親が心配で地元に残る人の心理とは

最終更新日:2017年7月4日

親が心配で地元に残るという人の心理には、様々な思いが含まれています。

友人や知り合いが地元からどんどん離れていくのに、親を思って親のそばに居続けるのは、本人にとって良いのでしょうか。

今回はそんな親が心配で地元に残る人の気持ちについてご紹介します。

1.親に対して「依存」している

親が心配で地元に残るという人の心理には、親に対して「依存」の気持ちがあることがあります。

精神的に、親にべったりした人は、どうしても親のそばを離れることができなくなってしまいます。

「親が心配」と言いながら、なかなか親元を離れようとしない人は、本当は自分が親のそばを離れるのが辛いのです。

親がいないことの不安や寂しさに耐えられなくて、地元から出ていくのを躊躇してしまいます。

ただ、その気持ちを正直に口に出してしまうと「親離れができていない」と言われてしまうことでしょう。

本人もそれが分かっているので「親が心配で、地元に残ろうと思う」などと言って、心配していることを建前にして、地元に残ろうとしています。

親が心配なことも、色々世話をしてあげたい気持ちも、嘘偽りはないはずです。

ただ、そういう気持ちと一緒に、自分自身が「親元にいたい」という気持ちを抱えているのも本当です。

親に対して依存の気持ちがある人は、心配しているふりをしながらなんとか傍を離れないでいるための手段を考えようとします。

2.客観的に見て「親を置いて出ていける状態ではない」と考えている

親が心配で地元に残るという人の心理には、客観的に見ている場合もあります。

冷静に判断して「お親を置いて出ていける状態ではない」と理解した時、親が心配で地元を離れることができなくなってしまいます。

もし、親が普通に元気で暮らしているなら、進学や就職をきっかけに「別の町で暮らしてみたい」とおもっていたりもします。

しかし、体調を崩して要介護の認定を受けていたり、認知症を患っているようだと、親だけで暮らしていくのは不安が付きまといます。

親達は「大丈夫」と言いながら、いつか取り返しのつかない事態になる可能性があると思ってしまうような出来事があると、親を置いて地元から離れるのは無理と、地元に残る決心をしてしまいます。

ただ親が可哀そうとか、寂しいのではないか、という感情面で判断せず、親達の老化や体調をじっくりと見て、それでも「これは厳しい」と判断した時には、親のために地元に残ろうと思う人もいます。

客観的に見て「とても残しでいける状態ではない」と判断した時は、親のためにそのまま地元に残ろうと思うのです。

3.周囲の親戚や知り合いの手前「知らんぷり」できない

親が心配で地元に残るという人は、心理的に誰かからのプレッシャーがあるのかもしれません。

周囲の親戚や知り合いがうるさくて、親のことを「知らんぷり」できなかったりします。

親自身は「地元に残ってほしい」とか「自分達の世話をしてほしい」と言わなくても、周りの人間があれこれ口出しをしてくることがあります。

親は「帰ってくるな」と言っているのに、親戚の誰かが「親を見捨てるのか」などと、余計な一言を伝えてくるのです。

そういう言葉を言われても、気にしないで自分の道を進むのが一番です。

ただ、それが頭で分かっていても、どうしても割り切ることができずに、ついそういう周りの人の意見につられて、親のために地元に残ろうとしてしまうのでしょう。

「親が心配で、だから地元に残る」と言っている人の中には、もしかしたら親戚や知り合いから辛い言葉を言われている可能性があります。

そして本人も罪悪感があるので、ついその言葉に引っ張られてしまい、地元に残って親の世話をしようと考えてしまいます。

「親が心配」という言葉を言いながら、本当は周りの目を気にしているのでしょう。

4.本当は新しい土地にいくのが怖いのに「親」を言い訳にしている

親が心配で地元に残るという人の心理には、本当は新しい土地にいくのが怖いという気持ちを抱えていることがあります。

それなのに、その気持ちを知られたくないばかりに、親の心配をしているそぶりを見せながら、地元に残ろうとしてしまいます。

「地元を離れるのが怖い」と言えば、周りの人は「何を甘えたことを言っているのか」と思うことでしょう。

中には「そんなことではやっていけない」と、叱責する人もいるかもしれません。

しかし「親が心配」と言って地元に残るのなら、それは周りの人には「親孝行をしている」ように見えます。

自分を犠牲にしても親に尽くしていると、そのように好意的に受け止めてくれることでしょう。

そういう風に、上手に親をカモフラージュに使いながら、地元から離れないようにしています。

親を心配する気持ちもないわけではないのですが、本当は「地元を離れるのが怖い」と感じているのでしょう。

親が心配で地元に残る人の心理を知ろう

親が心配で地元に残るという人の心理には、親以外のことも色々と絡んできたりします。

もちろん親のことも心配ですが、他にも気になることがあります。

「親のため」とか「親が心配で」と言いながら、自分のことも色々と気になっているのでしょう。