接客のお仕事って体力的にも大変だし、何より、一人一人個性の異なるお客様にサービスを提供するのは難しい事ですよね。
そこで今回は楽しくスムーズに接客できるコツをご紹介します。
どんな時でも笑顔で挨拶
「いらっしゃいませ」「ありがとうございます」「こんにちは」当然だって、簡単だって思いますよね。
しかし意外とできていない人が多いのです。
手が空いている時は、皆さん、とびきりの笑顔で挨拶しますよね。
しかし接客中、電話中、他のお客様に挨拶ができていないという方も多いものです。
お客様の立場になって考えてみましょう。
店員さんが、あなたに一生懸命商品説明してくれています。
他のお客様が店内に入って来ました。
その店員さんはそれに気付く事なく、あなたへの説明を続けています。
あなたへの説明が熱くなってきて、他のお客様に背中を向け、さらには、他のお客様お客様とぶつかってしまいそうになります。
どうでしょう。
一生懸命に説明はしてくれていますがちょっと、という気持ちになりますよね。
逆に、他のお客様が入って来たのに気付き、説明のきりのいいタイミングで「いらっしゃいませ」と笑顔でお迎えし、「失礼致しました」と一言添えて、説明を続けてくれる店員さんだとします。
気遣いのできる、信頼できる印象に変わりませんか?
実は、お客様はそういう所をよく見てるのです。
電話中の場合、声を掛けるわけにはいかないので、笑顔で会釈するだけで、十分良い印象に変わります。
単純に見える挨拶ですが、奥深いのです。
但し、クレームのお客様は例外です。
その場合は、あなたも真剣にクレームを言って下さるお客様と向き合って下さい。
最初のお声掛は早めに
近付いたり声掛けを嫌がられるお客様は沢山います。
おもてなしを心掛けている人こそ、この最初のお声掛けのタイミングに悩んで、そのまま声を掛けられず、お客様を帰してしまう事があるようです。
どんなお客様でも、気持ちを強く持って、早めにお声掛けしましょう。
「何かお探しの物はございませんか?」すぐに相談したいお客様だとスムーズに接客に入る事ができ、お互いにとって良い結果になります。
問題は、自由に見たいお客様です。
何も声を掛けないと、「放っておかれた」と悪い印象を持たれて、二度と来店してくれない場合もあります。
こんな時に使える魔法の言葉をご紹介します。
「お越し頂き、ありがとうございます。ゆっくり見て行かれて下さいね」と、とびきりの笑顔で伝えて下さい。
これだけで、あなたがお客様の事を見ていること、気遣っていること、おもてなしをしたいと思っている事が伝わります。
質問と自然な復唱
お客様に説明する場合一方的に説明してはいけません。
「分かりました…」と逃げられてしまう場合もあります。
そのお客様にとって最適な商品を案内する為の情報収集も目的の一つですが、一番は、お客様に気持ちよく喋ってもらう事で、満足感を上げてもらうのです。
気持ちよく喋ってもらうには、自然な復唱=相槌、同調が不可欠です。
お客様との会話に苦手意識のある方、汗だくになるほど説明に熱が入ってしまう方、是非、試してみて下さい。
セールストークは一言に
長々とした説明は、お客様を飽きさせたり、会話の邪魔になってしまいます。
接客する側としては、大好きな商品の説明を延々としていたいのですが、そこはグッと堪えて、説明を一言で済ませましょう。
その為には、各商品の特長を一言にまとめて、いつでも言える準備が必要です。
まず、お客様にオススメしたい商品を一言で説明します。
その後のお客様の反応に合わせ、説明を小出しに、会話の中に入れるのです。
そうする事で、お客様が求める情報を効率よく伝える事ができます。
感動される接客を目指して
「お客様に満足して頂きましょう」これでは、いつかお客様は他へと離れていってしまいます。
お客様の求めるサービスを提供し、満足してもらい、さらにその先のサービスを提供しましょう。
それによりお客様の心を鷲掴みにし、感動してもらえるようなサービスを目指しましょう。
その方法は、お客様自身が気付いていない願望を引き出して、その答えに導く事です。
「そう言われてみれば‥」「そんな事ができるの?」こんな台詞がお客様の口から聞けたら、お客様の心を鷲掴みできるチャンスです。
その為には、沢山の経験や知識が必要です。
努力を経て、お客様があなたやあなたの所属するお店、会社のファンになってくれた時の充実感や達成感は計り知れないでしょう。
接客の技術を磨いていこう
接客のお仕事は本当に大変です。
でも、それだけやり甲斐があるお仕事です。
接客のお仕事を利用して、魅力的な人間に成長していきましょう。
「接客のコツ5つ。接客の仕事を上手に行うポイント」への感想コメント一覧
セールストークは一言…まったく同意です。
こちらをほんの少しサポートしてくれる程度のトークでいいんです。
そういうライトな店員さんから物は買いたいと思ってしまいます。
あまりグイグイくる接客は苦手なのでいつもイヤホンをつけて買い物をしてますが、それでも必死に話しかけてくる店員さんもいらっしゃいます。適度な距離感を保った接客をしてほしいです。