好きな上司、嫌いな上司というのは各々によって違うものです。
しかし世の中にはほとんど全ての人間から嫌われる上司というものが存在します。
今回はそんな嫌われやすい上司の特徴についてご紹介します。
やたらと口うるさく、何でも管理しないと気がすまない
仕事のやり方というものは各々によって違います。
むろん部下が自由に、ばらばらに仕事をしていては仕事がなりたたなくなるのである程度上司が管理統制することが必要です。
ですが世の中には1から10まで完璧に管理しないと気がすまないタイプの上司がいます。
上司が自分なりのやり方を持つのはいいのですが、それを1から10まで部下に完全にコピーさせ、そこから少しでも逸脱すると容赦なく注意を浴びせる、こういう口うるさい上司が世の中にはいます。
この手の上司は部下のやり方、自主性というものをまったく認めないので部下は不満がたまります。
当然、このタイプの上司は大勢から嫌われることになります。
攻撃的で妥協せず、部下が反論でもしようものならとことんまで攻撃してやりこめる
当たり前の話ですが、部下には部下の、上司には上司の考えがあります。
それがまったく一致することはありません。
そこで妥協という行為が双方に必要なのですが、世の中には部下にたいして全く妥協しない上司がいます。
上司100、部下0、これでやれと命令します。
この手の上司はそれに対して部下が少しでも反論しようものなら、部下がわかりましたと答えるまで猛然と攻撃します。
下が上と対等にやりあう事など出来ないことがわかっている上で、相手が参るまで攻撃するのです。
そして上司は心がスッキリし、部下はストレスが溜まります。
極めて不公平で、人によって態度が違う
人間、好き嫌いがあるのは当然ですしそれによって多少態度が変わるのは仕方ありません。
なので上司が部下にたいして平等に接するということは不可能です。
しかし世の中には明らかに部下にたいして不公平、不公正な態度をとる上司がいます。
例えば部下のAさんがミスをしてもお咎めがない、あるいはちょっと注意するだけで終わるのに部下のBさんが同様のミスをすると別室に呼んで何十分も怒りの説教をするといった具合です。
この手の上司は個人的好き嫌いで部下への態度を変えるので、上司に好かれてる人間は多少仕事をサボろうが何をしようがお構いなし、嫌われている人間はちょっとしたことで攻撃されるといったことになります。
こういう状況になるといつ誰が上司に嫌われ攻撃対象になるかわからず、皆戦々恐々とすることになります。
人のあらや落ち度を常に探し、落ち度を見つけると嬉々として攻撃する
どんな人間でもミスや落ち度はあります。
もちろん部下のミスをまったく咎めない上司もそれはそれで問題なのですが、世の中には部下のミスを常に探し、それを見つけると嬉々として攻撃を加える上司がいます。
この手の人間は常に注意深く部下の様子を観察しています。
そして部下がなんらかのミスをすると猛禽の如く襲い掛かるのです。
こういう上司には2タイプあり、ミスを見つけると思い切り怒鳴り散らして去っていくタイプと微細なミスでも決して逃さず、ネチネチと何度も攻撃を加えてくるタイプがいます。
前者の上司は極めて攻撃的ですが、言いたいことを言ってストレスを解消すると気分よく去ってくれます。
しかし後者の上司はそこまで攻撃的ではない代わりに、毎日毎日人のミスを探してはネチネチ攻撃を加えてきます。
後者のほうがより精神的に圧迫を受けますし、嫌われ度も前者より後者のほうがより高いです。
責任を部下に押し付けてくる
一般的、常識的に考えると上司の指示通りに仕事をしてそれで悪い結果が出るとそれは上司の責任です。
少なくても上司にもいくらかの責任があるでしょう。
しかし世の中には指示通りに仕事をして良い結果が出ると何も言いませんが、悪い結果が出ると「お前が悪い、責任を取れ」と言って部下を切り捨ててくる上司がいます。
このような上司は部下の手柄は自分の手柄、部下のミスは部下が悪いと考えます。
一般的に慕われる理想の上司は「自分の手柄は部下が頑張ってくれたから、部下のミスは自分が至らなかったから」と考えてくれることを考えるとそれと真逆です。
このタイプの上司は指示通りにやっても結果によってはすぐに切り捨てられて責任を押し付けられるので、安心して仕事が出来ません。
理想の上司とは真逆のタイプなので当然部下にも嫌われやすくなります。
嫌われる上司の特徴を知ろう
嫌われるタイプの上司の特徴をご紹介しました。
上司は部下をある程度選ぶことが出来ますが、部下は上司を選べません。
この手の上司にあたってしまったら耐えるしかないのがつらいところです。
参照:職場で嫌われる人の残念な特徴5個
「嫌われる上司の特徴とは?口うるさくミスや責任を押し付ける」への感想コメント一覧
ここで挙げられている特徴に複数あてはまるような人が、意外とどこにでもいるんですよね。昔の上司が嫌われる条件オンパレードの最悪の上司でした。
役職の立場にものを言わせるように、いつも高圧的で、攻撃的で、部下を自分の思い通りに動かさなければ気が済まない人でした。
最終的には多数の部下から「あなたの下では働きたくない」と社長に訴えが起こり、その上司は別の支社に飛ばされていきました。
新人が入ってきて、指導する立場になる度に、「あの人のようにはなるまい」と思い返して反面教師としています。