自宅が職場に近いことのメリットとデメリットとは

職場に近い自宅

職場を決めるうえで「職場から自宅までの距離」は重要なポイントになってきますよね。

個人差もありますが、やはり自宅から職場までの距離が近ければ近いほど助かるという方が多いのではないでしょうか。

けれど「職場から近い場所に住む」ということはどうやらメリットだけではありません。

実はデメリットもあるのです。

そこで今回は自宅が職場に近いことのメリットとデメリットをご紹介します。

職場が近く自由な時間が増えるのは社会人にとって大きなメリット

社会人にとって自分だけの時間というものはとても貴重です。

その中でも睡眠時間は心と身体の健康を保つというためにももっとも大切なものです。

仕事が忙しくて身体が疲れている時などには特に「朝仕事にいく前に一分一秒でも長く寝ていられたら…」と思うこともあるでしょう。

そんな時はどうしても布団の中から出たくありませんよね。

当たり前のことですが、自宅から職場までの距離が近い場合には職場から遠く離れた場所に住んでいる人に比べて長い時間を睡眠に割くことができます。

健康を保つためにはとてもうれしいメリットです。

また、増えるのは睡眠時間だけではありません。

自宅と職場が近い人は睡眠時間に余裕ができるので夜更かしをすることもできます。

更に通勤にかける時間も必然的に削減できます。

その分の時間を余暇やプライベートの時間に回すこともできます。

自転車や徒歩で職場に通える距離に住んでいる人なら、終電の時間などを気にせずに仕事をすることもできます。

また仕事の後に町に繰り出して飲みに行ったり友達と遅くまで遊んだりできるのも大きなメリットです。

一般的に言って通勤時間は社会人とは切っても切り離せないものです。

職場の近くに住むことで通勤時間という半拘束状態が少なくなります。

職場が近いと忘れ物をしてもすぐに自宅に取りに戻れる

職場に必要な書類を家に置いてきてしまったり、仕事が終わってから通っているスポーツジムの会員証を忘れてしまったりなど大事なものを忘れてしまうことがあります。

もしも自宅から職場までの距離が遠い人が自宅に忘れ物をしてしまった場合、もう一度電車やバスに乗って自宅まで忘れ物を取りに帰るというのは難しくなってきます。

しかし、職場の近くに住んでいる人が忘れ物を取りに帰るのはとても簡単です。

仕事の休憩時間など、ちょっと空いた時間にささっと取りに戻ることができますので、いざという時でも安心ですよね。

その点において自宅が職場に近いことはメリットと言えます。

ちょっとしたことと思えるかもしれませんが、頻度を考えると実は大きなメリットです。

職場で急なトラブルが起こった場合に呼び出されやすいのはデメリット…

自宅と職場が近い場合、職場で突発的なトラブルが起こった時に呼び出されやすいというデメリットがあります。

例えば、クライアントからクレームがきたものの責任者が職場にいない時にあなたが職場の近くに住んでいるという理由だけで矛先があなたに向く可能性があります。

またシフト制の職場の場合、病気や家庭の事情などで突発的に休まなければならないスタッフも出てくるでしょう。

職場の近くに住んでいる人は、そういった時のピンチヒッターとして駆り出されることも少なくありません。

いつ呼び出しの電話がくるかと心配になり、休日が休日にならないこともあります。

この点は自宅と職場が近いことのデメリットと言えます。

これを回避するには、周囲に自分の住んでいる所を言わない様にしましょう。

そうすることで緊急の時に呼び出されることを回避できる可能性が高まります。

「仕事モード」から「家モード」への切り替えがしにくい

職場が近すぎると通勤時間が短くなるため「家に帰った」という実感がなくなってしまうのはデメリットにもなります。

もちろん大抵の人にとっては通勤時間が短縮されることは大きなメリットです。

しかし中には通勤する電車やバス、車の中で「仕事モード」から「家モード」に気持ちを切り替えたいという人もいます。

また、職場が近いとついつい自宅に仕事を持ち帰ってしまうことがあります。

精神的にも物理的にも職場と家が近くなってしまうと、本来であればリラックスできるはずの自宅までもが職場のような状態になってしまいがちです。

家は家、職場は職場、プライベートと仕事をしっかり分けられる環境作りに努めましょう。

良くも悪くも同僚の溜まり場になる

これはメリットなのかデメリットなのか区別が難しいところですが、あなたの家が同僚たちの溜まり場になってしまうということも考えられます。

家飲みをしようとなったとき、真っ先に白羽の矢が立つのは職場から近いあなたの家でしょう。

みんなでワイワイ騒いで賑やかな雰囲気が好きだったり、大人数でお酒を飲んでコミュニケーションをとるのが好きな人であればそれは大きなメリットになるかもしれません。

けれども、プライベートくらいは周りの目を気にせずマイペースにひとりの時間を楽しみたい人や、がやがやと騒がしい空間や雰囲気が苦手な人にとってはデメリットでしかありません。

特に同僚たちが飲んだり食べたりするだけして片付けなかったり、あなたの部屋を散らかすだけ散らかしてそのまま帰るようなタイプの人たちであれば、後片付けをするのはあなたになってきます。

大きなストレスを溜めないためにも、職場の仲間たちには充分に気持ちを理解してもらえるようにこちらから働きかけることが大切になってきます。

もしも同僚たちが自分の家に集まるのであれば、社会人としてある程度節度のある使い方をしてもらうようにお願いしておくのも良いでしょう。

もしもそれでもあなたの意見が聞き入れてもらえなかったり、そういったお願いをすること自体にあなたが気が引けるような場合には同僚たちとある程度距離をとりましょう。

あまりにもあからさまに距離を置いてしまうと、職場でのあなたの評判が悪くなってしまいますので本音と建て前を使い分けて同僚との人間関係を壊さないように配慮していきましょう。

職場と自宅が近いことにはメリットとデメリットの両方がある

自宅と職場が目と鼻の先…そういった状況には誰もが憧れるというものです。

仕事に軸を置いて考えると、通勤時間を短縮できたり、なにかあったときにすぐに自宅に戻れたりするなどメリットもとても多くなります。

特に「自分だけの自由な時間が増える」ということは、社会人の生活には何物にも代えがたい大きなメリットと言えるでしょう。

けれど、プライベートやお休みの日に焦点をあてて考えてみると、職場と自宅が近すぎることにはデメリットもあります。

特にお休みの日に職場に呼び出されたり、自宅が同僚の溜まり場になってしまったりするとせっかくの休日にリラックスすることが難しくなってきますよね。

もちろん人によってさまざまだとは思いますが、職場からはほどほどな距離の場所に住んで、ちょうど良いポジションを狙うことも選択肢の1つです。

 

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