一度入社したら一つの会社に勤め上げるというのは昔の美徳になりつつあります。
今は転職サイトもたくさんあり、人材紹介会社の数も増え続けています。
キャリアアップを目指して当たり前のように転職する時代になったと言えるでしょう。
しかし、今ある仕事を手放してまで職を変えるというのは親からしてみれば心配なものです。
転職がうまくいくとは限らないですし、新しい職場が合わない場合もあります。
そんな様々なリスクを考えると、転職を後押ししてくれる親はあまりいないかもしれません。
今回はそんな親の目が気になって転職できない時の対処法をご紹介します。
今の職場のマイナス点を刷り込む
今働いている会社が安定していれば安定しているほど親は転職には反対するでしょう。
この就職難の時代に就職できて働けているだけでも幸せであるのに、自ら職を変えようとする子供を心配するのは親として当たり前です。
ただ転職すると言っても「もう少しよく考えてみたら?」と諭されるに違いありません。
そこで、今の会社にいることは自分にとってプラスではないということをアピールするのです。
そうでなければ安定して稼ぐことができて、慣れている仕事を辞めるというリスクのほうが大きく感じられてしまい、賛成を得るのはなかなか難しいでしょう。
今の職場にいてはこういう点がマイナスであるのだということを繰り返すのです。
始めは怪訝に思われても、何度も刷り込むうちに意志は固いのだなということが伝わります。
自分のキャリアプランを説明する
今の職場のマイナス点を刷り込むだけでは、それでもお給料を貰えているのだから我慢してそこで働きなさいと言われてしまうかもしれません。
そのため、前向きな転職であることをアピールする必要があります。
自分の今後のキャリアプランを説明して将来のことを考えていることを伝え安心させてあげるのです。
転職すれば自分の道が拓けるのだということを力説しましょう。
今よりもっとお給料が上がる、自分がしたい仕事ができる、という良い点をアピールすることができれば納得してくれるはずです。
今のところが嫌だから転職するという理由では、止められてしまうでしょう。
金銭的余裕をちらつかせる
転職すると決めたとき、今の仕事をしながら効率的に転職活動をしてすぐに見つかる場合もありますが、今が忙しい場合はそれが難しいかもしれません。
一度今の会社を退職してから活動をする場合も多くあります。
そんな時に親が心配することは「無職で生活していけるのか」というところです。
特に実家暮らしの場合は生活はしていけるわけで、このまま仕事をするつもりがないのではないかと心配をさせてしまうことにもなります。
なかなか次の仕事が決まらず家にいる時間が長くなるとますます肩身は狭くなっていきます。
そんな時は、少し働かない期間があってもしばらくの間生活していく資金はあることをアピールして安心させてあげましょう。
親は社会的にも「子供が無職である」ということに敏感です。
一時的なものであるということを強く伝えておきたいですね。
敢えて相談せず事後報告にする
離れて暮らしていて、かつ親の援助を必要とせず転職活動ができる場合は敢えて事前の相談はしないという選択肢もあります。
特に転職することに対して色々と反対されてしまいそうな場合には新しい仕事に就いてから、そういえば仕事変わりました。
程度の報告で済ませることもアリです。
この方法は、お互い遠くに住んでいてたまにしか会えない場合に有効です。
普段からお互いの干渉が少ないため、後で報告しても特に何も言われることはないでしょう。
例え反対意見があったとしても、既に新しい仕事を得ているわけですから「頑張ってね」と言ってくれるくらいでしょう。
強い決意を表明して強行する
親はいつの日も子供の幸せを願っているものです。
少しでも自分の子供が苦労する可能性があるのなら心配し、場合によっては反対することもあるでしょう。
転職とは人生の転機にもなりますので慎重になって当たり前です。
これからの環境がガラリと変わるわけですから、新しい場所で辛い思いをしないか、生活していけるのかをとても心配します。
しかし自分の人生は自分で決めるもの。
親の人生ではありません。
親のアドバイスを聞かなかった結果、やっぱり親のいうとおりにしておけば良かった・・・と思うことも多々あります。
ですが自分で進む道を決め、決断を下したのなら自分で責任を負うことができます。
そうして自分の意志で未来を切り拓くことが自身の成長にも繋がります。
よって、最終的には強い決意を表明して強行することも大切です。
転職は自分の人生を自分で決めること
さて、今回は親の目が気になって転職できない時の対処法をご紹介しました。
転職とは、自分で自分の人生を決めることが出来る転機でもあります。
人に決められた人生は上手くいかなかった時人のせいにしてしまうこともあります。
ですが自分で決めた未来なら人のせいにすることはできません。
自分の責任です。
転職後は一から新しい仕事を覚え、人間関係も一から構築していかなければなりません。
その覚悟を持って転職をすれば親もわかってくれるはずです。
情熱を持ってもう一度自分の仕事を見直してみましょう。
「親の目が気になり転職できない時どうすれば良いの?自分の人生は自分で決めよう」への感想コメント一覧
転職は、リスクが結構あるので定年まで働いて欲しいと思う親はいると思いますが、働くは自分自身です。
あまり職歴が多くても良くないですが、未来へのスキルアップ、適職が見つかるチャンスなので、強行するのが一番だと思いました。
親の世代と違い、一つの会社に働き続けるという美徳は確かに薄れましたね。
自分自身転職や派遣経験を積んで、ある程度スキルを積んできました。
自分の人生だから、自分の考えで決めていきたいですね。