頭の回転を早くしたい、多くの人がそう思うことです。
後で思い返して、あの時こうすれば良かったと後悔する時など特にそうです。
では頭の回転を早くする具体的な方法はあるのでしょうか。
キーワード連想の訓練をする
頭の回転が早いということは、短時間で多くの考えが頭に浮かぶことを意味します。
つまり、何かを題材として一度に多くの発想が浮かび、そこからベストと思われる判断を下すわけです。
そこで普段行う練習として、ひとつのキーワードからできる限り多くの関連するキーワードを書き出すことが挙げられます。
どう関係があるかなどは気にせずに、とにかく思いつくままに大きめな紙に書き出すことが大切です。
そのためのツールも色々と提供されています。
有名なものがマインドマップですが、これは木に枝が次々に生えて分かれていくイメージのものです。
多くのカラーを使うので、ただの訓練としてでは無く楽しみながら行えるのが利点です。
しかもこのマインドマップは子供の発想力を養うために、海外では広く取り入れられているものです。
大きな効果が期待できるものとなります。
とにかく多くの本を読む
頭の回転が早い人は、柔軟性が高いものです。
けれども頭を柔らかくと言っても何をすれば良いのかわからないものです。
頭が柔らかいとはどういう状態なのかを考えてみるのも良いものですが、ここでひとつヒントを出すならば、それは様々な考え方を身につけていることが挙げられます。
色々な視点から観察したり考えたりできるというわけです。
そのために必要なのは、世の中には色々な考え方をする人がいることを知るということです。
そのためにはとにかく沢山、本を読むことが大切です。
内容を覚えるというよりも、こんな視点があるのかとか、モノの見方があるのかといった新鮮な刺激を受けることが大切です。
それを数限りなく繰り返すことによって、次第に身についてくるようになります。
雑誌のコラムなども参考になるので、ちょっとした隙間時間に目を通すだけでも効果があります。
何故を繰り返す
頭の回転が早い人というのは、物事の本質をすぐにつかむことができるものです。
1を聞いて10を知るという言葉がありますが、これは最低限の情報で何を求められているのかを瞬時に把握することができることを意味します。
そして本質に目を向けることで的確な答えを出したり問題の解決策を見つけ出すことができるわけです。
そのために必要な練習は、何故をひたすら繰り返すことです。
不思議なことがあったならば、思いつく答えに対してさらに深く掘り下げて考えるわけです。
そうすれば本質に辿り着くことができるようになります。
最初のうちはじっくりと考えなければ、あるいは考えても辿り着くことができないかもしれませんが、とにかく続けることが大切です。
頭脳も筋肉のように鍛えることができます。
ただひたすら繰り返すことによって、そのうちに閃くように本質をつかむことができるようになります。
これは運動と同じでひたすら繰り返すことでしか身につけることはできないものです。
ディベートを行う
上記の方法は、基本的な訓練方法となりますが、次に挙げるのは少し難しい訓練です。
ディベートと呼ばれる知能のバトルとも呼ばれるものがあります。
これはひとつの議題に対して、くじ引きで賛成派と反対派に分かれて議論を交わすことです。
それぞれ交互にそれぞれの立場に立った説明を行い、それから相手に対する質問とその答えの応酬となります。
これはまず事前にしっかりとした準備と対策を立てておくことが大切ですが、質疑応答では思いもよらない質問を受けることになります。
そこでいかに慌てずに、かつ論理的に筋の通った説明を行うことができるかを求められるわけです。
これまでの練習の集大成ともいえる競技を行うわけです。
これもまた海外では学生のうちから訓練のひとつとして行われてきているものですが、頭脳という筋肉を鍛え上げるには最適となるものです。
本来は賛成意見を持つことに対しても、反対意見を述べてさらにそれをいかに説得力を持って伝えることができるかを問われるわけです。
あらゆる知識と思考力と観察力を総動員することで、確実に頭の回転は早くなります。
頭の回転を早くするには訓練あるのみ
以上からわかるように、頭の回転を早くするためには、とにかく訓練あるのみであることがわかります。
下地となる知識を取り入れるために本を読み漁ることも大切です。
これはその内容を頭に入れるという意識は持たずに、とにかく読んだ時の驚きなどといった感覚を感じることを目的に行うものとなります。
そして瞬時に多くの発想を得ること、なおかつ物事の本質を瞬時につかむことが必要となります。
問題に取り組んだり議論を交わしていたり、その中で本質をに目を向けてどう取り組むのかを瞬時に浮かんだアイデアの中から、感覚で良いと思えることを選べるようになります。
参照: 頭の回転が速い人の特徴5つ
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