「無理」が口癖な人の心理とは

「無理」が口癖な人は、心理的にどういう想いがあるのでしょうか。

トライする前から「無理」と言ってしまうのは、実は色々な心理が働いているからです。

それを理解することで、相手が抱えている色々な不安などを分かってあげることができて、より深い信頼関係を築くことができるでしょう。

実力以上に期待されるのが怖い

「無理」が口癖な人というのは、心理的に相手に期待されるのが怖いという気持ちがあります。

もし自分の実力以上に期待されてしまって、失敗してしまうのを恐れているのでしょう。

人から期待されことは嬉しいですが、その「期待」にもし応えられなかったりした場合、かえって精神的にダメージを受けてしまいます。

「相手をがっかりさせてしまった」という考えから抜けられなくなってしまい、強い自己否定の想いに囚われてしまいます。

そうなってしまうことを恐れているので、何か言われた時に、最初に「無理」と言ってしまうのでしょう。

相手に期待をさせなければ、がっかりされることもありません。

そうやって自分をガードする気持ちが働いてしまい、つい「無理」という言葉が口癖となってしまうのでしょう。

自分に自信がない人というのは、人から何かを頼まれても、やり遂げることができるかどうかが不安になります。

相手の期待に応えられなかったら嫌なので、口癖で「無理」という言葉を繰り返してしまうのでしょう。

悲観的で物事を悪く考えてしまう

「無理」が口癖な人の心理には、色々なものがあります。

その中にはどうしても「悲観的」な考えから抜け出せず、物事を悪い方向へ考えてしまったりするということもあります。

ネガティブな思考の人は、何かを始める場合にも、悪く悪く考えてしまいがちです。

「とりあえずやってみよう」とトライすれば、意外とスムーズにいくこともあります。

しかし、ネガティブな人は悲観的な思考をしてしまうので、失敗したり最悪な事態ばかりを思い浮かべてしまいます。

そうなると、何かしようと思った時も「たぶん失敗する」という考えが頭から離れなくなってしまい、どうしても「無理」という言葉が口癖となってしまいます。

そして会話をしている時に、思わず口から飛び出してしまうのでしょう。

悲観的で物事を悪く考えてしまう人は、やる前から「無理」という言葉を口に出します。

頭の中であれこれ考えてしまい、悪い想像から抜け出せなくなってしまっているので、つい「無理」という言葉が口癖となってしまうのでしょう。

リアリストで現実的である

「無理」が口癖な人というのは、リアリストだったりします。

そして心理的に「現実的に物事を受け止めたい」という気持ちが強いので、口癖として「無理」と言ってしまうのでしょう。

何かをする時に、希望的観測で物事をスタートしてしまうと、後で取返しがつかなくなり、大失敗してしまうことも考えられます。

それが怖いので、できるだけ現状をしっかりと把握して「無理」がないような状態にしておきたいと考えます。

そのため、何かを行う時には、とりあえず「無理」と言い、後から時間をかけて冷静に判断したいのです。

とっさの判断で「無理」か「無理でない」かどうかは、なかなか分からなかったりします。

そのためうかつに大丈夫ということは言わずに、悪い方の可能性を伝えようとします。

それが現実に即した考え方だと、本人は思っているのでしょう。

リアリストで現実で気に判断しようと考えている人は、口癖として「無理」と言ってしまいます。

夢見がちな返答をしないように考えているからこそ、そういう言葉が口癖となっているのでしょう。

「面倒くさい」という気持ちがある

「無理」が口癖な人の心理に隠れているのが、実は「面倒くさい」という気持ちです。

誰かに何かを頼まれたら嫌だなと感じているので「無理」が口癖となってしまっているのです。

何かを言われた時に、即座に「無理」という風に言えば、相手はそれ以上しつこく依頼してくることはないはずです。

「無理」という言葉には「私はやりたくない」とか「できない」という気持ちが込められているからです。

すぐに「無理」というなら、こちらは乗り気ではないということが、相手にバッチリ伝わります。

これ以上言っても無駄かもしれないと、そう思わせることができるでしょう。

「やりたくない」と考えている時、実際にできるかどうかをチェックする前に「無理」という言葉が口から飛び出してきます。

「無理」が口癖となっている人は、物事に対して面倒くさいという思いを抱えているので、その言葉が口癖となってしまいます。

「無理」が口癖な人の心理を知ろう

「無理」が口癖な人の心理には、様々なものがあります。

一見ただ口癖として言っていますが、実は色々な気持ちを抱えています。

その思いから「無理」という言葉が口癖として浮かんできているのです。

「無理」と言われると、何だか否定されてしまったようですが、そういう本人も、色々な考えや感情に囲まれているのです。

少しでも前向きになることができれば、きっと「無理」という口癖も、別なものへと変わっていくことでしょう。

 

    「「無理」が口癖な人の心理とは」への感想コメント一覧

  1. 1. さくら2018/05/03(木) 15:43

    記事を読んで、自分に当てはまる部分が多くてドキッとしてしまいました。私も口癖で「無理」とよく言ってしまうので、相手の人を不快にさせないためにも気を付けようと思います。

  2. 2. 名無しのイケジョさん2018/06/05(火) 12:44

    「無理、絶対無理」とよく言います。本当に出来なくて無理という時もあるし、面倒だから無理と言っておこう、という時もありますが、あまり無理という言葉を言わないように気をつけます。

  3. 3. 名無しのイケジョさん2018/06/13(水) 18:29

    若い女性が「無理無理!」というのは、意味のとおりではなくて、「ええっ!そんな大変なこと!」という表現だったりします。「大丈夫だよ。」という言葉を待っているのかもしれません。

  4. 4. 名無しのイケジョさん2020/01/02(木) 15:07

    無理が口癖ってよく言うけど本当に無理かどうかはやらなきゃわからんからやってから言うかな

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