間違った敬語5つ。良く使われるけど実は誤りなNG敬語

最終更新日:2015年9月6日

普段よく耳にする敬語でも、実は間違った使われ方をしている場合が多くあります。

就職活動やビジネスの場で誤った敬語を使うのは恥ずかしいもの。

相手の方からも「この人はこの程度の人だな」と甘く見られることもあるかもしれません。

そこで今日は、日常よく耳にするけれど間違っている敬語をご紹介します。

1.「とんでもございません」はおかしな敬語

「とんでもございません」という言葉は、頻繁に聞く間違った敬語です。

一般事務のような仕事をしている人はもちろん、接客のプロや、アナウンサーまでがよく間違って使用している言葉です。

「とんでもない」という言葉は「とんでもない」で一つの言葉として意味を持っています。

それなのに、一つの言葉の一部を「ございません」に変えて活用してしまうのはおかしいことです。

この場合、正しくは「とんでもないことです」となります。

現代ではどちらかと言うと「とんでもございません」が一般化してしまっており、「とんでもないことです」の方が相手をきょとんとさせてしまうかもしれません。

しかし教養や常識のある人が相手であれば「この人、若いのによく言葉を知っている」と一目置かれることになるでしょう。


2.「お帰りになられる」は二重敬語

「社長、お客様がお帰りになられます」「(社内で)部長はお帰りになられました」という言葉をよく耳にするでしょう。

一見するととても丁寧な敬語を使っているように思えますが、これは完全に間違った敬語です。

「帰る」という言葉の敬語は「帰られる」になります。

そこに「お」が付いてしまっているのです。

これを二重敬語と呼びます。

この場合は「社長、お客様がお帰りになるそうです」「部長は帰られました」という使い方が正しい敬語の使い方となります。

他にも「お召し上がりになられる」「お越しになられる」なども二重敬語ですので気をつけましょう。


3.「よろしかったでしょうか?」はおかしな敬語

これはとても有名な「間違った敬語」の一つです。

ファストフードの店員が注文を受けたあとで、客に注文内容を復唱して確認する時に使っていたり、ファミリーレストランの店員も「このサイズでよろしかったでしょうか」という具合に使用してしまっています。

このようにアルバイトが多い職種で間違ってこの敬語を使っていることから「バイト敬語」なんて揶揄されています。

「よろしかったでしょうか?」は、今現時点でこの状態でいいのかを相手に確認しているのですから、過去形になってしまってはいけません。

正しくは「よろしいでしょうか」「よろしいですか」になります。

この誤った「バイト敬語」は一般的にも広く「間違っている」ことが知られているため、もし使用してしまったら裏で馬鹿にされてしまうかもしれません。

同じ「バイト敬語」と言われるものとしては「~になります」があります。

「おつりは100円になります」「お手洗いはあちらになります」などが例として挙げられます。

こちらの正しい使い方は「おつりは100円でございます」「お手洗いはあちらでございます」になります。


4.「ご苦労様です」はおかしな敬語

「ご苦労様です」「ご苦労様でございました」も一見丁寧な言い回しに見えるし、相手を気遣っている言葉にも感じますが、これも絶対NGな間違った敬語です。

「ご苦労様」は「様」がついているので敬語かに思えますが、実はこの言葉、目上の人間が部下や若い人達に対して労う時に使う言葉です。

決して敬語を使うべき目下の人間が、目上の人間に対して使ってはいけない言葉です。

ようするにとても「上から目線」の言葉です。

もしどうしても目上の方のお疲れを気遣って言葉をかけたいのであれば「お疲れ様です」「お疲れ様でした」が正しい言葉になります。


5.「お声をおかけします」はおかしな敬語

「順番がきたらお声をおかけします」「お席の用意が出来ましたらお声をおかけします」という言葉もとてもよく耳にする言葉ですが、これも間違った言葉です。

これは自分の声に対し「お」をつけてしまっているのが大きな間違いです。

「声をおかけします」「声をかけさせていただきます」などが正しい言い方となります。

逆にお客様や目上の人の意見を伺う時などは「お声」と言うことになります。

「お気軽にお声をおかけください」「その時は是非お声がけください」等が正しい使い方となります。

ただし、ひとつの文章の中に何度も繰り返し「お」がつく言葉が出てくるのも滑稽になってしまいます。

やりすぎない程度に加減して使いましょう。

敬語を正しく使っていこう

敬語ってとても難しいものですね。

日本語のプロであるべきアナウンサーも、最近の若い世代は間違った言葉を乱用することがあります。

是非正しい使い方を身につけていきましょう。