前もって予定をたてて約束していたのに、急にドタキャンされてしまうと、中には怒りすら感じてしまう人もいます。
用事をドタキャンする人は、その一回きりではなく、何度も繰り返しドタキャンしている場合もあります。
このような行動をとる人の心理は、一体どういうものなのでしょうか。
自分の気分によってのドタキャン
ドタキャンする人の中で、意外にも多い理由、それは自分自身の気分次第でドタキャンしてしまうというものです。
その日になってみたらなんだか面倒だと思うようになったり、人に会いたくない気分になったりと、用は自分勝手な行動が主な理由です。
こうした自分の気分次第でコロコロと予定を変更してしまう人は、いつしか習慣化してしまっており、相手に迷惑がかかっていることすらもう自覚がないのかもしれません。
相手の立場になって考えたり、約束を守らなければならないといった義務感は持っていないことが考えられます。
プライベートでは許される行動であっても、これが仕事となれば話は別。
社会人となっても尚、自分の気分で用事をドタキャンするといった行動は、いつまでたっても成長できない原因となるでしょう。
また友人としてこのようなタイプの人と関わりを持つ時には、またドタキャンされるかもしれないということを頭に入れておくと怒りにならなくて済むでしょう。
精神状態が安定していない
周りには言っていない秘密として、なんらかの精神疾患を患っている可能性も少なくありません。
ストレスを抱えることが多い社会で、自分の中で消化しきれず悪化してしまい、人との関わりが上手くいかないこともあります。
実際には人と関わることが怖いと思っていたり、不安感を感じる瞬間が多いのに、恥ずかしいという思いやプライドから周りには公開していない場合もあります。
こうした人が予定を立ててしまうと、急に気分が悪くなってしまったり、体調が思わしくないといった日に重なってしまうことも少なくありません。
だからといってそこで自分の悩みを出すことで相手が引いてしまうのではないかという思いを抱え、日々悩んでいることも可能性としてはあります。
近年こうした精神疾患を抱えている人も多くなったため、ドタキャンをしたくなくてもしなければならない状況となってしまう場合もあります。
もし、相手の人がたまに元気のない姿を見たり、また少しでもこうした内容の話をされている場合には、理解してあげる必要があります。
環境や状況等とともに上手く付き合っていけば改善されることも期待できるので、ドタキャンがずっと続くという訳ではないでしょう。
力を貸すつもりで、理解してあげる、見守ってあげるという方法も、こうした人にとっては大切でしょう。
用事に優先順位をつけて動く、損得を考えている
用事がかぶってしまった時、どれを優先させようか損得で決める人もいます。
どれが自分にとって楽しいことか、利益が得られるか、また用事の相手によってもドタキャンをする行動に繋がります。
いくら先に用事があったとしても、他に優先順位の上の用事が出来てしまえば、前の用事はドタキャンしてしまえばよいという安易な考えが伺えます。
自分にとってメリットの大きい方の用事を優先するため、周りの人も振り回されることが多くなります。
用事に優先順位をつける人は、同時に人にも順位をつける傾向にあります。
自分よりも立場が上だと感じている人、尊敬している人、好きな人に対しては何事も優先するが、逆に下に見ている人や関係が浅い人との用事は軽く見ています。
差別することが多く、自分の損得で行動を決める人は、ずる賢いと言われると同時に、世渡り上手でもあります。
こうした人は意外と要領よく生きることが出来るため、出世が早かったり、周りの評価が良かったり。
これらもまた、計算上で自分が動かしている状態とも言えるのです。
直接NOとは言えない
会話の中で用事の約束を交わしたのにも関わらず、ドタキャンをする人の中には、面と向かってハッキリ言えないタイプの人もいるのです。
直接会っている時には断ることが出来ず、愛想を振りまいたり、相手に合わせて用事を引き受けますが、本心では嫌だと感じる場合もあります。
ただ、直接は言えない為、当日や前日に、メールやLINEなどでドタキャンという方法を使います。
こうした人に共通して言えるのは、用事・約束をした時点で、断ることが前提となって引き受けていることです。
後から他の用事が出来たことにして断ろう、顔を見て断れないからその時断ろう、とその時点で思っていることがほとんどです。
言われたことに対して直接断ることが出来ない人は、あえて引き受けておいてから、顔を見ない状況で断りの連絡をすることが多いです。
またその期間中にどう断ろうかと悩んだり考えていることも共通して言える点でしょう。
ドタキャンする人の心理を知ろう
用事をドタキャンする側、される側、どちらにも気持ちがあります。
される側は怒りに似たような感情を持つことも多いですが、する側にはいくつか心理状態があって異なることが分かります。
相手がどのタイプなのか、何度か用事を作ったり約束を交わしてみると、その時の反応やドタキャンの回数などで判断できるかもしれません。
また何度もドタキャンしてくる人には、少し距離を置いた方が良い場合もあります。
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