バク転教室へ通う人の心理とは

近年、特に中高年の男性たちを中心にバク転のやり方を教えてくれるバク転教室が大変人気があります。

子供の頃ならまだしも、バク転が出来るようになりたいからと会社帰りに教室にまで通う生徒たちの心中とはいかがなものなのでしょうか。

バク転教室に通う生徒たちそれぞれの気持ちや心理をご紹介します。

バク転がかっこいいから

男性の場合は、どの年代の人であっても、幼い頃に夢中になった心のヒーローを持っている人が多いのではないでしょうか。

毎週、そのヒーローが登場する時間帯にはテレビの前に座り込み、心を躍らせた経験は誰しもあるものです。

しかし、年代ごとにそのヒーロー像は異なるのかもしれません。

仮面ライダーやスーパー戦隊などのヒーローものを見て育った年代の大人たちは、ヒーローが敵を倒す際によくバク転をしていたのを今も覚えています。

その姿を見た幼い男子たちは「カッコイイ」とその姿に憧れるのです。

その気持ちが心の隅に大人になっても残っているのです。

また、ジャッキーチェンやブルースリーなど実在の人物たちがスクリーンで披露するアクションに心惹かれる人も多いのではないでしょうか。

他にも、リオオリンピックでメダルを獲得した日本の体操勢の演技を見てカッコイイと思わない人はいません。

彼らも間違いなくかっこいいのですから。

そして、男性たちは純粋にそのヒーローのかっこよさに憧れ、自らもヒーローになりたいと望み、バク転教室に通うようになります。

彼らにとっては、バク転が出来るようになったことがイコールでヒーローになったことなのでしょう。

バク転をしてモテたい

全ての男性が異性にモテたいという欲求を持っています。

しかし、具体的にモテるにはどうしたらよいのでしょうか。

それは非常に難問です。

ふと、自分の周りを見渡してみると、異性に持てるのはイケメンタイプの男性ばかり。

人気のある俳優さんも結局は顔が整った人ばかりですよね。

しかし、今更自分の顔を変えられるわけではありません。

そこで、彼らは別のアプローチを考える訳です。

例えば、学生時代に運動会や球技大会で活躍した男子は、その後しばらくモテたといったことはなかったでしょうか。

すなわち、運動神経が良い男性はモテるという結論になります。

その上、バク転となればその動きも派手でかなり周りの目を引きますし、出来る人も非常に少ないです。

その技を会得すれば、好きな人や異性へのアプローチ手段としてかなり使えます。

実際のところ、女性は目の前でキレイなバク転をキメる男性を見たら、相手への好感度は確実に上がるのですから。

そのため、モテる為にバク転教室に通うという選択肢はあながち間違ってはいないのです。

バク転をして子供に尊敬されたい

近年では小学校でのダンスの義務教育化が進み、小さい頃から非常に上手にダンスを踊る子供たちを良く見かけます。

彼らはダンスの中に巧みにバク転や倒立、バック宙などのアクロバティックな技を取り込んでいます。

その姿はとても格好良く、子供にダンスを習わせたいと願う親たちが絶えません。

しかしながら、自分ができないバク転や倒立など難易度の高い技を子供に次々と習得されては、親としてのメンツが丸つぶれです。

そこで、子供と一緒に自分も踊りたいと考える人や、子供に「お父さんって凄い」と尊敬の念を持って欲しいと願う親たちがバク転教室を始めるケースも非常に多いのが現状です。

子供にもバク転が出来るのだから、自分にも出来るはずだという父親としての意地のような思いもあるのでしょう。

しかし、実際にバク転が出来るお父さんなんてかっこ良いですよね。

友だちにお父さんのバク転姿を見せたら、きっとみんな羨ましがることでしょう。

自慢のお父さんの誕生です。

バク転を習うことで自分を成長させたい

男女を問わず、常に向上心を持ち続ける人は多くいます。

それは、実際に年齢を重ねて体が老化してきても、まだ自分には成長出来る力があるのではないのかという気持ちです。

去年、先月、先週出来なかったことでも、今なら出来るような気がするといった経験はないでしょうか。

子供の頃に憧れたけれど、結局は最後まで出来なかったバク転を克服することで、自分を成長させたいと望むのです。

この理由からバク転教室に通い始めた人にとっては、周りからどう見られるとか周りの評価などは全く気になりません。

ただ純粋に自分との戦いなのですから。

その為、この動機で教室に入った人が一番熱心に練習を続ける傾向があります。

バク転教室へはいる人の心理を知ろう

いずれにせよ、バク転が出来るということは立派な特技になります。

様々な場面で直面する「特技はなんですか?」といっ無粋な質問には「バク転です」と答えましょう。

バク転教室に通う人たちは、バク転に憧れ、それが出来るように心底頑張れる人たちです。

バク転を会得した際には大々的に披露して欲しいいものです。

 

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