単純接触効果とは。恋愛に心理学を活用しよう

最終更新日:2015年8月28日

みなさんは単純接触効果という言葉を耳にした事はありますか?

あまり聞きなれない人も多いかと思いますが、誰でも知らず知らずのうちに経験しているものなんです。

今回はその単純接触効果とはどんな事かをご紹介します。

1.心理学の一種

単純接触効果とは、心理学の一種で、簡単に言うと、何度か接触しているうちに好意度ががってきて、警戒心も薄れていく・印象が高まるというものです。

確かに、何度か会って親しくなっていくうちに、信頼していきますよね。

音楽などでも、何度か聴いているうちに、好きになっていく事もありますし、この場合も単純接触効果です。

その他、臭いや味などといった事にも同じ事が言えます。


2.別名ザイアンスの法則

単純接触効果という言葉が知られるようになったのは、アメリカの心理学者の人でロバート・ザイアンスという人が、論文でまとめたものが広まったためです。

名称をつける際によくある、発見した人などの名前がつけられる事ってありますよね?

それと同様で、ザイアンスの法則ともよばれているようです。


3.危険性はあるのか

心理学の一種なので、一概には言えませんが、見たり聞いたりして記憶する事が例えば間違って自分の中で印象を評価してしまっている場合、そのまま帰属されてしまいます。

例えば、何度か会ううちに、良い人だと好意度が高まっていき、警戒心も薄れる。

でも、本当は嘘をつかれていたりしているなどもあります。

自分の中にもともとある、概念なども影響するようです。

貫き通すまっすぐな人ほど、効果は帰属されるでしょう。

1度、好感度を持ってしまえば、そこから抜け出せなくなる、いわば中毒・依存に近いものがありますが、私たちは普段の生活の中で何気なく、味でも臭いでもそういった単純接触効果に直面しています。


4.わかりやすい単純接触効果

1番わかりやすい単純接触効果は、テレビのCM。

初め観た時は、なにげなく観ていただけなのだが、何度か繰り返し観ているうちに、いいな。

などの感情がうまれてくる。

これを応用すると、テレビ通販で30分や1時間、同じものを紹介し続ける。

これって、長くない?と思うかもしれませんが、伝えている内容は少しづつ違えど、伝える事は限られている。

それを繰り返し言葉を変えて聞かせる事、商品を観てもらう事で、「いいな」と思えるようにする。

なんでも反復してみたり聞いたりなどすると、印象に残りやすいですから、そういう点も一理あるでしょう。


5.どんな事から発見されたのか

もちろん、論文にまとめる以上は、ちゃんと確認してからでないと書けず、それを立証したりするのも困難です。

では、どんな実験を行ったのか?簡単に言うと、参加者を多数集めて、それぞれ異なる単語を見せる実験です。

もちろん、2回しか見せない単語もあれば、10回も見せた単語もあり、その中で好意度が高かったものを確認する。

結果は見せた回数が多かった単語だったようです。

何度か見せられたから強く印象に残っていたのだろうという簡単にとらえる事もできますが、他にも絵画や音などでも実験したようで、同じ結果だったそうです。


6.誰でも必ず起こり得る事

単純接触効果は決して悪い事ではなく、普通に生活していれば、誰でも起こり得る事です。

日々生活していく中で、避けては通れない事であり、それが全くない人というのは、何に対しても無関心といった感じになってしまいます。

人それぞれ概念や潜在的なものは違うので度合いはありますが、新しい道が見つかるなど、メリットもたくさんあります。

自分にメリットになるようにうまくつきあっていく事が大事です。


7.単純接触効果と心理現象の違い

例えば、今まで嫌いだと思っていた人と、何度か顔を合わせたり接触したりしているうちに、好きになる。

一見すると、接触しているうちに好意度が高まった結果と思えますが、これは心理現象の部類になります。

単純接触効果は、その好きだとか嫌いだとかになる前の段階に発生するもので、既に好きや嫌いといった感情がうまれている間では成り立たないものです。

嫌いだったのが好きになる時というのは、簡単にいうとそれに対してギャップを感じたり、もともと抱いていた印象が変わった時に発生するものです。

その点の違いはわかりづらい部分でもあります。

単純接触効果を恋愛に活用してみよう

心理学というものは奥深く、確かに当たってるといった納得できることが多いですよね。

それは、実験をして多数の人が同じような症状・結果が見られた統計だからです。

単純接触効果は、自分の中で初めて接触するものから始まります。

既に自分の中で分別がついてた事に対しての場合は異なる心理です。

また、うまく付き合わないと、依存性などが強くなり、自分を追い込んでしまう場合もありますので、今回ご紹介した内容を参考に、「これって単純接触効果かな?」と思い浮かべてみると、自分の中で少なからず線引きができるでしょう。