社会人一年目は、仕事面でもプライベートでも壁にぶつかる年でしょう。
自分の給料が少ないような気がしたり、上司が怖かったり仕事がうまくいかなかったり。
ブラック企業じゃないかと思うほど残業が多かったりして「辞めたい」と感じてはいませんか?そう感じているとうまくいくことも上手くいかなくなってさらに悪循環になってしまいますよね。
そこで今回は社会人1年目で仕事を辞めたいと思った時に考えるべきことをご紹介します。
雇用保険が下りるまでは我慢する
仕事をやめようと思った時に便利なのが「雇用保険」です。
条件さえ満たしていれば退職した後一定期間支給を受けることができるので転職活動の際に無給になる心配はありません。
多くの会社ではフルタイムで働いている人には雇用保険に入るようになっており雇用保険は1年以上働いている必要があります。
そのため少なくとも12か月は働いていれば、もしも退職したとしても失業手当をもらえるのでハローワークなどに通いながら職探しをしたり職業訓練などを受けることができます。
ですからもしも社会人一年目で様々な原因で「会社を辞めたい」と感じた時は「雇用保険」の事を思い出してみましょう。
一年以上働けば支給をもらいながら転職活動ができるのです。
でも今すぐ辞めてしまえば次の月から無一文になってしまい、さらに悪条件の会社に転職することになるかもしれませんよね。
なので、「辞めたい」と感じたら自分の会社が雇用保険に入っているかどうか調べ、一年間我慢するつもりで気持ちを切り替えてみてはいかがでしょうか。
「あと半年でやめるんだ」と考えるだけでもその会社や嫌いな上司とおさらばできる日が決まっているのでかなり気持ちは楽になるでしょう。
そうして気持ちが楽になると仕事もリラックスしてできるので一年たつ間に良いことが一つや二つ起きたり怖い先輩と打ち解けたり嫌な上司が異動になったりして「まだ会社にいていいかも」と思えるかもしれませんよ。
人に相談し、自分の置かれている状況を考える
「会社を辞めたい」と感じた時に一番いけないのは一人で抱え込んでしまうことです。
一人で抱え込むことによって、自分は全く悪くないのに「新人だから当然だ」「甘えててはいけない」などといって会社や上司の言いなりになってしまいます。
本当にそれが甘えで他の新人も同じような思いになっているのであればただ耐えるだけで済みます。
しかし会社がブラック企業だったり上司がパワハラ・モラハラ上司であったり社内いじめにあっているのに「新人だから」「ゆとりの甘えなんだ」と一人で抱え込むことによって自分を責めてしまい、自己嫌悪に陥ってしまいうつ症状が現れたり最悪の場合は自傷行為に至ってしまうことも最近ではあるようです。
そんなことにならないためには「人に相談に乗ってもらう」ことが必要です。
会社とは関係のない友人や家族などに自分が悩んでいること、自分の周りのことなどを包み隠さずに話してみましょう。
そしてどんなことをされたか、どんなふうに思っているのか、それが他人から見た時に「ゆとりの甘え」「新人への洗礼」なのか「ブラック企業」「パワハラ・いじめ」なのかどのように見えるかを教えてもらいましょう。
そうすることで今自分が置かれている状況が客観的に把握できると同時に人に話すことでストレスの発散ができるでしょう。
自分の置かれている状況がわかれば自分がどうするべきでどうしたいのか次のステップに進むことができますよね。
ストレスが発散できれば難しい仕事にも立ち向かう気持ちが湧いてくるかもしれません。
このように、一旦客観的になることで新鮮で正確な考えをすることができるのです。
逃げてもいいと考える
人生は一度きりで、20代は本当に短い時間です。
それを辛くて苦しい期間で過ごすのはもったいないのかもしれません。
人によっては20代の我慢が老後を支える…と考える人もいるかもしれませんが、それがすべてではないかもしれません。
つらい会社に勤めていて、将来的に精神を病んでしまうかもしれませんし、いっそ会社をやめてしまうことで出会った会社で社長にまで上り詰めることができるかもしれないのです。
可能性は無限大にある、ということをポジティブに受け止めて「20代をできるだけ自分が楽しめる仕事をして過ごす」「もう一度勉強しなおして手に職を付ける」といった選択肢を選ぶのもOKです。
人生は一度きり、辛くて一年で辞めたいと感じるような会社で我慢して過ごすよりも、少しでも楽しいと感じることができる職場を探してもいい、少しの間はバイトで甘えたっていいという考えも心の端っこに持っておきましょう。
そうして逃げ道を作ってあげることで心や体が体調を崩してしまう・追い詰められてしまうことを防ぐことができるでしょう。
社会人1年目だからといって辞めることに抵抗は感じなくても良い
以上、社会人1年目で辞めたいと思った時に考えるべきことをご紹介しました。
1年目で会社を辞めたいと感じてしまった時に「自分が悪い」と思いがちですが世の中には何も知らない新人を馬車馬のように働かせたりする会社も存在しますし、新人が気に食わなくてみんなでいじめをするような幼稚な上司や先輩もたくさんいます。
客観的に考えている必要のない会社はいつだって辞めてもいいのです。
「社会人1年目で仕事を辞めたいと思った時に考えた方が良いこと」への感想コメント一覧
逃げ場をつくることって大切だと思います。相談できる人がいたり、辞めたって大丈夫という前提があると、不思議と頑張れたりもします。昔と違って今は転職しながらキャリアアップしていく時代なので、一か所にしがみつく必要もないと思います。
私が若いは何事も勉強であり、すべてが経験でした。会社はいろんな上司や先輩がいました。その中で教えられる事や学べる事は必ずあります。
本当にこの会社が合わなかったり、耐えられない時は辞めてもいいと思います。