人には気付かないうちに口癖というものがあります。
中でも、社会に出てから「そうしましたら」が口癖になり、多用するケースがあります。
この「そうしましたら」が口癖な人の心理や性格を理解しておきましょう。
面倒なことが嫌いなせっかちタイプ
ダラダラと話すことが苦手である場合、話を簡潔にまとめようと急かすようになります。
社会で通用する話をまとめる一言が「そうしましたら」です。
相手の意見や考えをまとめる言葉であり、簡潔まとめへと導く言葉が口癖な人は、面倒なことが嫌い、いわゆるせっかちなタイプの性格と言えるでしょう。
相手の言い分を聞くだけ聞き、早めに解決しようとする心理状態が伺えます。
内心では「面倒だな」「早く終わらせたいな」と思っていることも多く、聞いているフリのケースも多々あります。
すべてにおいて「そうしましたら」で解決しようとする人に対しては、きちんと内容を把握できているのか確認をするなどの作業が大切でしょう。
妥協するのが早く、相手の言いなりになるタイプ
「そうしましたら」という言葉は、相手の言い分をある程度飲み込んで提案する形の言葉です。
「このような内容でどうですか?」「これだったら満足出来ますか?」という意味を込めての言葉には、妥協していることが分かります。
言い合いになったり、どちらも引かない場合には、一方が必ず妥協する必要があります。
もめ事が苦手な人にとっては、多少自分が犠牲になっても妥協することで早急に解決したいと思うことでしょう。
これは相手の言いなりになることが多く、自分の意思を通すことが少ないタイプと言え、頑固とは真逆な性格と言えます。
このような人を相手に何かを交渉する時は、自分が利益を得るケースが多いです。
言いたいこと、要求したいことを伝えると、それなりに条件を飲み込んでくれるでしょう。
優柔不断よりも白黒ハッキリつけたいタイプ
「これではどうですか?」という提案型で、話を前に進めようとしている言葉です。
解決しようもない問題に直面していたとしても、どうにかしてでも前に進めさせようという展開を好む人は、白黒ハッキリつけたがる性格の人が多いです。
少し強引な所があったり、我が道を行くタイプにもありがちな口癖ですが、くよくよ立ち止まる優柔不断タイプにはあまり見られない口癖です。
なんとか相手に納得してもらおうとする、話を前に進めようとするという発言は、相手にも同じように気持ちを持ってもらう必要があります。
まとめる形、話を展開する形を用いて、多少強引にでも話に決着をつけようとしているのでしょう。
職業では営業マンなどに多く、お客さんを相手にどうにか成績を伸ばしたいという気持ちが先行してしまっている心理状態。
「この人を顧客にしたい」「とりあえず契約させたい」という気持ちが強いと、多少強引になってしまうことがあるのでしょう。
プライベートでも同様「そうしましたら」を多用する場合は、早く決断したい思いや先に進みたい思いが強く表れていると言えます。
客観的にみることが出来るタイプ
「そうしましたら」は相手の意見を尊重する意味でも用いられます。
トラブルや問題が発生した時は、どうしても自分の事を中心に考えてしまったり、自分の損得を考えてしまいがちですが、相手の立場になって親身になるタイプの性格、客観的に問題を見ることが出来るタイプも、この言葉を用いることがあります。
相手の立場になって考えることで得た次なる策を提案することで、相手に理解してもらおうと努力している状態。
このタイプの人が相手になると「きちんと私のことを考えてくれている」という気持ちになれ、スムーズに話が進むこともあります。
「あなたのことをきちんと理解しています」というのが前提で、他の方法を提案してくれる。
これは相手の立場になって向き合ってくれている証拠ともとれるでしょう。
反抗的でわがままなタイプの性格も
「そうしましたら」は敬語で表現されているため、相手の気分を害するということは少ない言葉です。
ただしこれを崩した表現にすると「そしたら」「そうしたら」になります。
社会でこのように相手に言葉を発することはあまりありませんが、言葉を崩した時にはこのような形になることで、意味合いが異なってくることも。
「そしたら」「そうしたら」はプライベートで主に使用しますが、これには反論反抗といった気持ちが込められていることもあります。
相手に「自分はそうは思わない」ということを反論するための言葉としても用いられる為、主にプライベートで口癖になっている人は、反抗的でわがままなタイプの場合も。
敬語で表現するとそのようには解釈ならない言葉でも、プライベートで崩して表現することで意味が異なるケースもあることを知っておきましょう。
「そうしましたら」が口癖の人の特徴を掴んでおこう
知らず知らずのうちに人には口癖が見られます。
社会に出るとより一層目立つようになり、この場ではこのような言葉と、連想してインプットしていることもあります。
結果それが口癖になり、その言葉の内容からその人の性格や心理を伺うことが出来るのです。
「そうしましたら」が口癖の人は、これらのような性格心理と言えるでしょう。
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