ってますし。
警戒心が低すぎて困ります。
でもこの記事を読んで理解できました!