あなたは人から見下れた時、どのような気持ちになるものでしょうか?大抵は嫌な思いをしたり、その人とは付き合いたくないと距離をとってしまうでしょう。
ただ、中には人を見下すことが癖になってしまっている人もいるもの。
なぜ人を見下すことが癖になっているのか、その人の心理や理由に迫り、対処や対応をご紹介します。
常に優越感に浸りたいから
人よりも上の立場にいることによって、多少なりとも優越感を得ることができます。
この優越感を求めた結果、人を見下すということが癖になっている可能性があります。
見下すことによって、その人よりも自分は勝っている、立場が上であるということを認識し、自分の言動で優越感を築いているのです。
見下される側は、何も言えなくなりただ聞いているだけになったり、時に涙を流してしまうこともあります。
そうした姿を見て「勝った」「できた」と感じる人は、人を見下すことに罪悪感も感じず、優越感で浸ってしまいます。
なんでもできると過信している
自分のことを「なんでもできる人」「誰からも愛される人」という評価をしている人は、周りの人を見下すようになります。
いわゆる自分のことを過信しており、その自信が見下すという態度を取りいれてしまっているのです。
誰かが何かで褒められていても「私だってできる」という嫉妬を抱き「その程度しかできないの?」と皮肉なことを言ってしまう。
なんでも自分が一番できる人だと思い込んでいるから、このように見下す発言もしてしまいます。
自分の地位や一番であるという立場が脅かされると、見下す発言をして回避しようとすることもあります。
自分への自信や期待が大きく、他の人に超されたくない、負けたくないという思いから、人を見下していることもあります。
自分は特別な人間だと思っている
自分のことを天才だと思っていたり、他の人とは違って逸材だと思っている人は、人を見下す傾向にあります。
まるで自分が神様にでもなったかのような意識を持っていて、特別扱いをされたい気持ちから、人を見下していることが考えられるのです。
こうした人の場合は、周りからチヤホヤされたいという願望を持っていたり、尊敬される立場でありたいという願望を持っていたりと、そこには自分の目指すものや形があることが多く、特別扱いされることで満足感が得られます。
「すごいですね」「さすがですね」と言われることにとても嬉しく思い、さらに自分は特別な人だと思い込む。
この連鎖が続いていくうちに、自分の存在のすごさを感じ、周りの人が下に見えてしまう。
自分には特別な力があったり才能があると思い込んでいるために、周りの人を見下すことが多くなっているのでしょう。
見下されることを恐れている
人を見下す癖がある人の中には、周りから見下されることを恐れていて、一種の防御策として見下していることも考えられます。
見下される前に見下しておくことで、相手は自分に対して何も言えない状況を作る。
こうすることで、事前に人から見下されることを回避できると思っているのでしょう。
中には「昔人から見下されていた」という過去を持っている人もいるかもしれません。
その時に感じた思いやトラウマを払拭しようと、自分がその立場になって回避しているのかもしれません。
自分がされて嫌だと感じることだからこそ、自分が先手を打って行動に出ている。
そうすることで、周りから見下されることを避けているのかもしれません。
実績や経験を持っているから
多くの努力を惜しまずにしてきた人や、様々な犠牲を払って頑張ってきた人は、そこに実績や経験を多く持っています。
それが自信となり、強気になり、人を見下す癖が身についてしまったのかもしれません。
これだけやってきた、人以上に努力してきたという思いを持っていると、それだけ自信に変わるもの。
「私がやってきたこと、あなたもできる?」という思いから、見下す癖がついてしまったのでしょう。
それだけ相当な努力をしてきた過去があり、実績や経験を持っている。
実際に事実としてある自信が、人を見下すことに繋がっているのであれば、周りの人も言い返せなくなってしまうでしょう。
そこに「謙虚」とか「遠慮」といった感情を持ち合わせていないことが分かり、自信を「人を見下す」という方法でしかアピールできない人とも言えます。
なぜ人を見下すのかを知ろう
人を見下す癖が身についてしまっている人は、人のことを見下しているという意識がないのかもしれません。
それが当たり前の姿になっていて、人との接し方になくてはならないものになっている可能性があります。
こうした心理や理由を持っていることを知っていれば、対処や対応の仕方も変わってくるもの。
自信から見下す癖がついてしまっている人もいれば、逆に見下されることを恐れて見下している人もいることを覚えておきましょう。
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