日本人が苦手とするプレゼン、プレゼンターに指名されたらそれだけで気が重くなってしまうという人も多いのではないでしょうか。
人前で話すことが苦手な人でも、コツを覚えてしまえば大丈夫。
プロのように話すことができなくても、相手に熱意さえ伝われば良いでしょう。
今回は、プレゼンにおける熱意の伝え方をご紹介します。
相手の目を見て話す
熱意が伝わるプレゼンのコツの1つに「相手の目を見て話す」ことが挙げられます。
これは、何よりも大切なことで相手の目を見て話すことで一生懸命さを伝えることができます。
プレゼンというと、たまに原稿をそのまま読んでしまう人や、投影される資料を見ながら話を進める人がいます。
しかし、それでは朗読になってしまって熱意は全く伝わりません。
オーディエンスがたくさんいるような会場では、1人1人の目を見て話すということは難しいかもしれません。
そんなときは、会場の端から端へ目線を送るだけでも良いでしょう。
たまに目線を送るだけでも印象はだいぶ変わります。
プレゼンに慣れていないと、原稿を読み上げるので精一杯になってしまうかもしれません。
そんなときでも、オーディエンスに背を向けてはいけません。
相手の目を見ることを意識することが大切です。
はっきりと大きな声で話す
プレゼンの持ち時間が決まっている場合などは、説明がつい早口になってしまうことがあります。
そうなると、相手が聞き取りづらいだけでなく、大切なポイントも頭に残りません。
自分が感じるスピードよりもゆっくり話すと良いといわれています。
滑舌良くクリアに発音するように心がけましょう。
専門用語や重要なワードはとくに明確に発音しましょう。
声の大小だけでなく、抑揚をつけて話すと相手の頭の中にすんなりとストーリーが入っていきます。
小さな声で何を言っているのか聞き取れないような話しかただと、誤解を生んでしまったり、聞き手は眠くなってしまったりすることもあります。
相手を飽きさせないためにも、はっきりと大きな声で話すようにしましょう。
ポイントを3つに絞る
日本人はプレゼンが苦手だといわれているのには、理由があります。
日本人は1を聞いて10を知る民族だと例えられることがあります。
それは、人の機微を表情や仕草から真意を察して空気を読むという習慣が身に染みているからです。
仲が良ければ良いほど「あれ」や「これ」だけで話が通じてしまいますよね。
それは、共通の背景や経験があるからこそです。
しかし、それは内輪だけでわかる話で、一歩そのコミュニティを出るとそうはいきません。
プレゼンをする場では、全ての人にわかるようロジカルに話さなければなりません。
話がダラダラ続くと焦点がボケてしまうので、ポイントは3つに絞ると良いでしょう。
要点を絞って話すことで、相手に大切なことが伝わります。
イラストや図解を交える
シンプルな内容ならよいのですが、話が複雑化すると言葉だけで理解するのは難しくなります。
理解を促すために、プレゼン資料にはイラストや図解、表やグラフなどを取り入れましょう。
目でみてわかる資料があれば、言葉で細かく説明する必要はありません。
それらビジュアルにより、聞き手は勝手に理解を進めてくれます。
プレゼンターは補足説明をすれば良く、大切なことに注力して熱意を込めることができます。
その他、余裕が出たぶんアイスブレイク的にジョークを入れたり、相手の緊張を解く技を入れたりもできます。
熱意を伝えようと、全てを言葉で伝えなければならないと思ってしまう人もいますが、それは逆効果です。
ストーリー展開にも抑揚をつけることで、メリハリのあるプレゼンになるでしょう。
最後にもう一度念を押す
プレゼンで伝えたいことを話しきった後、クロージングも大切な役割を果たしてくれます。
聞き手は、これまでのストーリー展開を聞いて、概要を理解した状態にあります。
最後に熱意を印象づかせるためにも、最後の念押しが有効的です。
大切なことは、あれこれ詰め込もうとせずに、どうしても言いたいことだけを最後にもう一度だけ伝えるのです。
このとき注意したいのは、話に一本筋を通すということです。
話が飛んだり、ブレが生じたりすると、説得力がなくなってしまいます。
そのため、話の方向転換などはせず、仕上げのスパイスをかけるつもりで念を押しましょう。
自分の熱意をプレゼンでぶつけよう
今回はプレゼンにおける熱意の伝え方をご紹介しました。
人前で何かを話すことが苦手だという人も、ポイントさえ押さえてしまえばそんなに難しいことではありません。
慣れていないと緊張して話すことで精一杯になってしまうこともありますね。
そんなときでも、一息ついていくつかのポイントを意識するだけで相手に熱意の伝わるプレゼンをすることができます。
プレゼンターになってしまったら、落ち着いてこのポイントを確認してみましょう。
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