商社の一般職って何をするの?商社一般職の主な仕事内容

最終更新日:2016年10月10日

商社の一般職とは、どういう仕事をしているのでしょうか。

語学が堪能じゃなきゃダメなんでしょ?とか、貿易の知識が必要だから難しそうなどのイメージもあります。

ざっくりと言ってしまえば、業務のメインは、営業職の業務サポートや社内事務処理です。

確かに商社ならではの業務も結構あるのですが、他の業種の一般職と同じような業務も割と多くあります。

具体的にはどんな業務があるのかについてご紹介します。


1.社内申請処理

請求書や手形、海外メーカーから届くインボイスなど、会社のルールに沿って処理していきます。

ここで必要なのが、どの書類を揃えてどこの部署に回すのかを把握することや、それぞれの締切に書類が間に合うように各営業職や取引先に働きかけること。

プラスアルファ―として、どういう処理や根回しをしておけばスムーズに進むのかといった、社内ルールの知識などもあると便利です。

やはり自分ひとりで完結できる業務はほとんどありません。

そのため次にバトン(申請書類など)を渡す人がどういう状態で受け取れば楽に処理ができるのかを少し気をつけたり、時には自分のミスで処理をやり直してもらった時などにはきちんとお礼や謝罪をしたり、社内全体で仕事をしているという意識が大事になってきます。


2.海外メーカーとのやりとり

海外メーカーとのやりとりは、時差の関係もあってメールが中心です。

たまに電話をつないだり、海外からの来客対応なども発生します。

やりとりの内容は、見積依頼や商品の発注が多く、時には届いた商品が不良品や注文と違う、などということもあります。

あとは、メーカーから必要な書類が送られてこないときには、その請求もします。

英語が得意ではなくとも、ある程度の型があるので、ネット上や他の人のメールを見ながら何度か書いてみると、すぐに慣れます。

英語の流暢さが必要そうなイメージがありますよね。

しかしそれよりも、色々な国の文化や商習慣が違う人たちに対して、自分は相手に何をしてほしいのか、どういうクオリティーのものをいつまでにしてほしいのかということを、簡潔にわかりやすく伝える能力の方がずっと大事です。

実際、やり手の営業職たちも発音や文法が多少間違っていても、問題なくやりとりをして結果を出しているので、いかに相手に伝えるか、という技術を磨くことが重要です。

3.貿易に関する書類の作成

輸入の場合は通関関係の書類、輸出の場合は船積み書類など、一般的に聞きなじみのない書類を多くを取り扱うので、貿易についての基礎的な知識が必要になってきます。

例えば、インボイスやインコタームズとは何か、それぞれの書類には何を書くのか、商品の出荷から輸入、販売までの流れはどうなっているのか、など、目安としては貿易実務C級程度の知識があることが望ましいです。

ただ、未経験で就業する方も割と多く、会社によってはこういった業務に携わらないというところもあるので必須というわけではないです。


4.客先との電話連絡

主に、請求書や納入商品の納期等の連絡をします。

大きなトラブルがあった取引では営業から連絡をするケースが多いので、あくまでも比較的問題なくスムーズに進んでいる取引についてのフォロー連絡が中心となります。

例えば、会社に在庫がない商品を注文をいただいていいて、一部の商品がメーカーから壊れた状態で届いているため、大丈夫な商品だけお届けしますが、壊れているものは納品までもう少しお時間をいただけますかというような連絡があります。

請求書で言えば、2カ月前にお送りした請求書のお支払いがまだのようですが、お支払時期はいつ頃になりそうですかというような連絡もあります。

このように、営業職が手が回らないような細かな部分をフォローしていき、取引先との継続的かつ良好な関係を築いていく一端を担っています。

5.社内雑務

社内のちょっとした雑務もあります。

例えば、文房具等の備品の補充管理、会議資料の準備や会議室予約、書類ファイリング、キャビネットの整理など。

誰でもできる業務だし、つまらないと思われがちですが、例えば、同じコピーをする時でも、どういう時に使うのかによって仕上がりは大きく変わります。

社外に持っていくものであればカラー刷りでキレイなものが必要ですが、社内の役員が見る場合には、キレイさよりも少し文字を大きくして見やすくした方が喜ばれます。

雑務だからとバカにせずに、こういう小さな気遣いができると、業務も楽しくなってきます。

商社の一般職の仕事内容を知ろう

このように、貿易関係の知識や必要最低限の語学力など、商社だからこそ身に付けなければいけない知識も少なくはありません。

普通に生活していれば聞いたことのない用語もたくさんあるでしょう。

でも、一番大事なことは、いかに先回りして考えられるか、またいかに関係者に協力を仰ぎながら業務を進められるかということです。