「帰りたい」が口癖の人は現状に不満がある。心理や性格を知ろう

どこにいても「帰りたい」と言う人っていますよね。

学校にいても会社にいても、そしてなぜか家にいても「帰りたい」と言ってしまう人たち。

今回はそんな「帰りたい」が口癖の人の心理をご紹介します。

どこにもでかけたくない

家にいても「帰りたい」と言う人の中には、朝起きたばかりの布団の中でも「帰りたい」と言う人がいます。

こういう人は家を出る前から、もしくは布団を出る前から、外に出た気になってしまっています。

外に出た先での仕事や人付き合い、勉強などが憂鬱すぎたり外に出た後のことを考えすぎてしまったりした結果、気分的にはもう外出した後の気持ちになってしまっているのです。

「仕事先で上司に怒られるかもしれない」「今日の発表は失敗してしまうかもしれない」「苦手な先輩に会いたくない」そういう不安や緊張がストレスになり、出かけた後くらいに心理的に疲れてしまった結果「帰りたい」と口走ってしまいます。

安らげる場所に帰りたい

帰宅してすぐに「帰りたい」と言う人たちもいます。

帰る場所であるところに帰った瞬間に「帰りたい」と言ってしまうその心理は「(精神的に安らげる場所に)帰りたい」というものです。

身体的にも心理的にも疲れる仕事を終えて帰宅しても、明日には明日の仕事が待っています。

明日の仕事を思うと、家にいようと精神的には安らげません。

家族関係が悪い家の場合も身体的には安らぐことができても、ピリピリとした空気の漂う家では精神的には安らげません。

人は精神的に安らげる場所や環境を求めるときにも「帰りたい」と言ってしまいます。

その場から逃げ出したい

はじめていく場所や初対面の人と会うとき、久しぶりに知り合いに会うときなどに「帰りたい」と言ってしまう人がいます。

こういう人たちはその場所に到着してからやその知り合いに会ってからはもちろん、到着する前からや会う前から「帰りたい」と言ってしまうんです。

はじめていく場所での緊張感や初対面の人や久しぶりに会う知り合いに会う人に自分を認めてもらえるかの不安や憂鬱が、人をその場から逃げ出したいという気持ちにさせるのです。

その結果「帰りたい」と言ってしまいます。

楽しかったころに帰りたい

「帰りたい」と言う人が帰りたがっているのは場所だけではなく時間の場合もあります。

仕事や勉強、人間関係などで苦労しているときに、現実逃避で楽しかったころを思い出してしまいます。

何も考えずに遊んでいた幼少期、両親と手をつないで買い物をしていたあの頃、恋に生きていた学生時代。

そういったキラキラとした頃を思い出し、今の苦労しているときからあの楽しかったときに帰りたいという気持ちが、人に「帰りたい」と言わせるのです。

あの人に会いたい

帰りたい場所が特定の場所ではなく、特定の誰かがいる場所である場合もあります。

一人暮らしをはじめたときや新しい学校や職場に移動したときに、元いた場所に帰りたいと思った際にも「帰りたい」と言ってしまいます。

それは元いた場所にただ帰りたいわけでなく、そこにいる家族や友人に会いたいからです。

なにか辛いことがあったときに「帰りたい」と言ってしまうときは、特定の場所に帰りたいのではなく、安心できる誰かに会いたいという場合もあります。

8.気を遣いすぎてしまう

友達と遊ぶなど、楽しいときを過ごしていようとも「帰りたい」と言ってしまう人がいます。

楽しいのに帰りたいというその人の本当の気持ちは「気を遣うことに疲れた」というものです。

帰りたくなってしまう人はどんなに仲のいい友達と遊ぶときでも、なにか一言話すときでもタイミングを計ったり、話題を選んだりと気を遣いすぎてしまいます。

気を遣うことはとても疲れることなので、精神的にとても疲弊し、結果なにも気を遣わなくて済む場所に帰りたいという気持ちになり「帰りたい」と言ってしまうことになります。

寂しがり

「帰りたい」と言いながらも、どこに帰りたいのかと聞かれると、帰りたい場所が浮かばないという人もいます。

こういう人は実家にいても、一人暮らしの家にいても、恋人と一緒にいても「帰りたい」と言うのです。

どんなに家族に愛されていても、友人や恋人に恵まれていても「帰りたい」と言ってしまう人は寂しがりな人です。

どんなときでも一緒にいてくれて、欲しい言葉をくれる人がいる場所に帰りたいのです。

現実にはそんな都合のいい人間はそうそう存在はしません。

そのため「帰りたい」とは言っても帰りたい場所はないということになってしまいます。

「帰りたい」が口癖の人は現状に不満がある

帰りたい」が口癖の人の心理をご紹介しました。

「帰りたい」が口癖の人は今の環境や仕事人間関係にストレスを感じている人が多いです。

うつ病の初期症状である場合もあります。

不安で眠れない焦燥感が常にある好きなことが楽しくないなど、他の症状がある場合は無理をせずに病院にいくことを検討してみてください。

「帰りたい」と言ってしまったときは、まずどこに帰りたいのかを考えてみましょう。

ストレスに負けてしまいそうなときは、無理をせず帰りたい場所に帰ることも大切です。

 

    「「帰りたい」が口癖の人は現状に不満がある。心理や性格を知ろう」への感想コメント一覧

  1. 1. ぽんた2018/11/12(月) 16:18

    大学も出ました.その後は独りで暮らしています。家族運が悪く、そんな暮らしを、もう何年もしています。孤独とは耐えがたきを憶る玄冬、という詞の通りです。

  2. 2. お母さんとお兄ちゃんが大好き2022/12/29(木) 10:04

    私の兄は今うつ病で家にずっといます。
    お母さんがお父さんのちょっとした愚痴を私に言ってきたり、
    お父さんがお母さんのちょっとした愚痴を私に言ったり、
    私が家族の調整役みたいな感じで、
    私が家族を明るくしなきゃと
    毎日がとても疲れます。
    (夫婦仲はまあまあです。)
    私は語彙力がないので見た人に上手く伝わらないかもしれないです。
    すみません。
    安らげる場所に帰りたいや、どこもでかけたくないなど、少し
    共感出来るところがありました。
    自分ではあまり感じないのですが、自分が思った以上のストレスを
    感じてる事に気が付きました。多分ですけど。

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