「好き」と「愛してる」の違いとは。好きから愛に変わっていく境界線

最終更新日:2015年8月19日

誰かと恋愛をしているとき、この気持は「好き」なのか「愛」なのか。

その境界線が曖昧なため、悩んでしまうことがありますよね。

「彼は私のことは好きでも、愛されていないのではないか?」そんな恋愛相談を受ける事が時々あります。

そんな人に、逆にじゃああなたはどちらなの?と聞いてみると、「わからない」と答えられることもしばしば。

恋愛に絶対に付随してくる感情「好き」と「愛」。

その違いはどこにあるのでしょうか。

1.言葉の意味で探る、好きと愛の境界線

「好き」という言葉には、気に入っている・心が惹かれる様という意味があります。

好きという言葉は、日常でも「この服好き」とか、「この食べ物好き」といったように、比較的フランクな表現で使われることが多いです。

恋愛関係においての「好き」も同じように、「この人、好きだなぁ(=心が惹かれるなぁ)」という気持ちで使われることが多いと思います。

一方、「愛」という言葉には、慈しむ気持ち・相手を慕う情・大事にする気持ちという意味があります。

愛という言葉には、「好き」よりももっと深い懐をもった感情と言うことになります。

例えば、ペットを可愛がる時、小さな子どもを見守っている時、そのありのままの姿に気持ちが満たされることがあります。

またあるいは、長く大事にしていた物に対して感じる「これじゃないとダメなんだ」という気持ち。

その気持は「愛」という感情の片鱗と言うことができます。


2.相手への思いの違い

違い愛と好きの一番大きな違いは、相手に対する「思い」の違いです。

好きという気持ちの時は、相手に対して自分の気持を満たしてほしいという願望が強く出ています。

例えば、「どこか楽しい所へ連れて行ってほしい」、「素敵なプレゼントで驚かせてほしい」等の状態の時は、相手に好意を持つ代わりに見返りを求めている状態です。

分かりにくければ、好きな食べ物を思い浮かべて下さい。

その食べ物が好きな理由はたくさんありますよね。

あなたはその食べ物を摂取する代わりに、その食べ物に対する期待を満たしてほしいと感じている状態だということです。

一方、愛には、相手に「何かをしてほしい」という気持ちが働くことがありません。

ただ、相手があるがまま生きているその姿、思うままに振舞っている姿に喜びや愛おしさを感じるのが「愛」です。

例えば、相手の顔に皺が一本浮き出てきた時に、「こんなに長く一緒にいたのか」と喜びを感じられるでしょうか。

崩れしまった体型を、愛しいと思えるでしょうか。

一番「好き」と「愛」の感情の境を計るには、相手の年をとった姿を想像して、それでも一緒に居たいと思えるかどうかで計ることができます。


3.相手と同じ条件の人に対する気持ち

「好き」という気持ちは、好ましいと思っている状態です。

そのため、「好き」の理由が揃っている、他の人間に対しても同じ気持になれるかどうかが判断基準になります。

人の仕草が彼や彼女に似ていて、ドキっとしてしまう。

人の髪型やスタイルが、恋愛対象に似ていて、素敵だと感じてしまう。

そういう状態の時は、恋愛対象に対して「好意」を抱いている状態です。

しかし、愛情を持ってしまうと、どんなに似ていようとも、「違う、この人ではない」と思うようになります。

愛情を持っていると、その人のスタイルや考え方、表情、動作全てがその人独自のものであり、それに対して愛着を持つようになります。

たとえどんなに似ている人であっても、「違うな、この人じゃない」。

そういう風に思うようになれば、恋愛対象に対してあなたは愛を感じているのです。


3.相手との信頼関係

「好き」と「愛」の気持ちの境目は信頼感の有無によって計ることができます。

好きという気持ちは一方的に相手に好意を持っている状態なので、相手に対して好意的に接して気に入られようとします。

そのため二人の間にある信頼関係はまだ希薄な状態だと言えます。

相手にたいして「もしあの人が自分を嫌いになってしまったらどうしよう」と思ってしまうことがありますよね。

そんな時はまだお互いに「好き」なだけで、「愛情」へのステップに移っていません。

「愛」は、相手に対して何かがかえってくることをいい意味で期待しない気持ちがあります。

「関係が壊れるかどうかなんか気にしない。

相手の為になると思うから、自分はこうするんだ――」そういう風にしっかりと自分の思いを持ち、相手を思いやる気持ちだけを思った時、それは「愛」という感情です。


4.歩んできた年月

恋愛の中で「好き」と「愛」の違いを知るためには、相手とあゆんできた年月への思いでも違います。

「好き」という気持ちは、言ってしまえば自分の理想や思い描いていたものが目の前に現れた、という状態です。

年月の概念はなく、出会った一瞬に感じる感情です。

言ってしまえば、点や線で出来た二次元的な感覚です。

なんだか、最初あってた時と印象が違うなぁと思ってしまう時、それは「好き」という感情です。

しかし、「愛」という気持ちは、ふとした瞬間に相手と歩んできた「時間」を感じています。

二人の間で積み重ねてきた年月が、時に尊いと思い、愛しいと思う。

その積み重ねてきた時間の結果を、お互いの存在の中に見て、安堵感を覚える。

その中に「嫌い」という感情も、「気に入らない」という感情も、「好きだ」という感情も何もかもが含まれています。

でも、そのあるがままの姿を、受け入れられる。

それが「愛」という感情です。

好きと愛の違いを知って恋愛をもっと充実させよう

恋愛関係は、「恋」という言葉が先に来る通り、「好き」という気持ちから始まって、深くなっていく人間関係を示しています。

「好き」から始まった二人の関係が、いつの間にか深くなっていることで「愛」へと発展していく。

好きと愛の境目は、非常に曖昧になっているのは、時間というグラデーションが作り出す、感情の変化があるからかもしれませんね。