口を開くたびに指示が変わるという上司は、どこの会社にでも一人はいるものです。
ただ、だからといって割り切れるものではありません。
いったいそのような上司と、どのように付き合っていけば良いのでしょうか。
自分が間違っていたフリをする
こちらが大人の対応をするというのが一般的な対応方法でしょう。
明らかに上司が先ほどと違うことを言ったとしても、「すいません、勘違いしていました」と自分が思い違いをしていたということにして、上司の機嫌を損ねないようにするというやり方です。
正直に言ってしまえば、このような上司は先ほどと違う指示をしているということに、自覚があるものです。
ただ、プライドが高く、部下に対して謝罪をできないために、このような事態になってしまうというわけです。
そのような上司は部下からミスを指摘されたりしたら、その部下が過去にしてしまったミスなどをほじくり返しながら、激高してきます。
そのようなことになってしまうと、かなり面倒で、今後の上司との関係性も悪いものになってしまうため、自分のせいではなくても謝ってしまったほうが得策です。
イエスマンになる
特に何も言わず、ころころと変わる指示に素直に従うという方法もあります。
自分の非を認めるわけでもなく、反抗するわけでもなく、ただただ従うのです。
このように対応しておけば、上司の機嫌を損ねてしまうことはないですし、妙な争いに発展してしまうこともありません。
できるだけ穏便に済ませたいという場合は、この方法を使うようにしましょう。
先ほども言ったように、上司には指示が変わってしまったという自覚があります。
そのため、多少は罪悪感を覚えているはずです。
反抗をしてくる部下よりは、そのように上司を立ててくれる部下を上司は可愛がるもので、仕事における様々な面で優遇してくれるようになるでしょう。
指示がころころ変わるとは言っても、上司無しではできない仕事があった時には、上司を頼らなければならないこともあります。
自分のミスをフォローしてもらったこともあるでしょう。
その分の恩返しをイエスマンとして徹することで返す、というように考えるようにしましょう。
その場でメモをするようにする
もしも、どうしてもそのような上司に我慢ができず、ころころと変わる指示を無くさせたいという場合は、指示の内容を上司の目の前でメモするようにしましょう。
上司がメモをしていたということを知っていれば、指示を変えてしまうとすぐにばれてしまうため、上司も指示を変更しにくくなります。
つまり、証拠を残し、上司の指示の変更を証明できる材料を揃えておくことで、上司に無言のプレッシャーを与えるのです。
実際に指示が変更されたときには、そのメモを確認したうえで何も言わずに指示に従ってみましょう。
それこそが上司にとっての一番のプレッシャーであり、陰口を言われるのだろうか、という嫌な想像をすることになります。
それで充分な仕返しになりますので、多少なりともストレスは軽減されるでしょう。
争いを起こさずストレスを解消するということを考えれば、これが最適な方法です。
指示が変わる前に確認をする
どうしても指示を変えさせたくないという場合は、指示を受けてから仕事を完了するまでに、上司に何度か指示の確認をするようにしましょう。
証拠を残すためには、メールなどで確認を行ったほうが良いでしょう。
そのように何度も確認をしておけば、上司はさすがにそれを無視して指示を変更することはできません。
指示を変える場合には「さっきはこうしろと言ったけど…」という前置きをして、謝罪と変更の理由を言わざるを得なくなります。
謝罪と変更の理由があれば、それほどイラつくこともないでしょう。
むしろ、上司からの謝罪はストレス解消となり、指示の変更はまだかな、と待ち望むようにさえなるはずです。
ただし、上司の機嫌はかなり悪くなります。
あなたが何か仕事でミスをした場合には、今までのストレス発散をするように、激しく怒られることになるでしょう。
上司との関係を悪化させたくないという人には、オススメできない方法です。
陰口でストレス解消
このような上司は何度反抗したとしても、仕事のやり方を変えられないものです。
そのような無駄な戦いをするくらいなら、初めから戦わないという方法もあります。
おそらく、指示がころころと変わるということを、他の同僚も良くは思っていないはずです。
そのため、仕事帰りや給湯室などで、思いっきり上司の陰口を言えば、大いに盛り上がるはずです。
そのように、上司の奇怪な言動を悪口のネタにしてしまえば、同じことが起きたとしても、また陰口のネタができたぐらいにしか思わなくなるものです。
とにかく発散する、ということが上司との付き合いでは大事なことです。
ころころと言うことが変わる上司のことを理解しつつ対応していくことが大切
ころころと指示が変わる上司との付き合い方には様々なものがありますが、上司も好きでそのようなことをしているわけではないという可能性もあります。
様々な仕事の兼ね合いや、上司の上司からの指示などで、指示を変えざるを得ない状況に追い込まれているということも考えられるのです。
上司の状況や辛さも理解し、できるだけ穏便に済ませるということが、仕事を続けていくうえでは大切なことです。
「ころころ言うことが変わる上司と上手く付き合う方法」への感想コメント一覧
なんだか切ない対処方法だと思います。私やっている対処方法は、音声記録を取っています。それをテープ起こしの文書を作成します。音声記録のコピーを取り、コピーとテープ文書と業務を提出します。また、次回からは話が良く変わるので記録を取らせていただくことを事前通告すれば、依頼されなくなります。
こういう上司は、その上の上司または自身が、方針を決定する前に仕事を依頼してしまう人です。自分がない人とも言えるでしょう。
これでうまく対応できるか分からないけれど、やってみたいと思います。最初は陰口からかなー