タンパク質といえば、ダイエットには欠かせない栄養素の一つです。
ですが、必要だからといってタンパク質を摂り過ぎてしまうのもよくありません。
そこでタンパク質を摂り過ぎることによる悪影響についてご紹介します。
腎臓に負担がかかる
腎臓は、体内の不要なものを尿として排出する臓器です。
臓器の中でも非常に重要な役割を持ち、腎臓が悪くなると身体に悪いものを溜め込みやすい体質になってしまい、健康を損ねてしまう可能性があります。
特にタンパク質は分解に時間がかかる栄養素で、分解するのにエネルギーを使うので摂れば摂るほど多く負担がかかってしまいます。
タンパク質を摂り過ぎるとその腎臓に大きな負担がかかってしまう可能性があります。
ですのでダイエットにいいから、運動にタンパク質は不可欠だからと摂り過ぎてしまうと本人は健康にいいことをしていると思っていても逆に不健康になってしまう可能性があります。
最悪、腎臓に関する病気にかかってしまう危険も考えられるのでタンパク質はほどよく取るようにしましょう。
体重が増えてしまう
ダイエットのためにタンパク質中心の生活をすると総摂取カロリーは前よりも減ったのに前よりも体重が増えてしまう可能性があります。
ですので痩せたいという方にはタンパク質中心の食生活のダイエットはあまり向いていません。
ダイエットを気にしている方がタンパク質を摂り過ぎてしまうと、筋肉が付きすぎてしまうので「自分が思っていた体型と違う」という事になってしまいます。
タンパク質中心の食生活は確かに総摂取カロリーは少なくなりますが、筋肉がついてしまうので昔よりも余計に太く見えるようになっしまったというケースも多いです。
ボディビルダーやスポーツを趣味としているならその食生活でも構いませんが、ダイエットを目的としているならタンパク質の摂り過ぎには十分注意しましょう。
体内の水分が減ってしまう
タンパク質を摂り過ぎてしまうと体内の水分が少なくなり脱水症状のようになってしまうと言われています。
脱水症状は最初は自覚がない人が多く、頭痛や吐き気がしてから実は脱水症状だったという事を知る人が多いです。
脱水症状になると水分と電解質の両方を一度に失ってしまいます。
水分と電解質は両方共生きていくために非常に重要な要素です。
この二つが減ってしまうと体調が悪くなってしまうので倒れてしまう可能性があります。
ですので、ダイエットや筋肉をつけたいという方でタンパク質中心の食生活をしている方は水分補給を忘れないようにしましょう。
できれば常にポカリスエットや経口補水液といった水分を持っていつでも水分補給をできるようにしましょう。
特に汗で水分が大量に流れる夏は万が一に備えていつでも水分補給をできるようにする事をおすすめします。
体内のカルシウムが減ってしまう
体内のタンパク質は、尿として流れるときにカルシウムも一緒に流してしまいます。
ですのでカルシウム不足になってしまう可能性が高くなるのです。
カルシウムが不足すると何でもないようなことでもイライラしてしまったりちょっと物忘れをしてしまうようになります。
さらに骨粗鬆症にかかってしまったり骨が弱くなってしまう可能性が考えられます。
ですので、タンパク質を摂る時はカルシウムも一緒に摂るようにしましょう。
カルシウムは牛乳を始めとした乳製品や小松菜、切り干し大根や大豆製品に多く含まれています。
特に大豆製品はカルシウムとタンパク質の両方を含んでいる上に低カロリーなのでダイエットをするのに最適な食材です。
さらに女性ホルモンに近い大豆イソフラボンも多く含まれているので女性にとっては無くてはならない食材といえます。
ほどよくタンパク質を摂るために
タンパク質は身体に必ず必要な栄養素です。
摂り過ぎると健康に良くないですが、適量を守ることで健康になることができます。
ですので一日に必要な量は必ず摂るようにしてそれ以上は控えるようにすることをおすすめします。
大体体重1キロあたり1グラム必要だと言われています。
かなりの量が必要ですので野菜中心で肉や魚を少し食べるというバランスの良い食事をしているならタンパク質の摂り過ぎになるということはまずありません。
ダイエットのためにも健康のためにもバランスの良い食事を心がけるようにしましょう。
そうすることで理想的な体重も健康も手に入れることができます。
タンパク質を適度に摂取しよう
タンパク質を摂り過ぎることによる悪影響についてはいかがでしたでしょうか。
あまりタンパク質の摂り過ぎという言葉を聞いたことがないという方は多いと思うのでこれほど悪影響だったのかと驚いた方もいると思います。
もし、筋肉をつけるためにタンパク質中心の生活をしている方がいて体調が優れないなと感じているなら食生活を見直すことをおすすめします。
タンパク質と上手に付き合えば健康にもいいですし、筋肉もつき理想的な身体を手に入れることができるので自分に合った食生活を心がけるようにして下さいね。
「タンパク質の摂り過ぎによる悪影響とは?腎臓に負担がかかるケースも」への感想コメント一覧
現在のところ、まだ感想はありません。ぜひ最初の感想を書いてください。