関わりあった人、親交のあった人と転勤や引っ越しなどでお別れとなってしまった際、送別会を開催する人が多いでしょう。
別れを惜しむ会でもあり、笑顔で見送る会でもある送別会の司会をすることになった時、どのようなポイントを抑えておくと上手く出来るのでしょうか。
去る人の思い出やエピソードを盛り込む
送別会をする際、どうせやるなら楽しいものにしようとする人が多く、去る人本人との思い出などを交えないケースも多く見られます。
しかし、送別会を上手くやる為のポイントとして、まずは去る人がどういった存在だったのか、皆とどんなエピソードがあったのかといった内容を盛り込むことが大切です。
このような話題を盛り込むことで「去ってしまう」「名残惜しい」といった感情が皆の中に出てくるもの。
これで最後になってしまうかもしれないという思いをより強く思わせることによって、送別会に集中して盛り上げようとする意識が高くなります。
暗くなってしまうだけの送別会も去る人にとっては悲しいもの。
楽しくもあり、悲しみを共有できる送別会にすることが出来れば、後々去った人にとっても残った人にとっても良い思い出となることでしょう。
また、それまでは知らなかった素顔、意外な一面を色んな人からエピソードをもらうことで、最後の最後に気付ける面もあるはずです。
去る人との思い出やエピソードは送別会のメインの項目となることでしょう。
ダラダラとした送別会ではなくメリハリを
送別会では、気の知れた仲間が集まることから、ついいつも通りの空気感になってしまうものです。
そうなってしまうと、去る人にとってもあまり印象に残らない送別会となってしまうこともあり、普段の飲み会の延長のようになってしまいます。
ダラダラその場の流れに任せるのではなく、きちんとしたメリハリをつけることが効果的です。
そのためには、普段使用する場所とは異なった場所を用いたり、ある程度時間設定を設けて仕切ることが必要となります。
慣れない場所で行うとなると、少なからず皆緊張感を持ったりいつもと違った空気感を感じれるものです。
それをあえて実践することで、去る人が中心となれるような送別会にします。
前もってどのような進行をしていくか、どんな内容を盛り込むか、どれくらいの時間で行うかなど、司会になったのであれば率先して計画しておきましょう。
「いつも通り」「なんとかなる」といった気持ちで送別会を進めてしまうと、特別な空気を作り出すことは難しく、思い出にも残りにくいです。
計画を立てて、メリハリある送別会になるよう心掛けることが大切でしょう。
サプライズにはより力を入れて計画する
去る人に皆からのプレゼントを用意することは忘れてはいけません。
司会となった時点で、皆からの気持ちとしてプレゼントを贈ることを想定して、プレゼントをどういったものにするか、渡す時にはどういったシチュエーションが良いかを考えておくと良いでしょう。
去る人が感極まるシーンで一番多いのが、このプレゼントをもらった瞬間です。
もちろん渡されただけで感動するものですが、中身も非常に大事なポイントです。
去る人が好むものを知っていても、すでに持っているケースも考えられる為、それなりに事前調査が必要となるでしょう。
サプライズ企画になる為、このプレゼントの場面では、皆が注目する時でもあります。
思い出が湧き上がるような写真を写真集として渡したり、皆からの直筆のメッセージを色紙に並べたりといった工夫が見られるとより良いでしょう。
送別会自体を考えることも大切ですが、その後去った人が良い思い出になる送別会であるのが上手くいった証拠にもなります。
良い人たちと出会えた、良い送別会をしてもらったと思ってもらえるよう、サプライズに力を入れるのがポイントです。
先輩からアドバイスを促すことも大切
職場での送別会の場合には、その会社での送別会のやり方があることもあります。
ある意味伝統として受け継がれている内容もあれば、形式が決まっている場合もあるでしょう。
こうした職場での決まりごとがないかどうかは、自分よりも長年勤めている先輩にアドバイスをもらうことが必要。
聞かずに自分のペースだけで司会進行してしまうと、後々冷ややかな目で見られるといったケースもあります。
通常の流れに加えて余興を行うのが当たり前とされていたり、司会になったら特別にしなければならない儀式もあります。
こういった独自のやり方がある場合も考えられるので、事前に計画を進める前に、一番初めの段階で周りにアドバイスをもらいましょう。
友人などのプライベートで行う送別会では良くても、職場での送別会となると方法が決まっているケースがあります。
自分一人で判断せず、周りと協力し合って進めていくのが最も上手くいくポイントになります。
送別会の司会を上手にこなそう
送別会の司会をすることになったら、司会だけに気を取られないように注意すべきです。
去る人の立場になって考えてみたり、参加した皆が楽しめるような企画を用意したり、伝統があるのかを確認したりと、事前の準備がポイントとなります。
司会を任せられたら、当日はドタバタしていることを想定して、すべて事前に決めて把握しておくことが大事。
司会がアタフタしてしまっては、送別会を上手に進行することが出来なくなってしまいます。
念には念をくらいの気持ちで、準備に時間をかけることが必要でしょう。
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