結婚しても子供がいらないという理由。夫婦だけで生きる決断をする背景とは

最終更新日:2016年3月29日

結婚しても子供がいらない、あえて子供を作らない選択をしたというカップル、あなたの周りにもいませんか?

かつては「結婚する→夫婦で子供をなす」というのが当たり前かのような風潮となっていましたが、現在は新しい夫婦のスタイル&価値観が生まれつつあります。

1.子育てをする経済的な余裕がない

子供を望まない人の中で経済的理由を挙げる人はかなり多いのではないでしょうか。

子供が小学校から大学まですべて公立校に進学したとしても、かかる費用は700万円超。

塾代や習い事代を含めると平均1,000万はかかると言われています。

また、私立や理系大学への進学ともなれば2,000万円以上の支出となるでしょう。

現状夫婦共働きでカツカツの生活を送っているとしたら、プラスアルファの支出を出す余裕なんてないと考え、子供を生むことはあきらめざるを得なくなります。


2.自分自身の家庭環境が不遇

両親が離婚している、親から激しいDVを受けたことによるPTSDがある、親の不倫を目の当たりにしたりシングルマザーに育てられた等、不遇な家庭環境に育った人は「家族」や「親子」という関係性に対する深い愛情や絶対的信頼感が非常に薄く、自分が子供を持つことへの憧れを抱きにくいものです。

また、親から受けた暴力や暴言を、同じように我が子に対して繰り返してしまうのではという恐怖も感じてしまい、出産をためらうケースもあるでしょう。

3.女性のキャリアを追求したい

出産をすることで、女性には「母親」という重大な役割が与えられ、それまでのキャリアは一度そこでストップします。

初婚年齢がもっと低かった昔であれば社会人経験も浅いのでキャリアに対する執着も薄いですが、30歳前後にもなるとある程度の経験を積み、社内でもチームマネージャーなど責任のあるポストを任されている人もいるはず。

ますます仕事が面白くなり、自分の可能性を広げている時期に、子供を生むべきか仕事を続けるべきかの二択で迷い、仕事を取る人もいるのではないでしょうか。

全く欲しくないのではなく「いつかは」と思って仕事をしているうちに出産タイミングを逃してしまうこともあるでしょう。

一旦キャリアを離れてしまうと、復帰したいと考えた時に以前と同等のポストを望めないのもまた現実。


4.海外旅行や外食など趣味がある

ダブルインカムで経済的にかなりの余裕がある夫婦でも、子供をあえて持たないことがあります。

毎年数回の海外旅行に行く、毎週末レストランで美食を堪能する、高額なブランドバッグや靴などを買い集める、エステやネイルやジム通いなど美容にお金をかけ自分磨きにいそしむなど、子供がいないことで逆にセレブリティな理想的生活を維持することが出来ます。

ふたりでも存分に人生を楽しみ、謳歌している夫婦は「あえて子供を持たなくてもいい」という結論に達するでしょう。

子供の代わりに犬や猫などペットを飼うことで満たされてしまうこともあります。

5.晩婚カップルである

男女ともに30代半ばを過ぎると妊娠力が大きく低下すると言われています。

子供を自然妊娠で授かるのが難しくなる40代前後の晩婚カップルも増えています。

いざ不妊治療に踏み切ろう、となった場合でも数十万~数百万という多大な出費がかかってくるため及び腰になることも。

国による不妊治療の助成金制度もあらたにスタートしましたが、不妊治療をしても妊娠しづらい40歳以上の年齢になると助成金額が格段に減るので、時すでに遅しというケースも出てくるでしょう。

奇跡的に授かったとしても、子供が成長し、大学に進学する頃には夫婦ともに定年を過ぎ、授業料を捻出できないという非常事態も予想できます。

お互いの年齢を考え、はじめから「子供は作らない」「二人で生きて行こう」と決めて結婚に合意するカップルもいるはず。


6.親の介護の必要

こちらも晩婚化ゆえのケースですが、夫婦の高齢化が進めば当然、お互いの両親も高齢となります。

認知症や痴呆の症状で常に行動を見守ってサポートしないといけない、寝たきりとなり日々のお世話が必要、親が経済的に厳しくて子供が生活費を負担してあげないといけないなど、既に親の介護という大きな負担を背負っている場合、更に追加で子育てもするとなれば、二重苦のような状況が生まれてしまいます。

親の介護に追われている方が子育てに踏み切るのは難しいと言えるでしょう。

7.夫の家事協力や子育て協力が望めない

子育ては母親ひとりでは為しえない年中無休の大仕事。

夫が仕事で毎日終電帰り、土日も出勤するなど仕事に追われていると、母親は孤独な状況ですべての家事と子育てを強いられることになります。

両親や親戚が近くに住んでいて、第三者の子育てのサポート体制が整っていれば良いですが、たったひとりで育てるとなると「子供を欲しくない」と思うこともあるのではないでしょうか。

子供はいらないという夫婦もいる

子供は唯一無二の宝ですが、夫婦の価値観はそれぞれ。

子供がいてもいなくても、最善の選択をふたりで探し、そこに幸せを見出すことが「結婚」なのかもしれませんね。