誰か人の悪口を言っている時に、そのことを本人にすぐにチクる人もいますが、仲間内で秘密を共有できない人は嫌われてしまいます。
すぐにチクる人は自分が嫌われることが分かっているのに、なぜチクってしまうのでしょうか。
忠誠心を認めてもらいたい
すぐチクる人の心理としては、自分の忠誠心を認めてもらいたいという心理が働いています。
チクることは自分の中でもいいとは思っていませんし、自分が他の人にチクられれば嫌な気持ちになるのも知っています。
しかし自分が他人のことをチクることによって、自分はあなたに対して忠誠を誓っているということをアピールしています。
他の人から嫌われることが分かっているのに、あえてチクるのはそれだけ他の人のことよりも一人にだけ忠誠心を抱いているからです。
忠誠心を認めてもらう方法としては、そのた大勢を裏切ってでも忠誠を誓いたい人の利益になることを伝えることが、一番簡単な忠誠心の表し方です。
周りの人には嫌われてもいいという覚悟があるからこそ、チクることで忠誠心を認めてもらいたいと思っているのです。
使える人材だというアピール
自分が使える人間だと思ってもらうには、役立つ情報を教えることが一番早く認めてもらうことができます。
本人がいない所で悪口を言っていたことに対して、本人に誰がどんなことを言っていたかを伝えることによって、自分が使える人材だとアピールすることができます。
自分はその他大勢の中の一人ではなく、使える人材だというアピールをすることによって、自分だけは特別に見てもらいたいという心理が働いています。
使える人材だというアピールするには、本人がいない所での情報をチクることによって、忠誠心のアピールと共に情報収集ができることを伝えることができます。
自分が知りたい情報を教えてくれる人のことは使えると思えるので、自分のことを悪く言っている人の情報が聞ければ、チクってくれる人を使える人材だと思うでしょう。
チクったほうが自分にとって得だから
仲間内で誰かの悪口を言った時に、みんなと一緒になって黙っているのと、本人にチクった方がいいかは損得勘定で動いています。
自分が仲間と一緒になって黙っていた時に、もしかしたら自分以外の誰かがチクることも考えられるので、自分が悪者にされかねません。
しかし逆に自分がチクることによって、自分だけは確実に得をすることができます。
黙っているかチクった方がいいか、どちらが自分にとって得かを考えた結果、チクった方が得が多いと思ったのでしょう。
もちろん誰もが黙ってチクらないことも考えられますが、こうなると自分が得をすることすらできません。
そのためみんなを出し抜いてでも自分が得をしたいと思った時には、一番先にみんなを裏切ってでもチクることで、自分一人が得をすることができます。
黙っていればリスクもあるのに得をすることはまったくないので、自分からチクることで得をすることができます。
自分で対処するよりチクったほうが相手に効果的
仲間内で誰かの悪口を言った時に、自分と仲の良い相手が悪口を言っていたら黙っておこうでしょう。
しかし自分があまり好きではない人が悪口を言っていた時に、自分は黙っている義理もないですし、逆に嫌いなのでおとしめてやろうでしょう。
自分が直接相手に対して悪口を言うなと言ってケンカになっても、相手には大して効果はないでしょう。
そのため自分がチクることによって、自分が直接揉めるよりもチクった方が相手に対して効果的だと判断することができます。
自分が仲の良い人ならば黙っておくことはできますが、仲が悪かったり嫌いな相手であれば、逆にチクって相手をおとしめてやろうでしょう。
自分の中の正義感によって
自分の中では人に対して何か言いたいことがあれば、直接言うのが正義だと思っています。
そのため本人がいない場所でいろいろと陰口を言うような人には、自分はあまり好きではないですし、不公平だと思っています。
自分の中の正義を貫くことによって、欠席裁判をすることが許せないので、本人にチクることで直接やり合って欲しいと思っています。
言いたいことがあれば直接言うのが筋だと思っているので、チクることで嫌なことがあれば相手に言う機会を作ることができます。
また自分の前では欠席裁判のようなことを話されるのが嫌なので、自分がいる場で話せば必ずチクると周りの人に知らしめることができます。
そのため自分の前ではこれからは悪口を言うこともなくなるので、楽しく友人や仲間と一緒にいることができるようになります。
自分の中の正義を貫き遠すことにょって、本人のいない場所では悪口を言わせないために、あえて自分がチクると周りの人に示しています。
チクったほうが相手にダメージを与えられると思っている
チクる行動は裏切り者扱いされる行動ですが、自分が好きな人や仲間に対してはチクることはしない人が多いです。
秘密を共有し合うことで仲間意識が強くなりますが、そもそもチクろうとする関係性の時には、仲間意識はありません。
自分が相手のことを仲間だと思っていないですし、逆に嫌っていればダメージを与えられると思っているので、あえてチクることを選ぶのです。
「すぐチクる人の心理とは?なぜ本人などにチクってしまうのか」への感想コメント一覧
何かにつけてすぐチクる人が、この様な複雑な心理で行動しているとは知りませんでした。確かに自分がすぐに告げ口をするなら、他の人もそうするかも知れないと考えるかも知れません。
チクって本人に怒られるのがめっちゃ嫌い
へーなるほど。
チクリする人の特徴が知れて勉強になります。
えっと、ここからは私の個人的な意見だけど私自身正義感が強くてちょっとしたミスが見逃せずにたとえ仕事中でも注意したくなります。
たいていは本人に直接言うんですが、逆ギレされたり無視されたりするとやっぱりどうしても職員さんに報告したくて、あのーちょっといいですかって言いに行きます。
もうひとつあって、誰かが悪いことしてるとどうしても気になりつい声かけたくなってうるせえって強く怒られます。
それでも悔しくてつい職員さんに泣きついてしまいます。
人のミスや失敗は気になるのが失敗者の特徴です。他人の失敗は蜜の味というタイプの人間ですね。何事も我慢が出来ない一種の病気。人は人、自分は自分。自分だけが助かろうと自然に行動してしまうこういう事を正義と考える人が一人でも和の中にいるとギスギスしたストレスの高い、監視社会に。ぬるま湯会社のできた課長の私は我慢ならないなら職場は他にもあるよ。もっと自己肯定して自分は何かができる、探しなさい、人をみている、気になっている時間はないはずだよと諭してあげています。
チクる人はめっちゃ嫌いです。
特に嫌いなやつにチクリ魔はチクるので迷惑です