写真を撮るときに「もっとアゴを引いて」と言われたことはないでしょうか。
この時、実はアゴを首に寄せるというのは間違いだったりします。
そこで今回はアゴを引くときのポイントをご紹介します。
アゴを引くのは首を後ろに引くこと
アゴを引くと二重アゴになるというのはあるあるです。
でもそれこそが間違ったポージングの証拠です。
正しくアゴを引くためには、頭全体を動かす必要があります。
アゴだけでなく、首を後ろに引くのが正しいやり方です。
額を下げない
よくある間違いが、アゴを引こうとして下を向いているパターンです。
アゴを引いて額が下を向くのは間違いです。
あくまで、額は正面を向いて顔を上げたまま、頭全体を後ろへ引きます。
下を向くのは二重アゴの原因になるばかりか、三白眼、巨顔の元なので気をつけてくださいね。
両耳を後ろに引っ張る
頭全体を後ろへ引くと言っても、なかなかイメージできないでしょう。
そこで、両耳を持って後ろにひっぱる感じをイメージしてください。
横から見たときに、両耳のラインが肩のてっぺんの真ん中に来るようにイメージして、首を後ろに動かします。
どうしてもわからない時は、実際に両耳を後ろへ引っ張ってみてください。
首が後ろに動くはず。これが「アゴを引く」の正しいやり方です。
肩を落として、首を伸ばして
アゴを引くポーズの間違いで、この間違いもあるあるなのですが、首と肩を近づけすぎていませんか。
意識して肩を下に引き、首をぐっと伸ばします。
正しくできていれば、アゴと肩の間には握りこぶしが楽に入る幅が開きます。
これで首が細く長く見え、小顔効果がありますよ。
肩の力はぬいて、リラックス
肩を下に、首を伸ばしてと言うと思わず肩に力が入ってしまいそうですよね。
あくまで力はぬいて、リラックスしてみましょう。
力が入ると、怒り肩になって余計首がすぼまったり、不自然な表情になってしまいます。
一回、ぐっと肩を落とした後は力をぬいて肩の位置を自然にキープしましょう。
首を背骨の上に置く感じでアゴを引く
頭を背骨の上に置く感じをイメージしてみるのも効果があります。
首の骨だけでなく、背骨に乗せて背中全体で頭を支えるようにします。
背骨に頭を乗せて背中全体で支えるようにすると、アゴを引くときも背骨を意識しやすくなり、首を後ろに引く動きがしやすくなります。
頭のてっぺんを天井からつるすイメージで
また、頭のてっぺんを天井からつるされているようにイメージする方法もあります。
頭がつるされて、首が伸び、肩が下がります。
そして、つるされているてっぺんが後ろに引かれたと思って頭を動かすと、頭全体が自然に後ろへいきます。
肩と首が近づくことなく、顔も下を向いてしまうこともなく、正しくアゴを引くことができます。
8.背中の天使の羽を意識する
アゴを引くには背筋をのばす必要があります。
背筋を伸ばすのに効果的なのが、肩甲骨。
肩甲骨は別名天使の羽と言われる、肩と腕をつなぐ骨です。
この肩甲骨が下がって広がってしまうと、猫背になり美しい姿勢が保てなくなります。
肩甲骨を意識して閉じてみましょう。
それだけで、首が後ろに、肩が下になりませんか?
9.姿勢を良くする筋トレ
姿勢を良くする筋トレもあるので試してみてはいかがでしょう。
1.うつ伏せに寝て前に両腕を伸ばして、そのまま10秒間キープ
2.今度は横に両腕を伸ばして、そのまま10秒間キープ
3.うつぶせにもどってリラックス
これを10セット繰り返します。
また、天使の羽こと肩甲骨は、血行不良で下がっていってしまいます。
ストレッチで血行を促進しておきましょう。
1.脇を閉め、肘を曲げ、後ろに引きます
2.肩甲骨が寄っているのを意識して、3秒〜5秒キープ
3.手の甲を合わせ両腕を前に伸ばします
4.肩甲骨が離れているのを意識して、3秒〜5秒キープ
これを5セット繰り返します。
正しくアゴを引こう
せっかく正しい姿勢がわかっても、いざという時に実践できなくてはもったいないですよね。
鏡の前で、正しくアゴを引く練習をくりかえし、正解なポージングを筋肉に覚えさせましょう。
正しくアゴを引くポーズが出来ていると、姿勢が良くなるので意外に楽で気持ちが良いものです。
「正しいアゴの引き方。写真撮影の時のアゴ引きにはコツがある」への感想コメント一覧
証明書の写真撮影って難しいですよね。アゴを引くと下を向いてしまうのは私も同じで、写りが悪くなった経験があります。肩の力を抜いて姿勢を良くするのは難しいですが、参考にさせていただきます。
先日証明写真を撮った時にアゴを引くように言われて、完全に間違った引き方をしていました。写真屋さんもプロなので頑張って撮ってくれましたが、出来上がった物はイマイチでした。原因と次に写真を撮る時のコツが分かって良かったです。
記事を読んで、アゴを引くの意味を、下を向くことだと勘違いしていることに気づきました。
両耳を後ろに引っ張るイメージはとても分かりやすかったです。
証明写真を撮る時は、正しいイメージで撮るようにしようと思います。