独り言が多い人の理由とは。なぜ独り言を言ってしまうのか

最終更新日:2017年4月17日

独り言があまりにも多い人を見ると「声に出ちゃってるよ。気付いてないのかな?」と、不思議に思うことはありませんか?

誰でも心の中で思わずつぶやいてしまったり、自問自答したりすることはあるとは思います。

しかし独り言の多い人は一体なぜ、声に出して喋ってしまうのでしょうか。

その理由についてご紹介します。

1.独り言の原因はコミュニケーション不足?

原因の一つとしては、日頃のコミュニケーション不足があります。

一人暮らしが長いと「いつの間にかテレビと会話していたことに気付いて、愕然とした」というケースも多くなります。

人間は会話をしてコミュニケーションをとるように進化してきた生き物なので、会話欲求ともいえるものが本能的に備わっています。

誰とも会話しない時間があまりにも長い人は、脳トレにもなるので、テレビと会話することは、それほど悪いことではありません。

独り言で周囲に迷惑がかかっているような場合でなければ、軽いストレスの発散にもなります。

2.考えを整理するための独り言

他の理由としては、自分の思考のプロセスを言語化する際に、口から言葉が出てしまい、独り言になっているケースがあります。

仕事をしながら、ブツブツと独り言を言っている人の場合、その独り言の内容が仕事を進めるためのものであれば、その人の独り言には多少目をつぶってあげる必要があります。

このようなタイプの独り言は、無理に禁止してしまうと、仕事の効率が落ちる可能性もあります。

また、この独り言を話している人は、頭の良い人が多いという特徴もあります。

3.保身のための独り言

急にストレスのかかる出来事が起こると、自分自身を落ち着かせるために独り言を言う場合もあります。

これは誰にでも起こりうることです。

例えば、車を運転していて、急に人が飛び出してきて、急ブレーキを踏んだものの、何とか何事もなくやり過ごしたとします。

この時、自分を落ち着かせようとして「あー。びっくりした。急に出てきたよ。ぶつからなくて良かったぁ。危ないなぁ。こっちのブレーキが早かったから間に合ったけど…」などと、誰もいなくても結構長い独り言を言ってしまったりするものです。

このように、状態や状況を言語化することによって、自分の立ち位置を確認して、心の安定を得ようとします。

よく分からない状態は人間を不安にさせてしまうので、自分を納得させ、落ち着きを取り戻すためです。

4.要注意の独り言

独り言は、ある程度放っておいてあげた方がいい独り言もあります。

しかし、注意の必要な独り言というものもあります。

まず、独り言の内容があまりにネガティブなものばかりの場合は、精神的なストレスや疾患の心配があります。

ネガティブな独り言は、周囲の人にとっても気持ちの良いものではありません。

誰でも愚痴を言いたくなることはあります。

しかし、愚痴を独り言や、相手がいても一方的に話し続けてしまっているような場合には、メンタル的なケアが必要なケースである可能性があるので、注意が必要です。

独り言と同時に、一人で急に笑い出すということもある場合は、妄想や幻聴などの症状も起きている可能性があります。

認知症や統合失調症、自閉症などの障害も疑われます。

4.誰かに聞いてほしい独り言

無意識に発してしまっていることが多い独り言ですが、故意に発しているものもあります。

それは、俗に言う「かまってちゃん」のタイプや、自己中心的なタイプの人に多くなります。

その独り言の原因は「誰かに気にかけほしい」という承認欲求や「他の人が大変な自分に気付いて助けるべきだ」などの自己中心的な心理が影響しています。

誰かに聞いてほしいという訳ではなくても、感情を伴う独り言が多い場合は、幼児性の現れです。

「お腹空いた」「疲れた」などの、独り言が多い人は自分の感情をコントロールできていない傾向があり、自己中心的になりやすいです。

「自分の独り言を意識してみると、実はプチ文句が多かった」ということを発見したときは、自分を見つめ直すチャンスです。

自分をコントロールできる大人として、ワンランクアップできるかもしれません。

5.独り言への対処法

独り言を言う人にも色々なタイプがありますね。

要注意な独り言を除けば、あとはそんなに心配のいらないものです。

原因を知れば「そのための独り言か」と、周囲の人も納得できるので、多少は温かい目で対処できるのではないでしょうか。

ただし、自分で独り言が多いことに気付いていない人も多いので、あまりに気になる場合は「独り言けっこう出てるよ」「みんなびっくりしちゃうから」と、言ってみるのも一つの対処法です。

ネガティブな独り言は聞かされるのも辛いですが、実は言っている本人にもストレスを与えています。

脳はネガティブな発言の主語の判別ができないため、人への批評や不満も自分へのネガティブなストレスとして感じてしまいます。

どうしても独り言を言ってしまうタイプの方は、ポジティブな独り言になるように気を付けてみると、ストレスも軽減されるのではないでしょうか。

独り言を言うのには理由がある

独り言はその内容によって、ストレス発散にもなるし、反対にストレスを増幅させることにもなる不思議なものです。

あまりに長かったり、声の大きい独り言は控えてほしいものですが、人類に言葉がある限り、上手に付き合っていく必要があるものでもありますね。