仕事への向上心がない人の心理や理由とは

最終更新日:2016年9月9日

お年を召した方がよく言う言葉に「最近の若者は向上心に欠ける」というものがあります。

確かに、全員というわけではありませんが、若い世代には向上心が薄い人も少なくません。

とくに仕事に対して向上心がない人たちの心理はどうなっているのかご紹介します。

1.頑張らなくても給料をもらえるから向上心がない

現代は、一部の職種を除き、頑張れば頑張るほど給料が上がるご時世ではありません。

つまり、身を粉にして働いても、ほどほどしか働かなくても、ずっとずっと先までもらえる給料は同じということです。

仕事に向上心を持てない人の大半は、自分の労働力を給料換算して考えてしまうようです。

サービス残業が当たり前の職場なら、時給換算してしまうことも珍しくありません。

「頑張れば頑張るほどそれに対する給料が下がる」とか「残業すればするほど時給が下がる」などと考えると、頑張る気力が失せてもしょうがないですよね。


2.社会への不安や諦めが強いため向上心がない

今現在、若手として働いている世代が年金をもらうようになる頃は、現在の年金生活者よりも支給される額がグッと減ると言われています。

それならまだしも、年金というシステム自体が無くなるという噂までありますよね。

現在年金を支給されている世代は、若い頃に頑張った成果が年金に表れているとも言えます。

でも、今の若者はどれだけ頑張ってもそんな恩恵を受けられないと諦めているため、仕事に打ち込むことに疑問を感じることも少なくありません。

そのせいか、団塊世代を駆け抜けてきた人の目からは「向上心が無い」ように見えるのでしょう。


3.仕事よりもプライベートの方が重要という価値観のため仕事への向上心がない

将来への不安がありながらも、人生を謳歌したいという人はたくさん存在します。

しかも、楽しむ対象が仕事ではなくプライベートにある場合は、仕事に打ち込んでいる暇はありません。

会社の評価なんて気にせずに定時で帰宅し、仕事が残っていても休日出勤などせずに自分の時間を楽しく過ごす。

こんなタイプは確かに出世しにくく「向上心が無い」と言われますが、本人の価値観では出世なんて何の意味も無いことです。

ある意味「今、楽しければ良い」という筋が通った考え方ができているとも言えます。


4.真面目な奴は馬鹿を見ると思っているため向上心がない

ネットやTVを見れば、不正だとか脱法だとか、悪いことをしている人ほど楽をしている風潮が見られます。

そんなものに囲まれていれば、真面目にやるほど馬鹿を見ると思うようになるのも仕方がないことかもしれません。

そう思っている人は、あからさまな悪事に手を出す勇気は無くても、自分が率先して仕事を頑張り、上にいくという気にはなれないでしょう。

正しい手段で頑張っても、不正をしている人に簡単に抜かれてしまうというのも馬鹿馬鹿しく思えてきます。

恐らく「真面目に頑張りたい奴だけ頑張ればいい」と、そう思いながら、邪魔にならない程度に仕事をこなしています。


5.欲や野心が少ないため向上心がない

「向上心が無い人=欲が少ない人」と考えられます。

小さなころから何でも与えられ、欲しいものを簡単に手に入れられた人ほど、欲や野心が薄い大人に育ちます。

そのような人は、何かを手に入れるために頑張った経験が無いため、地位や給料を手に入れるために努力することができません。

また、物に溢れて育ったために、給料をたくさん貰って色々なものを買いたいという意欲も薄いようです。

野心を持ち、上に進みたいと思っている人から見れば、何とも気の抜けた大人に見えるのではないでしょうか。


6.仕事にやりがいを感じられないため向上心がない

向上心を持たず、仕事を頑張れない人の中には、嫌々その仕事をしている人も少なくありません。

嫌いなことに意欲を持てと言われても、それは難しいことですよね。

現在は就職難が続いており、希望の職種に就くことなんて夢のまた夢、どこでも良いから滑り込めればラッキーというご時世です。

でも、運よく就職が決まっても、全く興味が持てなかったり、むしろ嫌な業界だった場合には、向上心を持てと言われても無理というものです。

こんな心理から、現在の職業に力を注げないという人は、意外にたくさんいます。


7.守るものが無いため向上心がない

結婚して家族を持てば、否が応でも仕事を頑張らざるを得ない状況に置かれますよね。

子供の学費とか、マイホームの資金など、お金がかかるイベントが盛りだくさんになるために、仕事が一番になるのは当然です。

反面、一生独身でいるつもりだったり、親が裕福で仕事を失っても困らない環境にいる人は、最低限の給料さえ得られれば良いわけです。

こんなふうに何も守る必要が無い立場の人は、仕事に対して向上心を持たず、のらりくらりと過ごすようになるのも自然なことと言えるでしょう。

仕事に価値を見出せなければ、向上心も湧かなくなる

まとめると、どれも「仕事が好きではない」「仕事への価値が見いだせない」という考えに到達します。

確かに、給料や社会保障といった見返りが無い(もしくは必要が無い)のに頑張れるのは、その仕事が好きな人だけですよね。

現在向上心を持てずに悩んでいる人は、自分が愛せる仕事に転職すると良いかもしれません。