最近では、母親と娘の関係の有り方に問題があることが多くなってきています。
本来であれば親子であるはずの母娘が、口もきかない、顔も見たくないといった状況に陥ってしまっている親子も見られます。
どうすることで母娘の関係を上手に保つことが出来るのでしょうか。
いくつかポイントをご紹介します。
ベタベタしすぎた関係は良くない
母娘の間に、ベタベタとした関係性がある場合は、今後不仲になってしまう可能性が高いです。
この場合、どちらかが依存している可能性がある、もしくは親離れ子離れが出来ていないケースが多いのです。
仮に母親が子離れ出来ていない場合、どうしても娘を近くに置いておきたくなるもので、それに伴って過剰な干渉をしてしまうということも起きてしまいます。
一緒にいたい気持ちが強すぎて、出かけるのも一緒、服も一緒、寝る時も一緒という状況では、いつか必ず亀裂が入ってしまいます。
まるで付き合っている彼氏の束縛が激しいといった状態です。
彼氏という関係性であれば、自分の気持ちや意向次第で縁を切ることも可能ですが、母娘は実の親子です。
縁を切ろうにもなかなかそう簡単にはいかないのが現実です。
ベタベタし過ぎることで得られるものはほとんどなく、そこで信頼性を得ようとしているのなら、方法が間違っていると言えます。
上手に関係を保つためには、家族であるからこそある程度の距離感がとても大切です。
いつまでも母を頼らないこと
これは娘側に言えることで、年齢を重ねたのであればいつまでも母親を頼らないことが大切。
社会人になっても甘えてしまって、家事を全部任せたり、家に一切お金を入れることなく実家暮らしをしていたり、終いには母親の稼ぎをあてにして仕事をしないといった状況になってしまっては、母娘の関係性は次第に悪化します。
母親というのは、子供に対していつまでも子供という印象を持っていて、世話をすべきなのは自分自身だという意識を持っています。
しかし、社会人になった年齢でも尚、子供と同じような状況で生活をしている娘は、自ら自立しなければなりません。
いい歳になって大人になったのにも関わらず、母親が面倒を見ている状況では、体もきつくなってくる年齢の母親にとって娘の存在が重荷になってくるのです。
その後、娘を邪魔に感じたり、自分の育て方が悪かったとマイナスに考えてしまうことで、関係性も悪くなってしまいます。
娘である立場であれば、自分から自立した姿を母親に見せることは重要なポイント。
あなたに育てられて大人になったから自立出来たという姿を見せることで、安心して子離れすることが出来るのです。
いつまでも母を頼っている生活は避けましょう。
娘を縛り過ぎないこと
次は逆に母親側に言えることです。
娘を持つ母というのは、息子を持つ母親に比べて依存心が強く、心配性、何かと親が動いてしまうという特徴が見られます。
兄弟がいる場合は別で、特に一人娘の母親に多く見られます。
心配や不安から、娘の行動を制限したり、過剰に監視したりすることがごく当たり前になっていることがあります。
こうした行動が思春期にも続けられることで、娘の自立心をつぶすことも考えれます。
時に娘がやりたいようにさせてみる、親が口出しをしない、自由な時間を設けてあげるといった配慮が母娘の関係を保つためには必ず必要です。
娘の為を思っての行動だと勘違いしている母親の場合、娘が母親を拒否するようになり、最終的には口もきかない、連絡も取れないといった関係になってしまっている事例も多いです。
こうした母親は、他に趣味や没頭できるものを持っていないことが多く、すべての意識が娘に行ってしまっている為とも考えれます。
母親としては、自分の趣味を見つけたり、自分の時間を充実なものにすることが改善策と言えるでしょう。
また、母娘の関係を良く保ちたいのであれば、娘を自分の「物」扱いすることは絶対に避けるべきです。
友達感覚が一番理想
母娘の関係の一番の理想的な関係は、友達感覚でいることです。
友達というのは、常にお互い一緒にいる訳ではない、だけどいざとなった時や困った時、悩みや不安を持っている時に頼りになる存在で、自分にとってはとても価値ある人とも言えます。
友達というのは気の合う人、趣味の合う人といった形に、自分の思考に似た人と友達になる傾向がある為、相手の事も理解しやすいことが多いです。
こうした関係性を母娘の間でも出来上がると、長く良い関係を保つことが出来る可能性が非常に高いのです。
同じ趣味を持ったり、同じアイドルを好きなるなど、共通点を家族という点以外で見つけることによって、程よい距離感を保ちつつも仲良くすることが出来ます。
ある程度の年齢を境に、娘を娘と思わない、親を親と思わなくなることが重要。
母娘であることを忘れるくらい、友達としての感覚を持つことで、次第に必要不可欠な存在になれるのです。
母と娘の関係を上手に保とう
母と娘。
同性だからこそ、関係を良く保つことが難しいとも言われています。
そこには女同士ならではの関係性、親子だからこそ出てくる感情がある為、なかなか自分で解決することが難しいことでしょう。
しかし、一旦立ち止まって自分たち親子がどういったタイプの間柄に当てはまるか確認してみてください。
今二人の関係で良くない問題はどこですか?母娘の関係の中には、お互いに理解し合うことが必ず必要となります。
関係を悪くしてしまうような問題が見つかったのなら、今日から改善しても遅くはないのです。
「母娘の関係を良好に保つ方法まとめ。母娘ともに自立した関係になろう」への感想コメント一覧
ふたりの娘と共依存の関係になってしまいました。もう29歳と26歳ですが、心が不安定すぎて、仕事、人間が怖いと言っています。死にたい、消えたいとも。気づいてもどうすることもできないです。