ただでさえ仕事は大変なものですが、職場の人間関係が悪いとよけいなストレスまで抱えてしまいますよね。
同じ仕事をする仲間でも、人間関係が拗れてしまうことは少なくありません。
そこで今回は人間関係が悪い職場の特徴をご紹介します。
忙しい職場
忙しいと多くの人が慢性的なストレスを抱えやすくなります。
仕事に追われる職場では基本的に皆疲労が貯まっていますから、それだけでも雰囲気は悪くなりがちですよね。
そんな中でもミスがないように神経を磨り減らしたり、期限に間に合わせるためにピリピリしている人が多いので、ちょっとしたミスや周りから遅れている人などは激しい批判にさらされやすいです。
忙しい職場は休みもあまり多くないので、気持ちをリセットすることも中々出来ません。
和やかな雰囲気を作り出す時間もあまり設けられないので、一度悪化した人間関係を修復することも難しくなります。
職場内の競争が激しい
職場内で競い合ったり、下克上が繰り広げられるような職場も人間関係が悪くなりやすいです。
競争が激しい場面では、人は助け合うことや協力することは中々しません。
反対に足を引っ張ったり、裏切って陥れるなどの非情な行いも起こりがちです。
もちろん、苦労が多い職場では人間関係は強固になることもあるのですが、打算によるものも少なくありません。
自分の立場のために協力して人を陥れたり、自分たちに協力しない人をつま弾きにして孤立させたりすることも良く起こります。
そういったことが横行する職場では、人間関係の雰囲気は非情に悪いものになります。
キャパシティーオーバーな職場
仕事のプレッシャーが高かったり達成が難しいなど、多くの人がキャパシティオーバーで悲鳴を上げるような職場も雰囲気は悪い傾向があります。
成果主義と言えば聞こえは良いですが、合わない仕事や慣れない仕事を、指導やフォローも少なく個人の努力でさせる職場では、当然成果にもばらつきが出ます。
そこで能力や仕事の質に格差が出来てしまうと、高い確率で人間関係が悪化します。
中々成果が出せない人は複雑な気持ちを抱えますし、要領が良かったり仕事の成果が高い人から見れば努力が足りないと思ってしまうので、深い溝が出来やすいのです。
一度溝が出来てしまうと、職場の環境が変わらない限りは人間関係を改善するのは非常に難しくなります。
リーダーがいじめ体質
職場の権力者やリーダーが横暴であったり、弱い人にハラスメントを繰り返すようないじめ体質だと日常的に雰囲気が悪くなります。
自分がターゲットにならないよう、職場の雰囲気も人間関係も常に緊張したものになりがちです。
また、リーダーの影響を受けてその組織自体が横暴でいじめ体質になることも多く見られます。
そういった組織では派閥も出来やすく、対立した派閥同士でぶつかることもあります。
職場の人間関係は表向きは皆リーダーに従いますが、日常的に雰囲気が悪い職場では陰口もたえませんので常に皆疑心暗鬼です。
リーダーを変えない限りは、その職場の人間関係が良くなることは難しいでしょう。
人の風通しが悪い職場
外部から隔絶された職場でも、人間関係が悪くなりがちです。
そういった職場では上下関係や一度定まった人間関係の影響力は絶対です。
何をしても自分の立場が脅かされないようや状況下で、人は卑怯な行いや横柄な振るまいをしやすくなります。
権力や影響力を持つものが、立場の弱い人や気に入らない人を立場的に追いつめたり、ハラスメントを繰り返す傾向が高いです。
人事移動や第三者が現れない限りは、その人間関係に影響を与える存在は現れません。
仕事をやめたくなければそのまま我慢し続けることになりますから、人間関係も悪いままになりやすいのです。
隠蔽体質な職場
都合の悪いミスや事故を隠蔽する職場では、人間関係も劣悪です。
そのような職場は、働く人のモラルも低下します。
立場がある人間が隠蔽体質だと、そこで働く人たちも悪い影響を受けてしまうからです。
ハラスメントが増え、自分のミスを人に擦り付けるなどの不道徳的なことが横行します。
しかし、何か不都合な出来事が露呈しそうになってももみ消してしまうのですから、そんな非道な行いや人へのハラスメントを無くそうとしても握り潰されてしまいます。
そうすると、善良な人達も閉塞感にさいなまれて活力を失ってしまいますよね。
そんな中では当然人間関係も悪化しますが、その環境を変えることは大変難しいです。
人間関係が悪い職場は環境にも問題がある
今回は人間関係が悪い職場の特徴をご紹介してきました。
職場の人間関係が悪くなる原因は様々ありますが、環境にも問題がある場合が多く見られます。
とは言え、環境に恵まれなくても、なんとか持ちこたえたり改善する努力は出来ます。
辛いときは協力しあったり、人間関係を悪化させないように理想をもって取り組むことで改善する余地はあります。
あまりにも酷いなら、その場から離れることも勇気ではあります。
しかし、どんな時も希望を忘れず、より良い人間関係を目指していきましょう。
「人間関係が悪い職場の特徴とは?忙しくてギスギスした職場に注意」への感想コメント一覧
職場の人間関係の良し悪しは、リーダーの人間性に大きく関係しています。上に立つ者の人間力は、その組織の運営にも関わる事を理解出来ていない。長くそこしか知らないリーダーは、不安が強く自己顕示欲が強い印象です。しかし、その下で働く者の中には、その顕示欲を巧く利用し立ち回る人間も少なくはありませんが、基本人間性は、その人の生い立ちが大きく影響している気もします。”育ち”の良し悪しはいくつになっても出るような気がします。
職場の人間関係って本当に大きいです。ギスギスした部署は他部署の人にも伝わります。一度勤めたらなるべく長く働きたいので、人間関係のいい職場に配属されたいです。
読んでいて先日の日大アメフト部のことを思い出しました。私も夏にはサークルで学年的に重要職につくので本記事を参考に,後輩達のためにも悪い雰囲気を作らないよう最新の注意を払っていこうと思いました。
物凄く共感が持てました。仕事で一番大切なのはやっぱり人間関係ですよね。家族でさえ喧嘩するのですから、赤の他人が長時間同じ場所いるのであればお互いに理解と我慢と妥協が必要なのだと思いました。そんな風に一人一人が考えてくれるような風通しの良い職場が増えていってほしいものです。