気が利かない人というのは、周りに必ずしも一人はいるものですよね。
そして、そんな人たちは、時にいらついてしまう存在でもあります。
そんな人たちを気が利く人に変えることは難しいことでありますが、彼らの特徴を理解し歩み寄ることで、少しでもストレスをなくして付き合うことはできます。
そこで、気が利かない人の特徴をご紹介します。
自己中心的
気が利かない人には、周りのことを気にかけていない人が多いです。
つまり、自分のことを中心に見ています。
“人のために何かをしよう”という思いやりよりも、“自分が楽しみたい、自分の益になることがいい”といった感情の方が強く、相手よりも自分のことを考えてしまいます。
例えば、お昼に自分だけお菓子を持ってきていたとします。
周りのことを気にかけられる人であるならば「食べますか?」と、一言添えるはずです。
しかし、自己中心的な人は「お菓子は自分が持ってきたものなのだから、自分だけが食べればいい」と、お菓子を食べたいであろう周囲の人の気持ちに寄り添うことをしません。
周りがどのように思っているかは関係なく、自分さ満足すれば良いでしょう。
ですので、相手を気遣った対応をしようとせず、自分中心に物事を進めてしまいます。
ナルシスト
人に気を利かせることをかっこ悪いことだと考えている人もいます。
人のために動くことよりも、自分のために人が動いてくれることがカッコよさのステイタスであると勘違いし、権力の象徴であるかのように捉えています。
自分のために周りが動いてくれることで、皆が自分を慕っていると思い込んでいるのです。
例えば、暑い日に外から会社に戻ってきたとします。
みんなノドが渇いています。
そんな時、自らが「お水持ってくるね」と、みんなの分を用意しにいけばいいものの、ナルシストの人は、その行為をかっこ悪いと考えています。
自分が行なうのではなく、誰か他の人がお水を用意してくれることを待っています。
自分が人のために動くことなどしたくはないと考えているのです。
空気が読めない
周りの人がどのようなことを欲しているのか、全く気づけない人もいます。
他の人を思いやる気持ちはあるのに、ただ空気を読むことができません。
これは、特に外国人に多いのですが、その場の空気が発している波動のようなものを感じることができません。
例えば、その場の空気に馴染めず、輪にとけ込めない人がいるとします。
空気が読める人であれば、その人の表情や態度、言葉のニュアンスから察することができますが、空気の読めない人は、言葉にしなければ気づくことができません。
中には、感性の問題で周りに気を利かせられない人もいます。
ケチ
お金をかけたくないので、周りの人に気を利かせない人もいます。
なるべくお金をかけないように、あえて周りのためになることをしないのです。
例えば、複数人でお花見にいくとします。
気が利く人であれば、ウエットティッシュや紙コップなどを用意したり、果物やおいしいお酒やオシャレな料理など、皆が喜びそうなものを持ってきたりします。
しかし、ケチな人はなるべくお金をかけたくないので、手ぶらで参加するか、またはできるだけ安いもので済ませようとします。
その場を良くしようという思いよりも、お金を節約することの方が大切です。
面倒くさがり
気が利く行為をすることが面倒くさい人もいます。
人のことを考えたり、人のために何かをしたりすることが面倒くさいので、なるべく何もすることなく過ごしたいと考えます。
例えば、風邪を引いている人がいたとします。
気の利く人であれば、何かフルーツや薬を差し入れしたり、お医者さんに連れて行ってあげたりします。
しかし、面倒くさがりやな人は、わざわざ何かを買いにいくことや、どこかに出向くことが億劫なため、なるべく周囲に干渉することなく最小限の行為に抑えて過ごしたいのです。
ですので、周りの人のために何かを行うということをカットして生活しています。
恥ずかしがり屋
気が利く行為をしたいのに、そうするのが恥ずかしくてできない人もいます。
相手のために何かをすることに照れがあります。
例えば、横で寒そうにしている人がいるとします。
気が利く人であれば、自分が着ている上着をそっと肩にかけてあげるかもしれません。
しかし、恥ずかしがりやの人は、そうしたい気持ちはあっても、照れがあってできません。
慣れていないため、どのような言葉をかけたらいいのか、どのような態度を示せばいいのかが分かりません。
また、キザな人だと思われるのではないかという不安もあります。
中には、気を利かせられる心はあっても、行動に伴わせられない人もいるのです。
気が利かない人の心理や特徴を知ろう
気が利かない人であっても、その根源は様々な要因が考えられます。
ほとんどの要因は幼稚で独りよがりなものですが、中にはこちらから歩み寄る余地のあるものもあります。
ただ「気が利かない人」とレッテルを貼るのではなく、その根源を見極め、相手を理解し、歩み寄る態度も必要です。
そうすることで、少しでも周囲の人とストレスなく良い関係を築いてくださることを期待しています。
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