契約社員が退職する際の注意点。契約期間中は基本的に退職できない

最終更新日:2016年4月9日

会社と直接契約を結んでいる契約社員は気をつけなければならないことが多くあります。

人材派遣会社から出向している方は人材派遣会社に相談することができますが、直接契約している契約社員の方はなかなか相談することができず、気がついたら辞めるに辞められないなんてこともあります。

そこで今回は、契約社員が退職する際の注意点をご紹介します。

1.契約期間途中では離職ができない

入社時に何気なく交わした契約書。

その中をよく見ると「契約期間.○月○日~○月○日」と書いてあることがあります。

これだと期間の途中で自分から退職を願い出ることができないことになっています。

実は、この契約期間の途中で退職することは一般的にNGとされています。

よくあるのが「4月1日~翌年3月31日」というもの。

例えば「海外旅行のお金が溜まったから辞めたい」「正社員で別な会社が決まったから移りたい」というのも実はNGです。

このように3月31日までで契約したならそこまで働かなければならないことになっています。

ただ、これも「契約上の決まり」ですので例外もあります。

体調不良で業務執行に支障がある場合や、途中退職について会社と合意を得られている場合などは辞めることができます。

契約期間中ではあることを踏まえつつ丁寧に会社に相談してみると良いでしょう。

逆にこれから契約社員として就職する人は、契約期間の確認は必ずおこないましょう。

契約期間の途中でやりたいことがあるという方は契約社員であることのほうが不利かもしれません。

逆に、契約期間後にこういうことをしたいから経験を積みたい、お金を稼ぎたいという方は契約社員は良いでしょう。


2.契約期間満了でもすぐに雇用保険がもらえないこともある

「契約期間の満了」というと「自己都合」ではないため、離職しても雇用保険がすぐにもらえそうな気がしますよね。

でも、ここも注意が必要です。

契約期間が3年以上になってくると「契約が常態化」していると見なされ、契約期間満了時に更新を辞退しても「自己都合」扱いとなってしまうことがあります。

また、会社から契約更新を打診され、それを断った場合でも自己都合扱いとなってしまうこともあります。

雇用保険がもらえるかどうかは次の就職を決めるまでのライフラインともなりますので、条件についてはあらかじめハローワークに確認しておいた方がいいでしょう。

雇用保険をもらう際にも「自己都合」か「会社都合」かで3ヶ月ほど受給期間が変わってきます。

どうすればスムーズにもらえるか、離職後の手続きはどうなのかを事前に確認しておくと、離職後すぐに相談しやすいため、少し安心できるでしょう。


3.契約社員の離職は印象が悪い

これは「全部がそうだ」と言えない理由ですが、契約社員を辞めてから次の職場を見つけることはなかなか難しかったりします。

会社によっては「女性だからすぐ辞めても大丈夫と思っているんでしょ?」なんてことを面接で言われることもあります。

とりわけ、契約期間の途中でやめた場合、履歴書には「契約期間満了」とは書けないので、書類上の印象も少し悪くなってしまいます。

ただ、最近では女性のための就職サポートも充実してきています。

また、ハローワークや市民活動団体でもシングルマザーの雇用を後押しする仕組みもあったり、転職サイトでも「女性が活躍する業界特集」など注力しているところも多いです。

面接で風当たりが強いと言っても、こういったバックアップもありますので、そういったところをうまく活用して心をいたわりながら次を探してみてください。

契約社員を辞める時には事前にきっちり確認しよう

契約社員を辞めるとなると気にしなければならないこと、気になることがたくさん出てきます。

離職を悩む原因が、体調不良だったり仕事が合わなくて会社を辞めることは大いにありえることです。

そのときに契約社員だからこそ気をつけなければならないことを、事前にハローワークや転職サイトの担当者などに事前に相談しておくと「どうすればいいか」が見えやすくなります。

ハローワークは厚生労働省が管轄しているため、平日しか開いていないイメージがあるでしょう。

ただ、中には土曜日も開いているところもありますので、なかなか平日時間がとれない方はまず電話でご相談されるといいでしょう。

より良く、自分にあった生き方を目指して、少しでも気持ちを楽にいきましょう。